ビオラを長持ちさせるために気を付けたい6つのこと。
LOVEGREEN編集部
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秋から冬に花壇を彩る可憐な花の代表格のビオラ。ビオラやパンジー、スミレを育てている方も多いのではないでしょうか。
そんなビオラ、1日でも花を長く長持ちさせたいと思いませんか?ビオラを長持ちさせるために、みなさんに気にかけていただきたい6つのことをご紹介します。
目次
1. 花柄をこまめに摘む
花柄を摘むなんてことは基本中の基本ですが、実際どうして摘まなければならないのでしょう?まずは、お花の一生について考えてみましょう。
ビオラのような種が発芽する植物は、
- 種が発芽。
- 葉や茎が生長。
- 花芽を作り。
- 子孫を残すため種を作る態勢に変わる。
- 種を作るために、株のエネルギーを消費する。
- 種がはじけ土に落ち、発芽する。
このようなサイクルを繰り返します。
そのため、種を作ろうとするエネルギーを消費させないようにすることで、ビオラの株は花を次から次へと咲かせようとするのです。
2. ナメクジの予防と駆除
時々いびつに食べられ、光沢のある筋が付いたビオラの花を見かけたことはありませんか?
それ、ナメクジの仕業です。ナメクジは多湿を好み、昼間は鉢の下や落ち葉などに潜み夜活動することから、気付いた時には食害されています。
こまめに鉢や植え付けている周りの落ち葉など掃除し、ナメクジの絶好の住処にならないように風通しの良い環境を作るよう心掛けましょう。
ちなみに、ナメクジ返しといって銅イオンを利用した銅板も販売されています。薬剤を使わないため植物に害がないのがメリットです。使い方は、鉢の周りに巻き付けたり、鉢の下に敷いたりするだけ。置くだけでナメクジを寄せ付けないようにするようです。
ナメクジを徹底的に退治するにはナメクジ退治の薬剤をまきましょう。
薬剤を使用したくない方は、飲み残しのビールをビオラの近くに置いておくとビールにナメクジが群がってくるようです。この誘引作用のあるビールに塩を入れたものを夜に設置し、朝息絶えているナメクジを破棄する方法もあるようです。
3. ダンゴムシの予防と駆除
ナメクジと同じようにダンゴムシも花を食害します。光沢がなければダンゴムシの仕業ではないでしょうか。
こちらもナメクジ同様に多湿を好み、夜活動します。日頃の手入れとして、過度の水やりを避け、落ち葉など虫の温床になるような環境を作らないようにします。
ダンゴムシを退治するにはナメクジと同様に殺虫剤を使用します。
薬剤に抵抗がある方は予防を心掛け、ニームや木酢液等を使用して虫を近づけないようにしましょう。
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4. アブラムシの予防と駆除
外で育てている方はナメクジやダンゴムシの被害を受けやすいですが、お部屋の中でビオラを育てている方の大敵と言えばアブラムシではないでしょうか。
気が付くと花弁や葉裏にびっしり…なんてことも。これは見つけ次第つぶすなどしてこまめに対応するほかありません。
アブラムシの発生理由は、大きく分けて2つ考えられます。
- 風通しが悪い。
- 窒素肥料の与えすぎ。
お家の中で育てている方はできるだけ密植を避け、お部屋の空気を入れ替える際などに積極的に風にあててあげましょう。
また、日頃の肥料の与え方も窒素肥料過多にならないように適量を保ちましょう。
テントウムシがいればアブラムシを食べてくれるんですがね…お家の中ではテントウムシを飼うわけにはいきませんね…残念。
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5. うどん粉病を防ぐ
植物の病気として定番中の定番「うどん粉病」。うどん粉をまぶしたような白い粉を発見したら早急に対応しましょう。
うどん粉病の発生理由はアブラムシと同じ環境下です。肥料のやりすぎや、密植で風通しが悪いと発生しやすくなります。他に、天候の影響として雨が少なく曇り空が続き、しかも比較的乾燥すると発生しすくなります。
薬剤で処理する際は、効果がしっかりと得られるために迅速な初期対応が欠かせません。
薬剤を使用しない場合も迅速な初期対応が不可欠です。対処方法として重曹を800~1,000倍ぐらいに希釈して吹きかけます。しかし、重曹の濃度が濃すぎたり、かけ過ぎると反対に植物を枯らしてしまいます。しっかり希釈して使用してください。気になるようでした数時間置いた後、水で洗い流してあげるとよいでしょう。
初期の段階でしたら、除菌シートで白い粉の部分を軽くふき取るとよいでしょう。
注意しなければならないのは、葉に負担をかけすぎて葉を痛めてしまわないようにすることです。植物の状態を注意深く観察しましょう。
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6. 肥料不足に注意
先ほどのアブラムシやうどんこ病のところで窒素肥料のあげすぎに注意と言っておきながら、今度は肥料不足に気を付けて…なんてことを言われて混乱している方はいらっしゃいますか?
ご安心ください。肥料不足かどうか判断する基準をご紹介します。
- 下葉がうっすらと暗紫色になる。
- 表面に淡い灰色の斑点が出る。
- 下葉が黄色くなる。
こんな状況になったらそれは肥料不足です。即効性のある液体肥料で栄養を補給してあげましょう。
しっかりと液体肥料を与えたにもかかわらず、状況が改善しないときは根が栄養を吸収できない根詰まりの状況にあると判断しましょう。黒ずんで古くなった根をカットし、少し先の方の根を切り取り、一回り大きな鉢に植え替えましょう。
いかがでしたか?
みなさんも6つのことに気を配り、ビオラを春まで健やかに育てましょう。
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