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チューリップの生け方|切り花を長持ちさせるコツや飾り方

切り花のチューリップを長く楽しむための生け方や管理のコツをご紹介します。最近のチューリップは、豊富な色、ユニークな咲き方など魅力がいっぱいです。おうちに飾って、一足早く春を呼び込みませんか。

目次

切り花のチューリップの性質

チューリップ

チューリップは、春の球根花。太陽に敏感に反応する性質で、朝になり太陽が昇ってくると花びらが開き、夕方や曇りの日は閉じる動作を繰り返します。アネモネやラナンキュラスも同じ性質があります。

チューリップは生けてからも動きます!

フリンジ咲きチューリップ5

チューリップは、切り花として根から切られてからも、動くし伸びる花です。

動き方は、品種によって、垂れるものもあれば、立ち上がるものもあります。生けた翌日、まったく思いもよらない所に動いていたり……。はじめて切り花のチューリップを生けると、この性質にびっくりするかもしれません。自由に動く性質のチューリップを楽しんでみてください。

 

チューリップ八重咲き

 

 

昼間の開いている状態のチューリップ

新鮮な状態のチューリップは、一日の中でも動きがあり、昼間は開き、夜に閉じます。昼夜で開閉を繰り返しながら、鮮度が悪くなってくると、開きっぱなしになります。(品種によっても若干違います)

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切り花のチューリップの選び方

斑入りチューリップ

つぼみと開花した時の花の大きさはこんなに変わります

新鮮なチューリップは、品種によって差はありますが、花の色が完全に出ていない状態の緑色であることが多いです。長持ちさせたいのなら、完全に色づいているものより色が出ていないものを選びましょう。

また、花だけでなく、葉っぱがきれいかをチェックしてください。切り花は、チューリップに限らず、葉っぱの状態である程度の鮮度がわかります。新鮮なチューリップを選び、置き場所を考えれば、切り花として1週間~10日は楽しめます。

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切り花のチューリップ|花と葉の扱い方

チューリップの葉

チューリップに限らず、花瓶に花を生ける時は、水に浸かる部分の葉っぱは取り除きます。これは葉っぱが水に浸かっていると、水が腐りやすくなるためです。

 

チューリップの葉

取り除きました。

花瓶の水の量

チューリップ八重咲き

チューリップを生けるときは、花瓶の水はさほど多くなくても大丈夫です。ただし、チューリップは切り花になってからもとても水をよく吸う花なので、水が少なくなりすぎないようにしてください。また、水分たっぷりの重さのある花なので、花の重みにあった花瓶を選びましょう。軽すぎる花瓶だと、花の重みに耐えられず、ひっくり返って大惨事……ということになるのでご注意ください。

花瓶の水を清潔に保つためには、こまめに水を変えるか、切り花延命剤を利用します。切り花のチューリップは、新鮮なうちは茎を大幅に切り詰めない方が長持ちします。切り口が新鮮であればよいので、数mmくらい切れば十分です。

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チューリップの生け方

どんな花瓶を選んだらいい?

チューリップ

チューリップ1輪を生ける

口が細めの花瓶の方が思ったところに収まるので生けやすいでしょう。チューリップは茎が太い花なので、花瓶の口は茎の太さ以上のものを選びましょう。

茎の流れをチェック

チューリップは、ゆるやかにカーブしていることが多い花です。右に流れているものは右側に、左に流れているものは左に生けると、自然の流れを生かして生けることができます。自然の流れに逆らって生けようとすると、なかなか思うように止まってくれません。

 

チューリップ

たっぷりとたくさんの本数のチューリップを生けるときは、花瓶全体に均等に生けたり、あえて花瓶の片側だけに流れるようにしてもきれいです。チューリップは茎が太いので、どさっと花瓶に入れただけでも様になりやすい花です。春に花を豪華に飾りたい! なんて時は、チューリップはとてもおすすめ。

ただし、最初にご紹介した通り、切り花のチューリップは、生けてからも動きます! 生けた翌朝は、まったく向きが変わっていることがあるので、毎朝、少し手直ししてあげるとよいでしょう。

パーティーなど、ここ一番という時にチューリップを飾りたいときは、この性質を考えて直前に生けたほうがよい花です。実話ですが、朝一番のウェディングの装飾を前夜に済ませた翌朝、垂れるように生けこんだはずのチューリップが、全部立ち上がって青ざめたという話を聞いたことがあります……。

チューリップは、切り花になってからも伸びます。最初に選んだ花瓶だとバランスが崩れてくることもあるので、伸びてきたら少し切り戻したり、短くして花瓶も変えてアレンジしなおしてみたりと楽しんでみてください。

 

ヒヤシンスやラナンキュラスなど、同じ季節の春の花と一緒に生けてもかわいいですね。

生けたチューリップを飾る場所は?

チューリップは光と温度に敏感に反応する性質のため、暖房のきいた部屋に置くと、一気に開きます。長持ちさせたい場合は、気温が低めの部屋に飾ることをおすすめします。

個人的には、自由に動いてこそチューリップという気もします。どれくらい長持ちさせたいかを考えて、飾る場所を決めてください。

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変った咲き方、珍しい色や咲き方のチューリップ!

フリンジ咲きチューリップ

花びらの先がギザギザしたフリンジ咲きやひとつの花びらに複数の色がある複色のチューリップ。多種多様な切り花が流通しています。

 

チューリップ 黒

シックな色のチューリップ

黒や茶系のチューリップも最近のトレンド。大人っぽいチューリップも素敵です。

 

ユリ咲きチューリップ

百合咲きのチューリップ

花びらがほっそりとしてスレンダーなユリ咲き。大人っぽい雰囲気です。

▼いろいろなチューリップの咲き方をご紹介しています。

 

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切り花のチューリップを花屋さんで見ることができるのは、3月がピーク。中には、え? これがチューリップ? というものもあります。

お気に入りのチューリップを見つけて、お部屋に飾って一足早く春を感じてみませんか。

 

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