2度収穫を楽しめる!豆苗の育て方と種から始める水耕栽培のコツ
LOVEGREEN編集部
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種から始める豆苗の水耕栽培での育て方
豆苗の種はホームセンターや園芸店で水耕栽培の種として購入することができます。
1日目
豆苗の種子に発芽のために必要な水を一晩じっくり吸収させます。
2日目
容器の底にキッチンペーパーを敷き、その上に種子が重ならないように均一に広げアルミホイルを被せます。
種子が大きい分、少し厚めにキッチンペーパーを敷くとよいでしょう。
3日目(アルミホイルを取り外して撮影)
芽が出てきましたね。
ここから毎日1日に2回の霧吹きでの水やりを忘れずにしましょう。
4日目(アルミホイルを取り外して撮影)
順調に伸びています♪
種子を乾燥させないように、しかし水が多すぎて腐らることのないように管理します。
このままある程度茎が伸びてくるまで、アルミホイルを掛けた状態で管理していきましょう。
ある程度茎が伸びたら、アルミホイルを外して光に当て緑化させます。その後の管理は、リボベジの収穫と一緒です。わき芽を2つほど残して収穫しましょう。
豆苗の育て方の失敗事例
豆苗のような大きな種の場合、水が少なすぎる可能性も出てきます。こんなふうに新芽が枯れてしまうなんてことも…。生長と共に必要とする水の量も増えるため、朝晩与える水の量を少しずつ増やしましょう。
豆苗とは
ところで、もやしは大豆ですが…
豆苗は一体何の豆かご存知ですか?
答えはエンドウ豆です。
このエンドウ豆は、生物を習った方ならご存知遺伝子学で有名なメンデルの法則の実験に用いられた植物です。
エンドウ豆の基本情報
科・属 | マメ科エンドウ属 |
英名 | pea |
学名 | Pisum sativum L. |
原産地 | 南西アジア |
別名 | ノラマメ |
育てやすさ | ★★★★☆ |
エンドウ豆は莢(さや)の硬さで硬莢種(こうきょうしゅ)と軟莢種(なんきょうしゅ)に分かれます。
硬莢種(こうきょうしゅ)
赤エンドウ豆(成熟豆)…みつまめやゆで豆
青エンドウ豆(成熟豆)…煎り豆、煮豆、餡(鶯餡)
軟莢種(なんきょうしゅ)
サヤエンドウ
グリーンピース(未成熟豆)
豆苗の歴史
豆苗の元となるエンドウ豆の歴史は古く紀元前7000年頃から南西アジアで栽培され、中国には5~6世紀頃、日本には8~10世紀頃に伝わったと言われています。
豆苗として食べ始めたのは中国です。現在の日本のような工場による水耕栽培とは違い、畑に植えられ春に出た新芽を手摘みする栽培方法から、高貴な身分の人や特別な行事、お正月などで食べられていたそうです。一般の中国の方はある程度大きく育ったエンドウ豆の枝の先から出た新芽を食べることも多いようです。実際にエンドウ豆の新芽を食べてみましたが、豆苗を食べなれている日本人にとって筋があり少し硬すぎる印象ですがおいしくいただけました。
実際に日本に広まったのは、1970年代の日中国交回復以降ですので、紀元前7000年のエンドウ豆の歴史から比べればほんの最近の出来事ですね。さらに日本では1990年代半ばから大規模工場での水耕栽培で天候に左右されない安定した栽培野菜となったことで、リーズナブルな価格帯が魅力となり、さらに人気は上がっているんです。
いかがでしたか?次からは豆苗を元気に育てられそうですか?
コツさえつかめば簡単にリボベジできる野菜です。ぜひ2度の収穫で豆苗を味わい尽くしてくださいね♪
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