植物が枯れる原因のひとつ。「葉焼け」とは?
LOVEGREEN編集部
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気温の高い日に、気になることといえば「日焼け」ですよね。人だけではなく、植物も日で焼けてしまい「葉焼け」と言われる状態になります。とはいえ、植物は日が当たる場所がいいのでは?と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで今回は葉焼けとはどういった状態で、何がよくないのかをご紹介します!
目次
葉焼けとは?
「葉焼け」はその呼び名の通り、「葉」が日で焼けてしまうことです。人間でいう日焼けのことです。強い日光を浴びすぎてしまうことで起きます。
「葉焼け」するとどうなるの?
画像はまだ元気なカランコエ・ファングです。葉の色がキレイですね。
葉焼けは葉の温度が急激に上昇することで、組織が壊れ死んでしまいます。つまり、その葉焼けした部分は元に戻ることはありません。葉焼けによって株自体が弱ってしまい、枯れる原因にもなります。
こちらは葉焼けしてしまった姿です。
暖かくなり始めた時にお水を与えて外に出して外出していたところ、家の前の木が剪定されていつもより庭に日が当たるようになっていたのに気づかず、あっという間に葉が焼けてしまいました。見た目が白っぽくなったり、茶色く枯れ込んだ部分ができたり…葉焼けは植物によくないというのがわかりますね。
生長し始めた若い芽など、柔らかい部分も葉焼けしやすく、いきなり強い光に当たると枯れてしまうことがあります。
葉焼けした植物
ポトス
クリスマスローズ
ワイルドストロベリー
葉焼けしないために気を付けること
一度、葉焼けしてしまうと元の姿に戻らないので予防や対策が必要です。季節によって、置き場所などを気を付けましょう。
予防や気を付けること
季節の変わり目は特に注意。
特に気をつけたいのが季節の変わり目です。冬の寒い時期は植物も休眠するものも多い時期。冬場は室内に入れて管理していた植物を、4~5月にだんだんと気温が上がり、そろそろ外に出してもよいかな…ここで注意です!
慣らしていくことが大事!
冬から春への切り替わりの時は、少しずつ外に慣らしていきましょう。いきなり日光に当てることは「葉焼け」の原因になります。いきなり長時間、日が強く当たる場所に置くことは避けましょう。
長時間の直射も危険
こちらも要注意です。人間も長時間外にいると日焼けしますよね。植物も同じで、長時間の強い日光は葉焼けの原因になり得ます。
1日の日の動きに注意
季節によってお日様の当たる角度は変わります。昼間は家にいないから日の様子がわからない…そういう場合はお休みの日などに、1日の光の動きの様子を見てみるとよいですね。
コンクリートの直置きにも注意
日差しが強い時に、さらに注意したいのが「照り返し」です。コンクリートの上など日光の熱で熱くなる場所に直接置くことも、よくないことのひとつです。下からの熱で根っこを傷めてしまいます。置く場合はスタンドを使うなどして、直接置くことは避けましょう。
大切な植物、葉焼けから守って元気に育てましょう。
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