雑草対策のグランドカバーにおすすめ!ワイルドストロベリー
金子三保子
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ワイルドストロベリーは、バラ科の常緑多年草のハーブ。
ワイルドストロベリーという名前からもわかるように、イチゴの野生種なので性質がとても丈夫な植物です。
最初はコンテナに植えたワイルドストロベリーの1株が、自然に地面に根を下ろして根付き、今ではワイルドストロベリーの道になってしまいました。ワイルドストロベリーは、葉っぱが明るいグリーン色なので通路が明るい雰囲気に。
レンガの道の左側がワイルドストロベリー
目次
始まりは一株から
コンテナに植えたワイルドストロベリー1株がこんな風に増えるということは繁殖力が旺盛な証拠です。
ワイルドストロベリーを植え付ける以前は、このスペースは軒下なので、何も植えていなくて土が見えているスペースでした。そのため、夏場は雑草を抜くのが季節の庭仕事のひとつだったのですが、気づけば今ではその仕事から解放されている、ありがたい存在です。春になるとモリモリと新しい葉っぱが増えて、その隙間から忘れな草がこぼれ種で発芽。
ワイルドストロベリーの隙間にネモフィラやネメシアなどの草花を植えてみました。
グランドカバーに使う植物を選ぶポイント
植えたいスペースの環境
グランドカバープランツを植えたい場合、その空間の環境にあった植物を選ぶことが大切です。
そのスペースが日当たりがいいのか、半日陰なのか、日陰なのかを調べて、その空間にあった植物を選ぶことが大切です。環境にあわない植物を植えても、グランドカバーとして増えるのは難しいからです。
ちなみにワイルドストロベリーは日当たりを好む植物ですが、我が家のスペースは午後しか日が当たらない半日陰です。日当たりがいい方が花つき・実つきがよくなりますが、半日くらい日が当たるスペースなら栽培可能です。
ワイルドストロベリーは増えたときに整理しやすい!
例えば私の場合、空いている土の部分はどんどん増えてもらいたいですが、通路にまで進出しては困ります。そんな時にワイルドストロベリーは「抜くのが楽」。根が浅いのでスコップで簡単に整理できるので、通路にはみ出てきたら整理しています。
これがアイビーのような根の張り方が強い植物だと、増えすぎた時に抜くのが大変!腰が抜けるかと思うような力の必要な作業です。
いくらでも増えてもまったく構わない、数年間足を踏み入れないスペースの雑草対策なら、いわゆる「爆殖植物」を選ぶとよいと思うのですが、限られたスペース以上には増えてほしくないという場合は、整理しやすい植物を選ぶのが大切です!
その点、ワイルドストロベリーは生長は旺盛なので「爆殖植物」的な要素もありますが、根が浅いので女性が管理するにはとてもおすすめの植物です。
ワイルドストロベリーの花から実りの過程
ワイルドストロベリーは、常緑なので冬場も葉っぱはありますが、4月ごろになると急に新しい葉っぱがモリモリと出てきて、小さな白い花を咲かせます。小さな新しい葉っぱもかわいいです。
ワイルドストロベリーとネモフィラ(水色の花)
白い花びらが散ると、中心部分がぷっくりと膨らんできて実になります。実が色づくのが5月中旬くらいから。
ワイルドストロベリーは、5月ごろ花の開花や実がつきだすのと同時並行でランナーがでてきます。
ランナーとは写真の赤いツルのこと。ランナーから出た新しい葉っぱの下の部分、写真で〇をつけた部分が地面につくと、そこから根っこが出て新しい株になります。増やそうと思えばいくらでも増やすことができるワイルドストロベリーです。
1株のワイルドストロベリーから今ではいったい何株になったのでしょうか。ワイルドストロベリーの葉っぱは、明るい緑色なので空間を明るく彩ってくれます。冬場も葉っぱがあるのもグランドカバーとしておすすめする理由のひとつです。
ワイルドストロベリーは、グランドカバーとしてでなく、ハンギングやコンテナの寄せ植えの素材としても素敵なグリーンなので、ぜひ育ててみてはいかがでしょうか。
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