いつの間にか庭が制御不能に?植えるなら注意が必要な植物
LOVEGREEN編集部
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庭に好きな植物や野菜を植えるガーデニングは楽しいですよね。
しかし、そんな植物の中には一度植えるとものすごい勢いで繁殖し、手が付けられなくなるものも・・・。植えるときに注意したい植物と、生えてきたら要注意!な雑草について紹介します。
目次
とにかく増える!植物
ミント
清涼感があり、料理やお菓子、飲み物に使われるほか、精油も人気があります。
ミントは繁殖力がとても強く、こぼれ種と地下茎で増えます。庭など、区切りがなく広い場所で育てると他の植物を駆逐しながら際限なく増え続けます。こぼれ種で増えたものは香りが弱くなってしまうので、増やしたい場合は挿し芽で増やしましょう。
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ドクダミ
古くから日本で薬草として親しまれてきた植物で、お茶やハーブとして利用されてきました。
ドクダミは住宅周辺や道端に自生し、抜いても抜いても地下茎が残っていればそこから生えてきます。においもきつく、駆除にも苦労します。
ホテイアオイ
美しい青い花が咲く水生植物で、熱帯魚店、園芸店、ホームセンターなどで幅広く販売されています。
ホテイアオイは、繁殖力がとても強く、世界中で帰化し「青い悪魔」と呼ばれています。増えすぎて漁業を邪魔した、湖を覆いつくした、というニュースが後を絶ちません。それだけでなく、ホテイアオイが水面を覆い尽くすと他の水草に日光がいかずに枯死させたり、他の植物の成長を阻害する物質を出しているとも言われています。
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竹、笹
地下茎をのばし、繁殖します。生長がとても早く、とても強いためコンクリートでも突き破ることができます。単純に繁殖力が強いだけではないので、一度生えると完全に駆逐することは難しくなります。
カタバミ
可愛らしい黄色い花を咲かせ、クローバーに似た葉をもつ雑草です。
繁殖力が強く、他の植物を駆逐しながら増え、一度増えてしまうと駆除がとても難しくなります。手で除草しようとしても、茎が細く柔らかいために全て取り除くことはとても困難です。
害虫注意!害虫を呼ぶ植物
植物を育てていれば、どうしても虫は寄ってきてしまうもの。植物に被害があるだけでなく、人にも被害がある虫もいるので注意しましょう。
ツバキ科の植物
害虫の中でも特に危険なのが、「チャドクガ」。チャドクガは毒針を持つ毛虫で、刺されるとものすごいかゆみが発生し、ひどいときには半年も続くとか。
チャドクガは、ツバキ、サザンカ、シャラ、ヒメシャラ、チャノキ等のツバキ科の植物を好みます。
「絶対に植えてはいけない植物」ではない
これらの植物は、「絶対に」植えてはいけない植物というわけではありません。何も知らないで植えてしまうと大変になるかもしれない、というものですので、もちろん植えるか植えないかは自分次第。ミントやカタバミなどは鉢植えで育てることによって増えすぎてしまうことを抑えることもできます。
育てたいけどあまり増えてほしくないものは鉢植えなどで育てると良いかもしれませんね。
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