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今さら聞けない!まぎらわしい植物4組の見分け方

 

突然ですがスギの木とヒノキの木、あなたは見分けがつきますか?私たちの身の回りには、意外と区別のつきづらい植物が多いのではないかと思います。当然知っていると思った樹木の名前を全然違うものと間違えていたり、どこにでも見かけられるはずの木の名前がスッと出てこなかったり……よくありますよね。

今回は、今さら人に聞くのはちょっと恥ずかしい、けれど意外と区別がつけづらいあの樹木の見分け方についてご紹介します。

 

スギとヒノキ

意外と区別がつきづらい植物NO.1は、スギとヒノキなのではないでしょうか。どちらも日本中どこにでもあり、木材としても多用されている樹木です。名前を知らない方はいないと思います。では写真を見てみましょう。

 

いかがでしたか?どちらがスギでどちらがヒノキかわかったでしょうか。「分からないよ~」という方も多かったのではないかと思います。でも実は、この2種類の樹木、簡単に見分けるコツがあるんです!

スギとヒノキは葉っぱを握って見分ける!

「スギかな?ヒノキかな?」と思ったら、葉っぱをぎゅっと握ってみましょう。落ち葉でもかまいません。握るだけですぐに見分けることができます。

スギは葉がトゲのようにとがっていて、ヒノキはあまりとがっていない

つまり、葉っぱを握ってちょっと痛いときはスギ、そうでなければヒノキなのです。

葉の形がこのように違うことを知っていれば、慣れれば樹形を見ただけで判断できるようになります。ヒノキは葉が広がるのでワサワサとした樹形になり、スギはシュッとした見た目になることがわかるでしょう。

ウメ モモ サクラ

春になれば美しい花が咲きますね。でもこの3種類、それぞれ品種数が多いこともあって区別がつきづらいと思いませんか?

「あれ、なんの花だろう?」と思ったら、花の形をよく見て

花びらの形が、ウメは丸く、モモは先がとがっていて、サクラは2つに裂けている

これがポイントです。イラストを描くときにも、ウメは丸っこい形で描きサクラは先がギザギザした形で描きますよね。そのほかにも、ウメは幹がゴツゴツしていて、サクラは模様が横向き、モモは白っぽいという見分け方もあります。

ツバキとサザンカ

童謡『たき火』で歌われている花はどちらでしょうか。そう、サザンカですよね。サザンカもツバキとよく似ているので、パッと見て区別がつかない方もいると思います。

ツバキの葉はツヤツヤで大きく、サザンカは小さめ

葉をよく見れば簡単に見分けられます。ツバキの葉は大きいもので12cmにもなりますが、サザンカは7cmほどにしかなりません。ツバキもサザンカも葉の表面に照りがありますが、ツバキの方がより強い輝きがあります。ツバキは花が丸ごと落ち、サザンカはハラハラと散るので、花の散り方を見て区別する方法もあります。

ツツジとサツキ

サツキもツツジの仲間なので、よく似ていますよね。どちらも品種改良が進んでいる樹木ですので、慣れた方でも見分けにくい場合も多いと思います。ですが、花の咲く時期と咲き方を観察すれば、見分けることができるでしょう。

ツツジの方がサツキより先に咲く

地域にもよりますが、ツツジの開花時期は4~5月、サツキは6月ごろに咲くことが多いです。いっぺんに咲くのがツツジ、数日かけて少しずつ咲いていくのがサツキという区別の仕方もあるので、「花とつぼみが同時にあればサツキ」と見分ける方法もあります。

いかがでしたか?知っていれば簡単に覚えられる樹木や花の見分け方。ぜひ覚えて、自信をもって身のまわりの植物の名前を答えられるようになりたいですね。

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