ローズマリーとは?初心者でも育てやすいハーブの育て方、剪定、挿し木のコツなどについて

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小野寺葉月

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伸びてきたローズマリー、剪定方法はどうする?

剪定に適した時期はいつ?

剪定はいつがいい? ローズマリーは常緑低木で、大きな株などは根元が木になっているのが見て取れると思います。(木質化)。新しい枝に花が付きやすい性質があるため、新しい枝が出てきたら古い枝を整理する意味でも剪定すると良いでしょう。剪定する時期も大切です。剪定する時期は花が咲き終わった後がおすすめです。ローズマリーの花期は4月~6月です。暑さが得意ではないので、7月にはいり気温が上がる前に剪定したほうが良いでしょう。

ローズマリーは常緑低木で、大株は根元が木になっているのが見て取れると思います。(木質化)。新しい枝に花が付きやすい性質があるため、新しい枝が出てきたら古い枝を整理する意味でも剪定するとよいでしょう。またローズマリーの剪定は、剪定時期も大切です。剪定時期は花が咲き終わった後がおすすめです。ローズマリーの花期は4月~6月です。暑さが得意ではないので、7月に入り気温が上がる前に剪定したほうがよいでしょう。

ローズマリーの剪定方法は?

ローズマリーは毎年剪定していると形を保つことができますが、剪定しないと根元は葉が生えずにすかすかになり、枝先にしか花がつかなくなっていきます。何年もそのままにしてしまうと形を戻すことは難しいのですが、毎年剪定すれば形を保つことも可能です。剪定する場合は、木質化している部分で切らないようにしましょう。木質化している部分で選定してしまうと、新しく葉が生えてこなくなってしまい、枯れてしまうこともあります。

剪定する場所は花の少し下

剪定する場所は花の少し下 剪定する場所は、花が付いた少し下です。葉を残して切ります。切るときは汚れていない剪定ばさみを使うようにしましょう。ローズマリーに限らず、ハサミが汚れていると、菌やウイルスが入り、植物が病気になってしまう場合があります。

剪定する場所は、花が付いた少し下です。葉を残して切ります。切るときは汚れていない剪定ばさみを使うようにしましょう。ローズマリーに限らず、ハサミが汚れていると、菌やウイルスが入り、植物が病気になってしまう場合があります。

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剪定したローズマリーを使って挿し木で増やそう!

ローズマリーの挿し木に準備するもの

ローズマリー、ハサミ、水揚げ用のコップ、挿し穂を植え付けるための鉢(挿し木トレーでも可)、土。

剪定したローズマリー、ハサミ、水揚げ用のコップ、挿し穂を植え付けるための鉢(挿し木トレーでも可)、土。

ローズマリーの挿し穂の作り方

ローズマリーの挿し木に使う挿し穂を作るときにはどこをカットするかが大切です。挿し穂に一番適しているのは、その年に成長した部分(新梢)のしっかりとした健康な部分を15cmほどカットします。  カットするとき切り口が斜めになるようにハサミは斜めに入れます。また、苗の株元に近い固く木質化した部分だと、一見丈夫でよさそうに思えますが、根が発根しにくいため、挿し穂には向きません。

ローズマリーの挿し木に使う挿し穂を作るときにはどこをカットするかが大切です。挿し穂に一番適しているのは、その年に生長した部分(新梢)のしっかりとした健康な部分を15cmほどカットします。

カットするとき切り口が斜めになるようにハサミは斜めに入れます。また、苗の株元に近い固く木質化した部分だと、一見丈夫でよさそうに思えますが、根が発根しにくいため、挿し穂には向きません。

土に挿す部分の下葉はかならず取ること

ローズマリーの枝をカットしたら、土に挿す部分の葉(カットした部分から3分の1ほど)は手で取り除きます。葉が付いたままでは挿しにくいのはもちろん、葉が土の中で腐ったり、雑菌の繁殖に伴って枯れにつながるなど、いい影響はありませんので取り除きましょう。ちなみに、取り除いた葉は塩と混ぜてローズマリーソルトにしたり、オリーブオイルに入れてローズマリーオイルなどに使うのもオススメです。

