ジャガイモ栽培|芽だし方法と種芋の植え付け方
LOVEGREEN編集部
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ジャガイモの芽だし方法と種芋の植え付け方をご紹介します。
2月の立春を過ぎ、そろそろ3月以降の本格的な家庭菜園の準備を始める時期になりました。今年の家庭菜園はジャガイモを育ててみませんか?
ジャガイモは植え付けてからおよそ100日で収穫できる作物です。つまり、3/2にジャガイモを植え付けると6/10に収穫できるという計算になります。ジャガイモの収穫は、晴れた日が2~3日続き、土が乾いている状態で収穫したほうがジャガイモを傷つけません。春に植え付けるジャガイモは梅雨の時期の前に収穫するスケジュールを目指すと収穫の条件として良いかもしれませんね。
おっと!それならばもう種芋を用意しなければなりませんね!
目次
ジャガイモの品種選び
好みの品種の種芋を選ぼう
種芋といっても様々な種類がありますので、お好みのジャガイモの品種選びから始めましょう。
ホクホク系ジャガイモ
男爵・出島など
煮崩れしずらい系ジャガイモ
メークイン・インカのめざめなど
煮崩れしずらくホクホク系ジャガイモ
キタアカリ・ホッカイコガネなど
紫・ピンク色ポテト系ジャガイモ
シャドークイーン・ノーザンルビーなど
▼ジャガイモを畑で育てたレポート記事はこちら
ジャガイモの芽出しとは
ジャガイモの植え付けは2月後半から3月以降ですが、ジャガイモを植え付けようと計画している方はそろそろ種芋を用意しましょう。
そこで植え付け前の一仕事「ジャガイモの芽出し」です。ジャガイモの順調な初期生育のために芽を軽く出してから植え付けてあげましょう!というのがこの「ジャガイモの芽出し」のねらいなのです。
2月3日撮影
芽出しを開始してみます。
2月13日撮影
10日ほどで芽が出てきているのが分かります。いい感じで緑色の太い新芽が出ていますね。
画像のジャガイモは緑色の芽でしたが、黒っぽい新芽や紫いろの新芽が出てくる品種もあります。
ジャガイモの芽出し方法
では、実際にどんな環境でジャガイモの芽出しをした良いのでしょうか。
ジャガイモの芽出しする場所の条件
- 雨がかからず程よい日差しががある場所。暗い場所だと徒長した白い芽が出て、植え付けるときに芽が折れやすくなってしまいます。
- 10~20℃の温度が保てる場所。強い日差しだと高温になりすぎる場合があるので注意しましょう。
以上の条件に気を付けて、2~3週間をめどに芽出しを行ってください。品種によってあまり芽出しを必要としないものもあるので、その場合はあまり気にせず植え付けて下さい。
種芋の植え付け
植え付ける種芋の大きさは、1片40~60gが目安です。40g以下は切らずにそのまま植え付けます。反対に大きいものは縦に半分に切って植え付けましょう。
種芋を切るときにポイントと手順
- 芽の数が均等になるように縦に切り分ける。
- 風通しが良い場所に2~3日置いて切り口がコルク状になるように乾かす。
- 植え付け直前に切って植え付ける場合は、草木灰をまぶして種芋の腐敗を防ぐ。
種芋の植え方の裏技~逆さ植え
通常のジャガイモの植え付けは、芽を上にして植え付けますが、逆さ植えとは文字通り芽を下にして植え付ける方法です。こうすることで、強い芽だけが生き残ります。このようにジャガイモにストレスを与えることで、生育を促進させるねらいがあるのです。
ジャガイモは植えてから芽が多数出てきた後に芽かきといって、種芋から1~2の芽を残して他は抜き取ってしまう作業があります。逆さ植えにすることで、弱い芽が淘汰されることにより、芽かきする数が減り作業がとても楽になります。
いかがでしたか?
みなさんもジャガイモの芽出しに挑戦して、ジャガイモ栽培のスタートダッシュしてみましょう。
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