冬から春まで楽しめる!チューリップとビオラのダブルデッカーの寄せ植え|作り方と生長記録
金子三保子
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冬から春まで長く咲き続けるビオラとチューリップの球根を一緒に植える、ダブルデッカーの寄せ植えの作り方と生長記録をご紹介します。変化が楽しい長く楽しめる寄せ植えを作ってみませんか?
目次
チューリップとビオラのダブルデッカーの寄せ植えとは?
チューリップなどの球根植物は、芽が出るまで鉢の上が寂しいので、ビオラのような開花期間が長い草花を一緒に植え付けるのがおすすめです。ダブルデッカーは二層、トリプルデッカーは三層植えのことです。開花が揃ったときは見栄えがして、日々の変化も楽しめる楽しい寄せ植えです。
チューリップの球根だけだと冬の間は葉だけなのに対して、冬から花を咲かせるビオラなどを一緒に植えこむと、冬も観賞価値のある寄せ植えになります。また、球根の芽が出てくるまで、むき出しの土だけの鉢だと、ついつい水やりを忘れがち。花があることによって水やりをする習慣がつくのと、水やりのタイミングもわかるようになる利点があります。
チューリップとビオラのダブルデッカーの寄せ植えの作り方
準備するもの
- 鉢(今回はバスケットを使用。高さが30cmくらいあるものが理想)
- 培養土、鉢底石
- 元肥(培養土が元肥入りなら不要)
- チューリップやムスカリなど、草花と開花時期が合う球根
- 草花(今回はビオラを使用)
作り方
鉢に土、元肥を入れる
鉢に鉢底石を敷き、土を鉢の半分よりやや上くらいまで入れ、元肥を混ぜておきます。この土がチューリップの根が張るスペースになります。
基本の球根の植え方は、球根の大きさの3倍の深さに植えるのがベストですが、鉢植えではそれより浅植えでも問題ありません。鉢の全体の丈に対して、根が張れる位置にセットすることを目安としましょう。
球根を配置
チューリップの球根をセットし、上から土をかぶせます。
草花苗をセット
今回は小輪ビオラ3苗を使いました。株の向きをやや外側に傾けて配置します。外側に向けることによって、ビオラの生長する方向が鉢の外側になり、広がるように生長するため寄せ植えの蒸れ防止になります。
ビオラの配置が終わったら上から土を足します。おまけでムスカリの球根を隙間に2球ほど植えてみました。
植え付け完了
最後に水をたっぷりと与えます。水やり後に土が沈んだら土を足して、再度水やりをしてセット完了です。
ちなみに作業をしたのは11月21日。イロハモミジの紅葉がそろそろ始まりだした頃に作業しました。
チューリップとビオラの寄せ植えの生長記録
植え付けたチューリップとビオラの生長の様子をご紹介します。
12月4日
植え付けて2週間後。ビオラが根付き始め、少しずつ花数が多くなってきました。
1月26日ムスカリ発芽
おまけで植えこんでおいたムスカリが発芽しました!なんとも嬉しい瞬間です。
3月17日ムスカリ開花
芽が出て2か月後、ムスカリが開花しました。3月になるとチューリップの葉っぱもどんどん生長してきます。
4月1日
気温が上がってくる4月前半。ムスカリ2球は無事に開花。チューリップはまだ葉っぱのみですが、ビオラの花数がにわかに多くなり、にぎやかな寄せ植えになってきました。
4月16日
チューリップは無事5球とも花茎がのびて、1球だけ色づいてきました。同じ日に同じ鉢に植えても差が出てくるのはおもしろいところです。
4月17日
4月になると日ごとの変化が激しく、1日で急に2球が色づき始めました。花壇ではハナニラや原種系のアネモネ、チューリップが開花し、ネモフィラは伸び始め、カラフルな季節の到来です。
4月21日
すべて色づきました。3苗のビオラは、ベージュピンク系と紫系のものを植えたので、表裏が違う雰囲気。毎日くるくると回転させて、裏も表も堪能しました(笑)。
普通は一茎一花のチューリップですが、今回はいくつかの球根から二番花が!小さくてかわいい……。嬉しいおまけでした。
5月
チューリップの見頃が過ぎ、抜き取ろうと思ったのですが、ビオラまで抜けてしまいそうだったので、そのまま楽しむことに。5月いっぱいビオラを楽しんで終了。11月21日から半年間、わくわくする寄せ植えでした。
冬から春にかけて長く楽しめるチューリップとビオラの寄せ植え、みなさんも作ってみませんか?
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