ミニバラ・グリーンアイスとは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- ミニバラ・グリーンアイス
- 学名
Rosa hybrids
- 英名
- Green Ice
- 科名
- バラ科
- 属名
- バラ属
- 原産地
- アメリカ(作出国)
ミニバラ・グリーンアイスの特徴
グリーンアイスは、蕾のうちはピンクがかっていて、花が開くと白、咲き進むと淡いグリーンになる色の変化が美しいミニバラ。半日陰で育てると、より緑色になりやすかったり、寒い時期にはところどころにピンクが出やすくなります。花径は3cmくらいで、樹高は50~60cmほど。横に張って枝垂れ気味に茂ります。四季咲きで花もちが良く、耐寒性、耐病性が強く育てやすい特長があります。一度咲き終わったら半分くらいの高さに切り戻しておくと再び開花します。冬の間は落葉しますが、乾かし気味に水やりを続けると春に芽吹きます。グリーンアイスは、挿し木で簡単に増やすことができます。適期は、5月下旬~6月下旬、10月下旬~11月上旬頃です。
本来ミニバラとは、ロサ・キネンシス‘ミニマ’(チャイナ系オールドローズ)の小型の性質を受け継ぐバラのことだと言われますが、実際のところその区別は困難で、一般的には花が小さかったり生長してもそれほど大きくならない系統のバラのことを総称してミニバラと呼ぶのが一般的です。
ミニバラ・グリーンアイスの詳細情報
園芸分類 | 庭木、落葉 |
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草丈・樹高 | 50~60cmほど |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 普通 |
花色 | 白、ピンク、淡いグリーン(変化する) |
開花時期 | 4月~11月頃 |
ミニバラ・グリーンアイスの育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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開花 |
ミニバラ・グリーンアイスの栽培環境
日当たり・置き場所
日当たりと風通しの良い場所を好みます。
用土
水はけと水もちが良く、空気をほどよく含んだ有機質に富んだ土が適しています。バラ専用の培養土も販売されていますが、市販の草花用の培養土でも問題なく育ちます。市販の草花用の培養土に赤玉土小粒を2割程度混ぜると、排水性と保水性がさらに良くなります。
ミニバラ・グリーンアイスの育て方のポイント
水やり
地植えの場合は、しっかり根付いてからはそれほど水やりの必要はありませんが、真夏に雨が降らない日が続いてひどく乾燥する場合は水やりしましょう。
鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水やりします。水やりするときは、なるべく花や葉に水をかけないように株元に水をかけましょう。土がいつも湿っていたり、乾燥しすぎたりしないように注意します。
肥料
定期的に緩効性肥料を施します。花後にはお礼肥、冬には寒肥として緩効性肥料を与えると効果的です。
病害虫
病害虫の心配はほとんどありません。
ミニバラ・グリーンアイスの詳しい育て方
選び方
これから咲く蕾がたくさんついていて、葉がきれいな緑色をしてよく茂り、株元がしっかりしている苗を選びましょう。
植え付け
地植えする場合は、日当りと風通し、水はけの良い場所に植え付けます。事前に植える場所を掘り起こし、完熟堆肥などを混ぜ込みます。若い挿し木苗は、鉢の中に根がしっかり張っていないことがあるため、根を傷つけないようにして植え付けましょう。大苗の植え付けは11月~2月頃、新苗の植え付けは5月~6月頃が適期です。
剪定・切り戻し
新しく伸びた枝の先端に花が咲くため、次の花を咲かせる枝を伸ばすためと、コンパクトなサイズを保つために切り戻しが必要になります。基本的に、花後に半分くらいの高さまで切り戻しましょう。
植え替え・鉢替え
地植えの場合は、特別植え替えの必要はありません。
鉢植えの場合は、はじめの花が全体的に終わったら半分くらいまでの高さに切り戻して、一回り大きい鉢に植え替えましょう。新しい土を使って、なるべく根を傷つけないように植え替えます。植え替えの適期は11月~2月頃ですが、根を崩さなければ真夏以外のいつでも植え替えできます。その後は、株が育って鉢が窮屈になってきたら、さらに一回り大きな鉢に植え替えましょう。
花
グリーンアイスは四季咲き性のため、4月~11月頃に何度か花を楽しめます。
夏越し
日光を好みますが、真夏の強すぎる直射日光が一日中当たると株がくたびれてしまうことがあります。暑さが厳しいときは、鉢植えを半日陰になるような場所に移動させましょう。
冬越し
グリーンアイスは寒さに強いため、特別な冬越し対策は必要ありません。寒さに当たると落葉して茎だけになりますが、乾かし気味に水やりを続けると、春に再び芽吹きます。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
挿し木で増やすことができます。挿し木の適期は、5月下旬~6月下旬、10月下旬~11月上旬です。
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