花を食べるオクラ、花オクラ【野菜の花】

金子三保子

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花オクラ

トゥデイズプランツ、今回ご紹介するのは「花オクラ」。一般的なオクラは実を食べる野菜ですが、花オクラは花を食べる野菜(エディブルフラワー)で、実は固くて食用には不向きです。

オクラは、アオイ科の半耐寒性多年草。本来は多年草ですが、日本では一年草として扱われることがほとんどです。背丈が高くなり大輪の花が華やかなため、観賞用として育てられることも多いようです。

花オクラ

オクラの花も野菜の中では大輪ですが、花オクラの花はさらに大輪で、オクラの花の2~3倍ほどあります。色は淡い黄色で、夏から秋の青空の下で咲く姿はとても素敵です。

ひとつひとつの花は一日花。開花前日~開花日の朝に収穫していただきます。今年は自宅から少し離れた畑で育てたのですが、最初はなかなか開花のタイミングに合わず、昨日開いたと思われるしぼんだ花オクラにばかり出くわし、がっかり(笑)。秋になってようやく開花した花オクラを見ることができました。

 

花オクラ

食べられる部分は花びらの部分。一日花のため、午後遅くなってくると次第にしぼんで色も悪くなります。収穫したらガクの部分を取り除き、花びらだけにして、生か、少し湯がいてから味付けをしていただきます。

一日花という特徴から、流通は産直や道の駅のお店でわずかに見かける程度です。オクラ同様、花には粘りがあり、生で食べるとシャキシャキ、ゆがくととろりと言うか、つるんと言うのか、なんとも表現しがたい食感です。味は淡泊なので醤油、塩、ポン酢、ドレッシングなどで味付けをしていただきます。天ぷらや味噌汁、スープなどの汁ものの具材としても相性が良い素材です。

お味噌汁に入れたり、お蕎麦の飾りにしたり、キュウリときくらげの醤油漬けと合えたらきくらげの食感とマッチして美味でした。

 

花オクラ

葉の形もオクラとは違い、5~9裂の深い切れ込みのあるかっこいい葉をしていて、花がない状態でも目立つので観賞目的としても面白い素材です。

 

▼花オクラの育て方

花オクラ(トロロアオイ)

  • 花オクラ(トロロアオイ)は、アオイ科の半耐寒性多年草です。オクラは実を食べる野菜ですが、花オクラ(トロロアオイ)は花を食べるエディブルフラワーで、実は食用には不向きです。一日花のため、道の駅や産直のお店でわずかに流通する程度のため、家庭菜園ならではの野菜のひとつです。 花オクラの花の直径は、オクラの2~3倍ほどあります。オクラ同様、花には粘りがあり、生で食べるとシャキシャキ、ゆがくととろりとした独特の食感があります。ビタミン・ミネラルが豊富で、味は淡泊なので醤油、塩、ポン酢、ドレッシングなどで味付けをしていただきます。天ぷらや味噌汁、スープなどの汁ものの具材としても相性が良い素材です。 夏から秋にかけて開花し、ひとつひとつの花は一日花です。葉の形は、5~9裂の深い切れ込みのある目立つフォルムをしているため、庭に植えると花がない状態でも目立ちます。背丈が高くなり大輪の花が華やかなため、観賞用として育てられることも多いようです。本来は多年草ですが、日本では一年草として扱われることがほとんどです。 なお、花オクラ(トロロアオイ)の中国名は黄蜀葵(おうしょっき)ですが、紅蜀葵(こうしょっき)はモミジアオイ(Hibiscus coccineus)のことです。

 

オクラについてはこちらをどうぞ

オクラ

  • オクラはアフリカ北東部が原産のアオイ科の植物で、世界各地共通でオクラ「okra」と呼ばれている野菜です。原産地では多年草として生育できますが、四季がある日本では冬越しが厳しいため一年草扱いとなります。 オクラの花は中心部が濃い紫色になっていて、外側のクリーム色の花びらとのコントラストは、野菜とは思えないほど美しい花です。アオイ科の植物ということもあり、同じ科のハイビスカスやムクゲ、フヨウに似た美しさです。 このように、花を目立たせることで虫を呼び寄せ、花粉を運んでもらうためですが、こんなに美しくて綺麗な花なのに花の命は短く、たった一日で落ちてしまいます。なんとも潔いお花ですね。

 

 

 

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金子三保子
金子三保子

フラワーコーディネーター、フォトグラファー、ライター。 2022年6月、日東書院本社より「植物のきもち ~がんばりすぎないガーデニング」出版。 ギフトや装花などのフラワーコーディネート、自身でコーディネートした作品の撮影、雑誌や会員情報誌への提案など幅広く活動中。現在は植物に関する記事の執筆にも携わる。庭仕事はライフワーク。映画「余命1ヶ月の花嫁」ブーケ製作。

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