ビオラの育て方!花を半年以上咲かせるためのお手入れのコツ

金子三保子

金子三保子

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長くたくさんの花を咲かせるためのビオラの育て方をご紹介します。

ビオラは管理次第で1苗で半年以上も長くたくさん咲く貴重な花です。ただし、ビオラを長く咲かせるにはちょっとした育て方のコツが必要です。

目次

ビオラの種や苗の入手方法

ビオラの植え付け

ビオラの日々の管理

ビオラの花がら摘み

冬場のビオラ

ビオラを生けよう!

 

ビオラの入手方法

ビオラは種まきから育てるか、苗で購入するかのどちらかになります。

ビオラを種まきする

夏までに園芸店や通信販売で種を購入して準備をしておきます。ビオラはとても品種が豊富な花で、毎年新種も出てきます。こだわりの色合いのものが欲しい方、たくさんの苗が欲しい方は種から育てるのもよいでしょう。管理は大変ですが、種から育てた花の一番花が咲いたときは嬉しさひとしおです!

種まきの準備

種を購入したら、まずは冷蔵庫の野菜室に入れて保管します。一度寒さを感じさせると、それぞれの種の発芽がそろいやすくなる効果があります。

ビオラの種まきはいつ?

1.8月後半から9月中旬までに種をまく

種まきに慣れた中級ガーデナー向きです。早くに蒔くので、10月ごろに一番花が開花します。ただし、そもそものビオラの発芽の適温より高い時期に蒔くため、発芽するまで冷房の効いた部屋で管理したり、発芽率自体にもバラつきがあったり、病気も出やすいので管理には工夫が必要です。

2.9月中旬ごろから下旬までに種をまく

一番スタンダードなビオラの種まきシーズンです。一番発芽率がよいので、はじめてビオラを種からまく方は、この時期に蒔くのがおすすめです。早いと1番花が年内に咲き始めます。

10月以降でも気温が下がりすぎなければ種をまくことは可能ですが、開花がかなり遅くなります。

ビオラの種はどうやって蒔く?

たくさんの苗が必要な方は、育苗トレーなどの箱状のものやピートバンなどの種まき専用の商品に蒔いてから、本葉が2~4枚になったらポット苗に移植します。

少しの苗数でいい方は、ポット苗や、ポット苗の形状で、そのまま土に埋められる種まき専用商品などに種を蒔いて、いい芽を残して間引いてから、定植まで育てる方が移植の手間がないので簡単です。

ビオラの種まきで注意することは、清潔な土に蒔くことです。種まき専用の土も販売されています。ポット苗のポットを使いまわす場合は、必ずきれいに洗ってから使用しましょう。ポットの代わりに、紙コップに穴をあけたものでも代用可能です。

種の袋って大切!

はじめてビオラの種まきをする方は、日本の種苗メーカーから販売されている種をおすすめします。

地域によっての種まきの時期、覆土のしかた、移植のタイミングなどなど、種の裏に必要な情報が詰まっています!種を買ったら是非裏の説明書きに注目してみてください。

 

ビオラを苗で購入

最近は秋早くからビオラの苗が出回り始めます。苗を購入する場合は、ヒョロヒョロと徒長していない、葉っぱがきれいな緑色の株を選んでください。弱っている苗は、日光不足で徒長していたり、葉っぱが黄色くなったりします。
たくさんの苗を見比べて丈夫な苗を選んでください。

たくさんの苗を見比べて丈夫な苗を選んでください。

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ビオラの植え付け

ビオラは地植えでも鉢植えでも栽培可能です。ビオラは太陽が大好きな草花です。風通しがよく、日当たりのよい所で育てます。日当たりは、花の数にも影響します。また、必要な光が足りないと、ヒョロヒョロと徒長してきて、病害虫の被害にあってしまう可能性が高くなります。

1株で植えるなら、もともとのポット苗より、ひと回り大きい鉢を選びましょう。土は、自分で配合するというやり方もありますが、ひと鉢だけなら花用の培養土として販売されているものがおすすめです。開花期間が長い草花なので、必ず元肥を入れて植え付けましょう。

植え付ける時に注意するのは、ビオラの苗を植える深さです。ポット苗に植わっているビオラの土とちょうど同じくらいの深さに土を掘って植え付けます。鉢植えの場合は、いつでも植え付けが可能ですが、地植えの場合は、霜が降りる季節より前か、霜が降りなくなってからのどちらかに植え付けます。

ビオラの土

ビオラを地植えする場合は、すでに草花が問題なく育っている環境ならすぐに植え付けることができます。鉢植えの場合は、草花用の培養土で問題なく育ちます。

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ビオラの日々の管理

水やり・・・午前中に乾いたらたっぷりと!

