サザンカの剪定方法とチャドクガ対策

小野寺葉月

小野寺葉月

2764views
更新日 :
このエントリーをはてなブックマークに追加

gi_logo_grey

今回はサザンカの剪定についてです。サザンカの剪定の適期や方法、注意点についてまとめました。

剪定(せんてい)とは?

樹木の枝を切ることで形を整えたり、風通しを良くしたりすることの総称です。庭木のお手入れの中のひとつです。見た目を美しくするだけではなく、木が栄養を効率よく吸い上げたり、生長を促進したり、病害虫の繁殖を予防することもできます。剪定時期は木の種類によって異なります。

サザンカはいつ剪定するの?

サザンカの剪定に適しているのは2月から4月にかけてです。花後手を付けるのが良いでしょう。ただ4月は後述しますが害虫も動き出す時期ですので、3月ごろがベストだと思います。

剪定してはいけない時期

春から6月ごろまで新しい枝が伸びてゆく時期なので、6月以降は花芽を形成する時期になります。この時期以降は花芽を落としてしまう可能性があるのであまりお勧めはしません。

サザンカの剪定方法

サザンカは、花が終わった後新しく伸びた枝の先に、翌年花を咲かせます。なので、剪定をしなくとも花は咲くのですが、そのままにしておくと樹冠がどんどん大きくなってしまうので、剪定する形を決めて、毎年同じくらいで形を保つのがおススメです。

自然樹形に近い形で仕立てる時

①不要枝をカット

②全体的に、交差している枝、幹の方に向かっている枝、下方に下がっている枝(つまり不要枝)を根元からカット

③枝ごとに葉を3枚ほど残す程度で葉のすぐ上でカット

▼枝ごとにカットして樹形を整えていく

生垣や形をしっかり作りたい時(楕円形仕立てなど)

①全体の形を決めて刈り込みばさみなどでカット

②生垣を作るときは角を意識して作ると綺麗に見えます

生垣などで刈り込みばさみを使用するときは、ハサミを持つ左手を固定し、右手だけ動かすようにすると、刈り込みすぎることもなく、安定して刈り込めます。

 注意!チャドクガには要注意!

サザンカやツバキにはチャドクガが付きやすく、また葉がこんだところや、葉裏に卵塊がついていることがあるため、剪定時には重々注意します。葉をチェックして、葉に虫食い跡があれば慎重に。

時期としては、1~4月ごろは葉裏に卵がついています。卵は、キャメル色のようなモヘアの毛糸が付いたような状態です。この毛に触れるとかぶれてしまうことがあるので、重々注意しましょう。また、4月~5月ごろ、気温が上がってきたころに幼虫が発生し始めます。6~7月ごろには幼虫が成虫になり、また卵を産み付けます。その卵が8~9月に幼虫になり、10月に成虫になったチャドクガがまた卵を産み、そのまま越冬します。

 

 

▼虫食いの跡があったら要注意!

 

▼穴あきだけでなく、透けているところも虫食いの跡。

  

 

チャドクガに刺されないために

▼チャドクガの幼虫はあごの力がないので集団で行動することで、葉を食べることが出来るそう。

R0025547

 

チャドクガに刺されないためにサザンカを剪定するときは服装にも気を付けて実施しましょう。なるべく素手ではなく、手袋をしたり、首にタオルを巻くなど肌の露出を抑えます。また、幼虫がすでに発生している場合は、無理に作業をせず、まずは薬散などで対応しましょう。薬はベニカX、ベニカXスプレー、ベニカXファインスプレー、ベニカJスプレー、オルトランCなどが有効ですが、スプレータイプがおススメです。その後、時間をおいて剪定することをお勧めします。

▼チャドクガに刺されない服装はこれだ!!!

 

関連記事

剪定するべき枝、不要枝って?

続きを読む

Pages: 1 2

「サザンカの剪定方法とチャドクガ対策」の記事をみんなにも教えてあげよう♪

小野寺葉月
小野寺葉月

植栽のメンテナンスの仕事をしながらLOVEGREEN編集部に在籍中です。小さい頃から植物を愛でるのが好きで、近所の植物はだいたい把握しています。最近、虫にもその愛は侵食中。仕事柄、庭と害虫関係の記事が多めです。害虫と記載していますが、基本的には害虫なんていない!派。生物多様性に興味があります。植物のイラスト好きが高じて編集部の記事にも使っていただいてます。