ローズマリーの枝をカットしたら、土に挿す部分の葉(カットした部分から3分の1ほど)は手で取り除きます。葉が付いたままでは挿しにくいのはもちろん、葉が土の中で腐ったり、雑菌の繁殖に伴って枯れにつながるなど、いい影響はありませんので取り除きましょう。ちなみに、取り除いた葉は塩と混ぜてローズマリーソルトにしたり、オリーブオイルに入れてローズマリーオイルなどに使うのもオススメです。

 

水に浸けておいたローズマリーの枝を土に挿します。指で穴をあけなくても、簡単に挿せますよ! 植えた後は水をたっぷり与えておきます。   そのまま約1カ月ほど水やりをしながら様子を見て、新しい芽が生えてきたり、挿し木用のトレーなどを使用した場合は下から根が出てきたら、挿し木に成功したということです!

1時間ほど水に浸けておく(水揚げ)

挿し穂は土に挿す前に水に浸け、水揚げをすることが必要です。土に入れてしばらくは根が出ていない状態なので水をたくさん吸い上げることができません。あらかじめたっぷり水を吸わせておきましょう。

土に挿す

水に浸けておいたローズマリーの枝を土に挿します。指で穴をあけなくても、簡単に挿せますよ! 植えた後は水をたっぷり与えておきます。 

そのまま約1カ月ほど水やりをしながら様子を見て、新しい芽が生えてきたり、挿し木用のトレーなどを使用した場合は下から根が出てきたら、挿し木に成功したということです!

ローズマリーの挿し木をするのに適した時期はいつ?

挿し木をする時期にも、適した時期とそうでない時期があります。適した時期というのは、ローズマリーが良く育つ時期のことです。気温を基準に判断しましょう!

ローズマリーの生育適温は20℃~25℃

東京・大阪の場合、5月~6月、9月~10月頃の平均気温がちょうどこのぐらいです。つまりこの時期はローズマリーの生育にはいい時期であり、挿し木の適期でもあります。それ以外の時期、例えば真夏や冬、気温が低い春先などに挿し木を行っても根が出てこず、枯れてしまう場合があります。また、根が出たとしても水を吸わずに枯れてしまうことも。

ローズマリーの挿し木に適した土を選ぼう!

挿し木に使用する土は、何でも良いわけではありません。古い土には雑菌、微生物などが含まれている場合もあるため、挿し木用にカットした切り口から雑菌が入ってしまうことがあります。古い土を使うのは避けましょう。

どういう土が良いの?

バーミキュライトを使用した土が向いています。バーミキュライトの特徴は非常に軽く、また無菌です。蛭石(ひるいし)を高温処理、元の容積の10倍以上に膨張させたものです。「通気性」「保水性」「保肥性」を備えています。赤玉土(小粒や細粒)にバーミキュライトを混ぜたものや、市販の挿し木用の土を使用するとよいでしょう。

市販の土の場合はここをチェック!

市販のハーブ専用の土を使っているのに発根しない。そんな時は土の袋をチェックしましょう。土の成分に「肥料」が含まれていたりしませんか。挿し木の土に肥料分は向いていません。特に有機肥料には微生物や雑菌が含まれている場合もあります。挿し木にはできるだけ「無菌」の土が向いています。いわゆる「培養土」も、肥料が含まれていますので不向きとなります。

ローズマリーの挿し木の水の管理はどうすれば?

基本的には「土の表面が乾燥したら」「たっぷりと水をあたえること」。実はこの乾燥具合が大事なところ。土の表面が乾いているからといって、中まで乾いているとは限らないため、土の中が湿った状態で、さらにお水を与えてしまうと過湿になって根腐れの原因になります。

土の状態をこまめにチェックして水を与えることが大切です。置き場所にもよるのですが、表面が乾燥してから1日程度あけて水を与えるなど、加減を調節しながら様子をみることが大切です。

ローズマリーの挿し木の管理場所はどんなところがいい?

