イチョウ(銀杏)の実|秋に実る独特な香りの美味しいぎんなん

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戸松敦子

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イチョウ(銀杏)の実

トゥデイズプランツ、今回ご紹介するのは「イチョウ(銀杏)の実」。イチョウの実は、秋にイチョウの木に実る何とも言えない香りがする、料理の食材としてとても美味しい果実です。

イチョウ(銀杏)の実 特徴

秋になると、よくこんな風にイチョウの実が落ちていることがありませんか。私も先日、実がたわわについているイチョウの木から、たくさんの実が落ちているのを見かけました。近くに寄ると、つぶれた実から?さすがに強烈なにおいがしましたが、丁寧に拾って集めている方もいました。イチョウの実を拾う季節の到来ですね。

 

イチョウ(銀杏)の実 特徴

イチョウの実は「ぎんなん」と呼ばれ、茶わん蒸し、炊き込みご飯、炒め物、串焼きの具などに使われます。見た目は黄色いさくらんぼのような可愛い姿をしていますが、果肉は食用にはなりません。実の中のさらなる殻に包まれた胚乳種の部分を調理して食べます。

 

イチョウ(銀杏)の実 特徴

イチョウは「活きた化石」と言われるほど古くから存在する木で、雄株と雌株があり、雌株にだけ実がなります。ぎんなんは食材としては人気がありますが、実が落ちる季節に強いにおいがするため、街路樹としては雄株のイチョウが多く植えられているようです。イチョウは、雌株しかなくても実がなる性質(単為結果性)があります。

 

イチョウ(銀杏)の実 特徴

イチョウの実には、かぶれの原因物質が含まれています。実を触るときは必ず手袋をしましょう。拾うときも、割りばしを使うとにおいが気になりません。

イチョウの実の下ごしらえ

  1. 果肉部分を取り除き、殻のまわりをきれいに洗い流します。
  2. 天日で干します。
  3. フライパンでから炒りする。または、紙封筒に入れて口を折ってはぜる音がするまで電子レンジで加熱します。

においが強烈なのが困るところですが、そこをなんとか我慢してひと頑張りすると、とっても美味しい秋の味を楽しめます。先日、実を見かけたときは手袋や割りばし、ビニール袋などの準備が無かったので残念でした。次回は準備万端にして拾いに行こうと思います。(笑)

 

▼イチョウ(銀杏)の育て方はこちら

 

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グリーンアドバイザー、ハンギングバスケットマスター、野菜ソムリエ、家庭菜園検定2級。園芸業界で植物全般を幅広く学び経験してきました。LOVEGREEN編集部では主に寄せ植えやリース作り、ボタニカルピープルなどの取材を担当。人が植物と心地良く暮らし、その幸せの連鎖が世界中に広がっていくことを願います。趣味はママさんサッカー。都大会優勝を目指して日々練習しています。

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