「見て美しく、食べて美味しい」オクラの魅力|育て方のコツから絶品レシピまで
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ネバネバとした食感でおなじみの夏野菜「オクラ」。普段何気なくスーパーで買っているオクラですが、実は「観賞用としても最高レベルに美しい花を咲かせる」という魅惑の一面を持っていることをご存知でしょうか?
自分で育てて採れたてを味わう楽しさはもちろん、その美しいたたずまいは暮らしに彩りを与えてくれます。本記事では、オクラの知られざる特徴から育て方、暮らしでの楽しみ方まで、オクラの魅力を余すことなくご紹介します。
目次
観る・味わう! オクラの特徴と魅力

ネバネバパワーで夏バテ予防! 抜群の栄養価
オクラはアオイ科の植物で、ハイビスカスやフヨウの仲間です。美しい花を咲かせる観賞価値の高さはもちろん、「美味しくて栄養満点な夏野菜」としての実力もピカイチ! 最大の特徴といえば、あの独特の「ネバネバ」。この正体は、ペクチンなどの食物繊維です。夏バテしやすい季節に、手軽に栄養を補給できる「天然のサプリメント」とも言える野菜です。
生でも、茹でても、焼いても、揚げても絶品! 多彩な調理バリエーション

オクラは和・洋・中どんな料理にもマッチする万能野菜です。和え物でネバネバ食感を活かすのはもちろん、加熱してジューシーな旨みを味わったり、新鮮なら生でフレッシュに楽しむこともできます。一味違う食べ方ができるのも、オクラならではの大きな魅力です。
定番の緑色だけじゃない! 個性豊かな品種のバリエーション

スーパーでよく見かける五角形の緑色オクラ以外にも、実は面白い品種がたくさんあります。
丸オクラ:角がなく柔らかいのが特徴。大きくなっても硬くなりにくく、甘みがあります。
赤オクラ:鮮やかな赤紫色の品種。加熱すると緑色に変わるため、生でサラダの彩りにするのがおすすめです。
ダビデの星:ずんぐりとしたユニークな見た目が特徴。断面が綺麗な星形(多角形)になり、肉厚で濃厚な旨みが楽しめます。
家庭菜園なら、お店ではなかなか手に入らない珍しい品種に挑戦できるのも魅力です。
一日しか咲かないオクラの美しい花

オクラは夏になると、黄色く大きな、息をのむほど美しい花を咲かせます。
しかし、その美しさを観賞できるのはほんのわずかな時間。朝に開花し、夕方にはしぼんでしまう「一日花(いちにちばな)」なのです。家庭菜園をしている人だけが出会える特別ではかない絶景は、一度見たら忘れられません。
▼ はかなくも美しいオクラの花についてもっと詳しく
花を味わう贅沢。「花オクラ(トロロアオイ)」とは?

一般的なオクラは花後にできる実を食べますが、なんと「花そのものを食べるため」に育てるオクラが存在します。それが「花オクラ(トロロアオイ)」です。
花オクラの花びらは手のひらほども大きく、ポン酢や醤油を少し垂らして食べると、とろりとした独特の贅沢な食感が味わえます
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自宅で採れたてを! オクラの育て方とコツ

オクラは暑さに強く、病害虫にも比較的強いため、家庭菜園デビューにぴったりの野菜です。適切な時期とコツさえ押さえれば、夏から秋にかけて次々と収穫できます。
オクラ栽培・5つの重要ポイント
オクラをすくすく育てて、長くたくさん収穫するための基本ポイントを5つにまとめました。
1. 日当たり|植え付け場所で収穫量が変わる
オクラは日当たりと風通しの良い場所が大好きです。1日中しっかり日の当たる場所で栽培しましょう。
2. 水やり|夏場の水切れに注意
暑さに強いオクラですが、極端な乾燥は苦手です。土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えましょう。特に夏場は乾きやすいため、様子を見て朝と夕方の1日2回与えてもよいでしょう。また、実がついてきた時期の水切れは厳禁です。
3. 種まき・植え付け|暖かくなってからスタート
寒さに非常に弱いため、焦りは禁物です。気温が十分に上がってから(十分に暖かくなった5月以降)種をまくか、苗を植え付けます。
直根性(ちょっこんせい)に注意:オクラは太い根が真っ直ぐ下に伸びる性質(直根性)があり、根を傷つけられるのを極端に嫌います。ポット苗を植え付ける際は、根鉢(土の塊)を絶対に崩さないように優しく植え付けましょう。
4. 追肥(ついひ)|スタミナ切れを防ぐ
オクラは次々と花を咲かせ、実をつけるため、たくさんの栄養を必要とします。最初の花が咲いて実がつき始めた頃から、2週間に1回程度のペースで肥料(追肥)を与えましょう。スタミナ切れを防ぐことで、秋まで長く収穫を楽しめます。
5. 収穫と葉かき|早めの収穫が肝心!
収穫サイズ:実が大きくなりすぎると筋張って硬くなり、食べられなくなってしまいます。品種にもよりますが、長さが6〜8cm程度(開花から4〜5日後)になったら、柔らかいうちに早めに収穫しましょう。
葉かき(下葉取り):実を収穫したら、その実がついていた節(付け根)のすぐ下の葉っぱを残し、それより下にある古い葉は全て切り落とします。 これにより風通しが良くなり、病害虫を防ぐとともに、上の新しい葉や実にしっかりと栄養が回るようになります。
▼ 具体的な育て方はこちら
「オクラって庭がなくても育つの?」と思うかもしれませんが、実はプランター1つあればベランダで十分に収穫可能な野菜です。
▼ ベランダでの具体的な育て方やプランター選びのコツはこちら
心と体を満たす。オクラを暮らしに取り入れよう
丸ごと?刻む?表情豊かなオクラの食感を楽しむ

