河津桜|見頃や開花期間、よく似た桜との違いと見分け方
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河津桜は、早咲きで濃いピンクの花が魅力の桜の仲間。いち早く咲く河津桜の見頃や開花期間、特徴、さくらんぼ、よく似た桜との違いと見分け方について紹介します。
目次
河津桜|見頃や特徴
見頃

河津桜の開花時期は、東京近郊で2月上旬~3月中旬です。もう少し暖かいエリアでは1月下旬から咲き始めるところもあるようです。まだ寒い時期から咲き始めて、その年の気温にも左右されますが、花が咲き揃うまでに10日~2週間はかかります。
河津桜は開花期が長いので、七分咲きくらいになってからもまだまだ咲き続けます。その年の気候にもよりますが、3月の後半には葉桜になっていることが多いので、2月の中旬から3月上旬が見頃だといえます。
開花期間

河津桜は花期が長いのが特徴で、開花期間は2月上旬から3月中旬の約1ヶ月ほど。開花中に風雨にさらされても、翌朝に花が無くなっているというようなことはあまりありません。
桜の代名詞のように愛されている染井吉野の花びらは、雨や風ですぐに散ってしまいます。八分咲きになったかと思うと春風や雨で花びらが散っていく、その儚さが魅力でもありますが寂しくもあります。河津桜は染井吉野に比べて花期が長いので、美しい花を存分に楽しむことができます。
河津桜の特徴

- 学名:Prunus lannesiana cv. Kawazu-zakura
- 科名:バラ科
- 属名:サクラ属
- 分類:落葉高木
河津桜は桜の1品種で、1955年に静岡県の河津町で発見されたことが名前の由来となっています。大島桜と寒緋桜の交雑種ではないかといわれています。人間の手で作られた園芸品種ではなく、自然が作り出した偶然の産物です。
花の色

河津桜の花色は、はっきりとした明るいピンク色。決してビビッドではない春らしいピンク色は、見ている人に暖かい春の到来を期待させるような色です。
河津桜は染井吉野と同じように花の後から葉が出てきます。山桜の種類などは花と葉が同時に出てきますので、葉の出るタイミングが違います。花が咲いている間は木全体が花で覆われたようにピンクに染まって見えます。

さらに蕾はもっと濃く鮮やかなピンクで、まるでベリーのようなかわいらしさです。
香り

河津桜の花には残念ながら香りはありません。まったくないということはないと思いますが、顔を近づけて確認する限り、花の香りらしいものは確認できません。
よくお香やフレグランス商品で桜の香りというものを見かけますが、厳密にはそこまではっきりとした香りを持つ桜の花というのはほとんど確認できません。桜のなかでも大島桜は芳香がありますが、ほぼ葉の香りです。
河津桜にさくらんぼはなる?

河津桜にさくらんぼはなるのでしょうか。また、食べられるのでしょうか。
答えは、さくらんぼはなりますが、残念ながら食べられません。花後に実がなることもありますが、たわわに実るというようなことはありません。よく見ると少しだけさくらんぼができていた、というくらいです。
さらに河津桜のさくらんぼは赤を通り越して黒くなるまで熟さないと柔らかくなりません。黒く熟したさくらんぼは食べても害はありませんが、とても食用にはできないほど酸味が強く甘みはありません。つまり河津桜のさくらんぼは有害ではないけれど、食べることはできないさくらんぼだということです。
河津桜に似ている桜の違いと見分け方

陽光桜
河津桜とほぼ同じ時期に咲く「陽光桜」という桜があります。
同じように早咲きで、花色は濃いピンクをしています。とてもよく似ていますが、河津桜の花の大きさは3cm程度、陽光桜は4~5cm程度と大きいので、花のサイズで見分けることができます。
河津桜が咲いたらどう楽しみましょうか?まずはお散歩、それからお花見ですよね。
最近は公園や街路樹でも河津桜を見かけることが増えました。開花期間が長いので、次の休日まで待ってゆっくりお花見に行きましょう。河津桜の咲く頃はまだまだ冷えますから、きちんと防寒をしてお出かけください。
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