キンミズヒキ(金水引)とは?育て方・栽培方法|植物図鑑

  • キンミズヒキ
  • 科名:バラ科 分類:多年草 キンミズヒキは黄色の花を細い花茎に連なるように咲かせます。キンミズヒキと言いますが赤い花のミズヒキとは別種です。
  • キンミズヒキ
植物名
キンミズヒキ(金水引)
学名

Agrimonia pilosa

英名
hairy agrimony
和名
金水引
別名・流通名
ヒッツキグサ、リュウゲソウ、センカクソウ
科名
バラ科
属名
キンミズヒキ属
原産地
日本、アジア、東ヨーロッパ

キンミズヒキ(金水引)の特徴

キンミズヒキ(金水引)は夏から秋まで細い花茎に連なるように黄色の花を咲かせるバラ科の多年草。道端や野原、山林、林の中などいたるところで見かけ、山野草として分類されることもあります。

夏から秋にかけて赤や白の花が開花する名前が似ている水引はタデ科、キンミズヒキ(金水引)はバラ科なので、分類は別の植物です。水引とは違い、ひとつひとつの花は小さいながらも目立ちます。

キンミズヒキ(金水引)の葉は、いちごやポテンティラの葉に似た形をしています。夏になると、株元からすっと花茎が立ち上がり、秋にかけて黄色い花が開花します。

キンミズヒキ(金水引)の詳細情報

園芸分類 草花
草丈・樹高 50~100cm
耐寒性 強い
耐暑性 強い
花色 黄色
開花時期 7月~10月

キンミズヒキ(金水引)の花言葉

 

キンミズヒキ(金水引)の育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え付け
開花

キンミズヒキ(金水引)の栽培環境

日当たり・置き場所

風通しが良く、日向~半日陰程度の場所が適しています。真夏に西日が長時間当たるような場所は避けましょう。

用土

水はけが良い場所に植え付けましょう。

鉢植えは、草花用の培養土で問題なく育ちます。

キンミズヒキ(金水引)の育て方のポイント

水やり

地植えは、根付いてからは雨にまかせて問題ありません。

鉢植えは、鉢の表面の土が乾いたらたっぷりと水やりをしましょう。

肥料

春と秋の花後に緩効性肥料を施す程度で十分です。地植えは道端でも自生する草花なので、無肥料でも育つことがあります。花つきや葉の色の様子を見ながら与えるかを判断しましょう。

病害虫

目立った病害虫の害はありません。

キンミズヒキ(金水引)の詳しい育て方

選び方

一般種の他、園芸種として葉の色が明るい黄金葉や斑入り種があります。また、キンミズヒキ(金水引)の小型種として、ヒメキンミズヒキ(姫金水引)があります。

冬期は地上部分がなくなることがあるので、苗の流通は主に春から秋にかけてです。葉が傷んでいないきれいな葉の苗を選びましょう。

植え付け

地植えにする場合は、霜の心配がなくなる春から初夏か秋に植え付けましょう。背丈が高くなる草花なので、それを考慮した位置に植え付けます。

剪定・切り戻し

花が終わったら株元で花茎をカットします。

植え替え・鉢替え

鉢植えは1~2年に一度、植え替えをしましょう。

キンミズヒキ

夏から秋にかけて開花します。

収穫

ひっつき虫 キンミズヒキ 性質 種

花のあとに実る果実は独特な形でとげがあり、動物や衣服にくっついて種子が散布されていく特徴があります。その様子から「ひっつき虫」と表現されることもあります。

冬越し

冬期は地上部分が枯れてなくなることが多いですが、春になると再び芽吹きます。特別な冬越し対策は必要ありません。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

種まきか株分けで増やすことができます。キンミズヒキ(金水引)のとげのある種は「ひっつき虫」と呼ばれ、動物の毛や人の衣服などにくっついて、元々植わっていた場所とは全く別の場所で発芽することがあります。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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