【季節の庭仕事】たわわに実がなる!ブラックベリーの剪定と誘引ポイント
金子三保子
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初夏にたくさんの実がなるブラックベリーは、無農薬で作れて生で食べてもおいしいベリーです。ジャムやお菓子などの加工用にもよいですよね。実が弱く、果物としての流通が少ないので、自分で育てるのがおすすめです。
とても成長力が強い性質なので、葉っぱのない季節に古い枝の整理と新しいツルの誘引をするのは大切な作業です。
今回はブラックベリーの性質と管理のポイントをご紹介します。
ブラックベリーの特徴
・バラ科の落葉性のつる性植物。
・とげあり、とげなしの2タイプがあります。扱いやすいのはとげなしタイプ。
・昨シーズンに実をつけた枝には実はつかない。
・新しく伸びた枝に翌年の実がなる。
・行灯仕立てやオベリスクなどにツルを這わせれば、ベランダでも栽培可能です。
実がなった枝には二度と実がならない
実がなった枝に翌シーズンは実がつかない性質なので、収穫以降に剪定します。
実がなった以降ならいつでも剪定しても大丈夫です。どれが古い枝でどれが新しい枝かがわからないのなら、冬まで待つと実がついた枝が枯れてくるのでわかりやすいです。
茶色いのが古い枝、これを地際でカットします。
新しく出た枝の中で弱そうな枝もカット。3本を残しました。
誘引のポイント
地面付近に誘引すると、雨が降った時に、実に泥が跳ねあがり傷みやすくなります。ちなみに私の場合は、後ろがブロック塀なので、ブロック塀より高い位置に誘引して、日当たりと風通しのよい所で伸びるように誘引させています。
誘引用ワイヤーやひもなどで、トレリスに結び付けていく。
完成!我が家は、とげなしタイプなので簡単です。とげがある品種の誘引は軍手などで手を保護して作業しましょう。
春になると芽が動きだすので、随時、誘引していきます。
初夏の成長の様子
ここからは、初夏にどうやって成長するのかをご紹介します。
5月後半。開花。花の横に勢いよく伸びた枝が翌年に実がなる枝。
花が終わると実がなりだします。
実がなっている間に、新しい茎もぐんぐん成長します。
6月前半は青い実
6月中旬~少しずつ実が色づき始めます
たわわ!
7月から1か月ほど、ちょっとずつ色づきます。房全体が色づくのではないので、毎朝、黒くなったものを摘みます。赤いうちは酸っぱいので注意!黒くなって触るとぽろっととれるくらいが甘くて食べごろ。
秋の紅葉、黄葉。年によって葉の色づき方はいろいろ。
2017年1月。もう芽が動き出しています!
いかがでしたか?育ててみたい方は、初夏に苗や鉢が出回ります。
年々、実つきがよくなってきますよ!探してみてくださいね。
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