ビオラは冬から春にかけて開花する草花なので、水をあげる時間帯は午前中にします。これは午後に水をあげると、夜までに土が適度に乾かず、その日の晩に霜がおりるような気温になると、ビオラの根っこが霜でやられてしまう可能性があるからです。

水やりの「乾いたらたっぷりと」って、園芸本でよく見かける言葉ですよね。では、乾いたらたっぷりとって、どんな感じ?って方も多いのではないでしょうか。水は足らなくても、あげすぎでも苗が弱ります。水やりのコツをつかむと、園芸レベルが上がります。

乾いたら・・・最初に植えこんで水やりをした時の土の表面をよーく見ておいてください。使う土の種類によりますが、黒だったり、茶色だったりと、ダーク系の色のはずです。それが乾いてくると、元の色より白っぽくなります。この状態が「乾いたら」です。

たっぷりと・・・株に、と言うよりは、土の表面に優しく何回かに分けて水をあげると、しばらくすると鉢底から水がこぼれてきます。この状態が土に水がたっぷりと浸透したサインです。

暖かくなると毎朝で大丈夫ですが、冬の水やりは特に上記を意識してみてください。土に注目していると、水をあげるタイミングがわかるようになります。

肥料は定期的に

半年にわたって花を咲かせるということは、養分もたくさん必要です。定期的に花用の肥料を追肥します。肥料は、固形のもの、液体のものなど色々な商品があります。

一般的には、固形のタイプは効き目がゆっくりだけど持続期間は長く、液体のタイプは効き目は早いけれど持続期間は短い傾向にあります。肥料の説明書きの頻度を見てからあげるようにします。

ビオラの病害虫

葉がいつまでも乾かないと、灰色かび病になることがあります。特に冬場の水やりは午前中に行って、夜まで葉が濡れていない状態にするとよいでしょう。暖かくなり、苗が弱り気味になると、アブラムシがつくことがあります。花がらをまめに摘み、葉っぱが密集してきたら、少しすいてあげます。常に風通しの良い状態で管理しながら、葉っぱに虫や病気がでていないか、こまめにチェックして、発見したら早めに対処しましょう。

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ビオラの花がら摘み

花をたくさん咲かせるために大切なことは、花がら摘みをどんどんすることです。

「花がらって?」・・・咲き終わった花のことです。

ビオラの花がらをそのままにしておくと、植物としては花を咲かすことより、次の世代を残すことが重要ミッションのため、種をつけることにエネルギーが回ります。それを避けるため、花がらをどんどん摘んで、次の花を咲かせていきます。この花がら摘みをするのと、しないのとでは、花数と花の開花期間にかなりの差が出てきます。
ビオラの咲き終わり 花びらがくるんとカールしてシワシワしてきます

ビオラの咲き終わり 花びらがくるんとカールしてシワシワしてきます。

 

花がらは茎の根元から摘みましょう。
その茎から花芽ができることはないので、花の茎からカットします。

その茎から花芽ができることはないので、花の茎からカットします。

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冬場のビオラ

冬の低温期

花数が少ないけれど、ひとつの花が咲いている期間が長いです。外の気温が冷蔵庫のような気温なので、花を冷蔵保存しているようなものです。買ったときは、たくさん花が咲いていたのに、しばらくすると花が咲かなくなっちゃった・・・と心配になるのもこの季節ですが、適切な管理をしているのなら問題がありません。冬に花が少ないのは自然なことです。
1月のビオラ

1月のビオラ

 

春暖かくなると・・・続々と咲いてきます。その分、花がら摘みは忙しくなります。

春暖かくなると・・・続々と咲いてきます。その分、花がら摘みは忙しくなります。

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ビオラを生けよう!


4月以降のビオラの花茎が伸びてくるシーズン最後は、切り花として楽しむこともできます。

4月以降のビオラの花茎が伸びてくるシーズン最後は、切り花として楽しむこともできます。

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 いかがでしたか?育て方のコツをつかんで、春までたくさんのビオラを咲かせてくださいね!

 

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ビオラ

  • ビオラは開花期間がとても長く、適切な手入れをすれば、次々と花が咲くので、初心者が大変育てやすい植物です。品種が豊富で、原色に近い黄色、鮮やかなオレンジ、薄い青から濃い紫、赤、白、黒等。単色の他、複色もあり、その数は数えきれません。毎年新品種が作りだされています。花の大きさは大まかに分けて2種類あります。花径は小輪で2~3cm、中輪で3~4cm。パンジーと比べて小ぶりなのがその特徴です。

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金子三保子
金子三保子

フラワーコーディネーター、フォトグラファー。1997年よりフラワースクールにてスタッフを経験後、2001年に花屋・レコルトを設立。 花のギフトや装花・コーディネート、自身でスタイリングした花の撮影など、幅広く活動中。受け手が心地よい気分になれるような、ナチュラルでさりげない花や写真を提案している。 好きな植物は、草花、ハーブ、原種のクレマチスなど。ビオラは交配して自分の好みの色あいを作ったりもしている。色合わせがとにかく好き。

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