オクラはその切り方ひとつで、見た目も食感もガラリと変わります。その日の気分や料理に合わせて使い分けてみましょう。
オクラを丸ごと1本使った料理:鮮やかな緑色とすらりとした姿をそのまま活かし、切らずに丸ごと素揚げやグリルに。包丁を入れずに加熱することで、中の水分と甘みがぎゅっと閉じ込められ、一口噛めば口の中で熱々の旨みがじゅわっと弾けます。パチンと弾ける皮の歯ごたえと、中のトロッとした食感のコントラストは、丸ごと調理だからこそ味わえる贅沢です。シンプルに塩を振りかけたり、豚肉を巻いて香ばしく焼き上げるだけで、立派なごちそうに早変わり!
オクラを刻んで使う料理:3〜5mmほどに刻むと、オクラの可愛らしい「星形」の断面が顔を出します。刻むことで生まれる独特の強い粘りと糸を引くようなネバネバ感は、まさに夏のごちそう。サッと豆腐に乗せた冷奴や納豆と和えるだけで、食欲のない日でもするすると食べられる一品に仕上がります。
【旬を味わう】採れたてオクラの簡単&絶品レシピ
めんつゆでパパッと作る「基本のオクラ焼きびたし」

フライパンでサッと焼いて浸すだけ!オクラの甘みと香ばしさに、めんつゆの出汁がジュワッと染み込む一番手軽なレシピです。
材料(2人分)
・オクラ:10本
・塩(板ずり用):小さじ1/2
・サラダ油:大さじ1
・めんつゆ(3倍濃縮):50ml
・水:100ml(※めんつゆ:水 = 1:2の割合)
・トッピング(お好みで):かつお節、白ごま、おろし生姜など
作り方
①下ごしらえ
オクラに塩を振ってまな板の上で板ずりし、うぶ毛を取ってサッと洗います。ヘタの先端を少し切り落とし、ガク(ヘタのまわりの硬い部分)をくるりとむきます。
コツ: 切らずに丸ごと使うことで、中の旨みとジューシーさを閉じ込めます。
②焼く
フライパンにサラダ油を熱し、中火でオクラを転がしながら2〜3分焼きます。全体にうっすらと香ばしい焼き色がついたら火を止めます。
③浸す
バットや深めの器に「めんつゆ・水」を混ぜ合わせておきます。焼き上がった熱々のオクラをそのまま浸せば完成!
できたての温かいままでも、冷蔵庫でキンキンに冷やしても絶品です。オクラだけでなく、ナスなどの夏野菜と一緒に浸すのもおすすめです。
庭やベランダを彩るオクラの花言葉
植物を育てるとき、花言葉を知っているとより一層愛着が湧くものです。朝に咲いて夕方にはしぼんでしまうはかない花ですが、その分、一瞬の美しいたたずまいは日々の暮らしに豊かな彩りを与えてくれます。
オクラの花言葉は「恋で身が細る」
朝に咲いて夕方にはしぼんでしまう「一日花」の切ない姿や、花が落ちた後に実がすっと細長く伸びていく様子から名付けられたと言われています。
花オクラ(トロロアオイ)の花言葉は「恋で身が細る」「知られぬ恋」
▼ オクラの花言葉をチェックしたい方はこちら
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