【初夏から秋までポンポン咲きが可愛い】センニチコウ
戸松敦子
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センニチコウ
寄せ植えを素敵に仕上げる名脇役プランツ、今回ご紹介するのは「センニチコウ」。初夏~秋に咲くヒユ科の非耐寒性一年草です。
センニチコウの花期は、6月~10月頃。真夏の暑さにも強い特長があり、初夏から秋まで楽しめます。丸いポンポンのような花に見える部分は、実は花ではなく、苞葉(ほうよう)という花の付け根の葉です。本当の花は、苞葉の隙間にとても小さな花が咲いています。
センニチコウの花色は白、ピンク、紫、赤、黄色などがあります。丈夫で育てやすいため、ガーデニング初心者の方にもおすすめの花です。
初心者にもできる!小さな秋の寄せ植えづくり
赤色のセンニチコウには、写真のようにオレンジやイエローなどのビタミンカラーもよく合います。観賞用トウガラシや銅葉色のウンシニアなどをプラスすることで、秋の雰囲気も感じさせる組み合わせになっています。
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センニチコウは、花期が近いニチニチソウとの組み合わせも抜群。同系色で合わせても花の咲き方が全く異なるため、互いに美しさを引き立て合います。
写真のように、濃いピンク色や紫のセンニチコウにダークなカラーリーフを合わせると、大人っぽい雰囲気を演出することもできます。
センニチコウは、寄せ植えや切り花として用いられる際、メインの花を引き立てる名脇役とされることも多いですが、写真のように盛大に植えてボーダーガーデンがつくられた姿を見ると、ものすごい迫力がありその美しさに魅了されます。
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センニチコウは、苞葉の部分は色があせないので長い間観賞することができ、切り花やドライフラワーにも向いています。センニチコウは「千日紅」と書くのですが、それは、花が色あせない性質に由来します。ちなみに、センニチコウの花言葉は「変らない愛情」「不朽」。これもセンニチコウの花期が長く、鮮やかな花色がいつまでも変わらないことからイメージして付けられたと言われています。
ポンポンのような苞葉が可愛いセンニチコウは、夏に強いので真夏に大活躍する花ですが、その丸くてほっこりする雰囲気が秋の寄せ植えにもぴったりと思います。ぜひ、センニチコウを使って秋の寄せ植えを作ってみてくださいね。
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