植えつけ後は半日陰で管理するようにしましょう。直射日光に当たると葉焼けしてしまったり、挿し穂が痛み枯れる原因になってしまいます。また、直射日光によって生育適温より気温が上がってしまうと、生長に影響しますので、半日陰の涼しい場所で管理しましょう。

半日陰とは、屋外で木漏れ日のような日の当たり方をする場所や、午前中の何時間か日があたるところを指します。しかし西日は日が強く乾燥しやすいため、建物の西側など午後日が当たる場所は避けたほうが良いでしょう。

室内の場合は風通しのよいレースカーテン越しの窓辺にするなどの工夫をしましょう。

枯れた…水差しで発根したのに土に植えたらうまくいかない。原因は?

ローズマリーは水に挿しておくと、そのまま置いていても発根してきます。水に挿してたら根が出た!と喜んで土に植えたはいいものの生長がいまいちな場合もあります。植えつける場合は根が5cm以上しっかり育ったほうが失敗が少ないでしょう。水栽培の根は土の環境に慣れるのが難しいこともあり、土で植えつけた時にうまく育たないこともあります。最初は順調そうに見えても最初から土で育てているものと比べると生育の勢いが弱い場合も。土での栽培を目的とするなら、はじめから土での挿し木にチャレンジするのをオススメします!

ローズマリーは水に挿しておくと、そのまま置いていても発根してきます。水に挿してたら根が出た!と喜んで土に植えたはいいものの生長がいまいちな場合もあります。植えつける場合は根が5cm以上しっかり育ったほうが失敗が少ないでしょう。水栽培の根は土の環境に慣れるのが難しいこともあり、土で植えつけた時にうまく育たないこともあります。最初は順調そうに見えても最初から土で育てているものと比べると生育の勢いが弱い場合も。土での栽培を目的とするなら、はじめから土での挿し木にチャレンジするのをオススメします!

暮らしにローズマリーを取り入れよう。アレンジ編

ローズマリーを暮らしにとりれてみましょう。切り花としてアレンジを楽しむのももちろんいいですし、ローズマリーの葉を使ったハーブソルトや、すぐ溶けて使いやすいプリン洗剤はいかがですか。簡単に作ることができるので、お子さんと一緒にチャレンジしてもいいですね。

▼ローズマリーを使ったクラフトアレンジはこちら

暮らしにローズマリーを取り入れよう。レシピ編

ローズマリーは昔から香りをうまく使ったり、殺菌効果を利用して豚肉料理など、臭みを消すような形で使われていました。ドライハーブでにしてパスタに使うこともできるし、フレッシュハーブを肉を焼くときに使ってもいいですね。また、フレッシュハーブと粗塩をバラ肉や肩ロースなどかたまり肉にすりこんでしばらく置くと、香りのよいベーコンができます。

▼ローズマリーを使った手作りレシピはこちら

ローズマリーの育て方まとめ

・挿し木の適期(気温)に行う

・挿し穂に適した枝を選ぶ

・挿し穂は水揚げを1時間以上

・土は無菌の肥料が入っていないものを選ぶ

・植え付けた後の水やりはこまめに様子を見ながら管理する

ローズマリーの挿し木は春と秋が挿し木に向いている季節。この時期にいろいろチャレンジしてみてくださいね。

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小野寺葉月

中高短で美術を学び、卒業後観葉植物も扱う雑貨店で店長、バイヤーを担当。産後LOVEGREEN編集部で季節や庭木、虫の記事担当しつつ、説明や挿絵などで再び絵を描き始める。Botapiiでもエディブルガーデン他のイラストを担当。縁あって現在はフィリピンのセブ在住。ダイビングリゾートで広報も担当している為、海の中やマクロダイビングの世界に夢中。魚より珊瑚やホヤ、海藻など植物寄りの世界が好き。勘と勢いで生きている。

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