ビヨウヤナギ(美容柳)とキンシバイ(金糸梅)の見分け方|初夏に咲く花木
金子三保子
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初夏に華やかな黄色い花が開花するビヨウヤナギ(美容柳)とキンシバイ(金糸梅)の見分け方をご紹介します。
目次
ビヨウヤナギ(美容柳)とキンシバイ(金糸梅)の特徴
ビヨウヤナギ(美容柳)Hypericum chinensis
キンシバイ(金糸梅)Hypericum patulum
ヒペリカム・ヒドコート(タイリンキンシバイ)Hypericum patulum ’Hidcote’
ビヨウヤナギ(美容柳)、キンシバイ(金糸梅)は、オトギリソウ属の低木。丈夫で刈り込みにも耐える性質から、庭木のほか、街路樹や公園樹など、さまざまな場所に植えられています。最近は、キンシバイより花が大きめな園芸品種、ヒペリカム・ヒドコート(タイリンキンシバイ)もよく見かけます。
ビヨウヤナギ(美容柳)、キンシバイ(金糸梅)とも、初夏に黄色い花が一面に開花します。同じ時期に開花する花は、アジサイのような青、紫、ピンク系が多い中で、発色の良い鮮やかな黄色は、辺りを華やかに彩り、とても目立ちます。
ビヨウヤナギ(美容柳)とキンシバイ(金糸梅)の見分け方
遠目でみると、とてもよく似ているビヨウヤナギ(美容柳)とキンシバイ(金糸梅)ですが、近づいて花の雄しべの部分を見ると簡単に見分けることができます。
ビヨウヤナギ(美容柳)
ビヨウヤナギ(美容柳)は、長めの雄しべが上を向き、花火のような見た目をしています。一枚一枚の花びらは、キンシバイ(金糸梅)に比べると細めです。
キンシバイ(金糸梅)
キンシバイ(金糸梅)の雄しべは短め。花びらの形は丸く、花全体としては金糸梅の名の通り、梅に似ています。
ヒペリカム・ヒドコート
園芸品種、ヒペリカム・ヒドコート(タイリンキンシバイ)は、葉が十字対生につく特徴があります。十字対生とは、対についている葉が(対生)次の葉と互い違いの向きにつくため、上から見ると十字になっていることをいいます。
これで簡単に見分けることができますね。お散歩に出かけた際に近寄って花に注目してみてください。
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