千日紅(センニチコウ)とは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- 千日紅(センニチコウ)
- 学名
Gomphrena
- 英名
- Globe amaranth
- 和名
- 千日紅
- 科名
- ヒユ科
- 属名
- センニチコウ属
- 原産地
- 北米南部~中南米
千日紅(センニチコウ)の特徴
千日紅(センニチコウ)は、パナマ、グアテマラ原産のヒユ科の一年草。暑さに強い丈夫な花で、切り花をはじめ、庭や花壇、鉢植えや寄せ植えとして幅広く利用されています。暑さに強く、真夏も花が休むことなく、たくさんの花が開花します。
花に見える部分は苞で、本来の花は苞の隙間に小さく存在します。苞の部分を鑑賞するため、開花期間が長いのも魅力のひとつです。乾燥させても長期間色が落ちないことが名前の由来です。
千日紅(センニチコウ)の詳細情報
園芸分類 | 草花 |
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草丈・樹高 | ~80cm |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 強い |
花色 | ピンク、濃ピンク、赤、白 |
開花時期 | 6月~10月 |
千日紅(センニチコウ)の種類
千日紅・ファイヤーワークス
千日紅(センニチコウ)の新種で宿根草の性質。(寒冷地では一年草扱い)華やかなマゼンタピンクの花色と飛び出た黄色いしべが特徴。
ゴンフレナ・ラブラブラブ
高性の千日紅(センニチコウ)。連続開花性に優れ、春から晩秋まで長く開花。一般的な千日紅(センニチコウ)より分枝性が改良されているため、根元からたくさんの茎が出る。
キバナセンニチコウ・ストロベリー・フィールズ
黄花千日紅(キバナセンニチコウ)の改良品種で濃い橙赤の花。暖地では多年草として扱うことができる。草丈が高く、庭植えのほか、切り花やドライフラワーとしても人気。別名赤花千日紅。
千日紅(センニチコウ)の育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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種まき | ||||||||||||
植え付け | ||||||||||||
開花 |
千日紅(センニチコウ)の栽培環境
日当たり・置き場所
千日紅(センニチコウ)は、日当たりと風通しの良い場所が適しています。
用土
水はけが良い土が適しています。
鉢植えは草花用の培養土で問題なく育ちます。
千日紅(センニチコウ)の育て方のポイント
水やり
土の表面が乾いてからたっぷりと水をやります。過湿にすると立枯病の原因になるので乾燥気味に管理しましょう。
肥料
千日紅(センニチコウ)は、多肥にすると葉ばかりが茂り、花つきが悪くなるので注意しましょう。
地植えは、周囲の草花が問題なく開花している場所なら、特に肥料を施す必要はありません。
鉢植えは、花付きの様子を見て与えるかを判断しましょう。最近の培養土は元肥入りの商品も多いため、肥料が含まれているかを確認してから、元肥を入れるかを判断しましょう。
千日紅(センニチコウ)の詳しい育て方
選び方
株の根元がぐらぐらしていない、葉の色がきれいなしっかりした苗を選びましょう。
種まき
千日紅(センニチコウ)の発芽適温は20~25度程度です。十分に暖かくなってから種まきをしましょう。ポットに種をまき、良い芽を残して育苗するのが手軽です。
植え付け
日当たりが良い場所に深植えにならないように植え付けます。最近は新種も登場し、品種によって草丈に違いがあるため、草丈を確認してから適当な場所に植え付けましょう。
剪定・切り戻し
生長し密集してきたら、夏前に切り戻しを行います。切り戻す場所は、新しいわき芽が出てきている上でカットします。
花
6月~10月の長期間開花します。終わった花がらは摘み取りましょう。
収穫
千日紅(センニチコウ)の花は、切り花として楽しめるほか、ドライフラワーにすることができます。ドライフラワーにしても色落ちが少ない花です。
夏越し
千日紅(センニチコウ)は暑さにとても強い花なので、特別な夏越しの必要はありません。花が少なくなる真夏でも休みなく開花し続けます。
冬越し
一般的な千日紅(センニチコウ)は冬前までの一年草なので晩秋に抜き取ります。
宿根性のある品種は冬前に地際で切り戻しておきましょう。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
種で増やすことができます。
千日紅(センニチコウ)の切り戻し枝をドライフラワーにする方法
茎が分枝して混みあってきたら、風通しを良くするために切り戻した枝でドライフラワーを作ってみましょう。
切り戻す位置
白く丸をつけた新しいわき芽が出てきている上(ピンクの線部分)で切ります。節の両脇の脇芽が伸びて次の茎になり頂点に花が咲きます。新芽を切り落とさないように気を付けましょう。
千日紅(センニチコウ)は、簡単にドライフラワーにすることができます。
作り方は、風通しの良いところに逆さにして干します。葉は最初から取り除いて作った方がきれいな仕上がりになります。
茎をつけて飾ったり、花の部分だけをボトルに入れて飾るなど、いろいろとアレンジしてみましょう。