ユーカリ・グニー(グニユーカリ)の育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- ユーカリ・グニー(グニユーカリ)
- 学名
Eucalyptus gunnii
- 英名
- Cider gum
- 別名・流通名
- グニユーカリ
- 科名
- フトモモ科
- 属名
- ユーカリノキ属
- 原産地
- オーストラリア、ニュージーランド、タスマニアなど南半球
ユーカリ・グニー(グニユーカリ)の特徴
ユーカリ・グニーはフトモモ科の常緑高木です。原産地の南半球では20mを超す高木になります。銀葉と呼ばれるシルバーがかったグリーンの葉が美しい樹種です。丸みを帯びた葉のフォルムも可愛らしく、枝の華奢さも相まって切り花でも庭木としても人気があります。
日本の気候でも育てやすいことから庭木や鉢植えとして広く流通しています。ただし、地植えで植えっぱなしにしておくと、とても大きくなるので、適宜剪定を行うようにしましょう。
ユーカリの仲間は乾燥した気候を好みます。ユーカリ・グニーは比較的湿度に強い品種ですが、日本の夏の高温多湿には弱いため、夏は少し元気がなくなります。風通しを良くして、蒸れにくい環境で管理する必要があります。また冬の寒さにも弱いため、冬の植え付けや植え替えは行わないように気をつけてください。
ユーカリ・グニーが突然枯れた原因は?
秋になると「ユーカリ・グニーが突然枯れてしまった」という相談をよく耳にします。考えられる主な原因は以下の2点です。
夏のダメージの蓄積(高温多湿)
多湿が苦手なため、夏の暑さと蒸れで受けたダメージが、秋になってから「突然枯れる」という症状となって表れることがあります。夏場はとにかく風通しの良い場所で管理しましょう。
冬の寒さと根の凍結
冬場、地上部は元気に見えても土の中の根がダメージを受けているケースがあります。冬の夕方に水やりを行うと、夜間に土中の水分が凍って根を傷めてしまい兼ねません。冬の水やりは気温が上がる昼間に行うほか、寒冷地では株元にマルチングを施すなどの防寒対策が必要です。
コアラが食べないユーカリ!ユーカリ・グニー
「ユーカリ=コアラの食べ物」というイメージがありますが、実はコアラが餌にするユーカリはごく一部の限られた品種のみで、ユーカリ・グニーは食べません。
コアラが主食にするのは、プンクタータ、テレチコルニス、カマルドレンシス、ロブスタといった数種類だけです。これらは香りが控えめで、樹液に糖分を多く含むという特徴があります。ちなみに、コアラが好む「プンクタータ」は園芸品種としても出回っており、赤みを帯びた細長い葉が特徴です。
一方のユーカリ・グニーは、清涼感のある爽やかで強い芳香が印象的な品種です。香りや葉の姿をインテリアやガーデニングで楽しむのにぴったりのユーカリといえます。
ユーカリ・グニー(グニユーカリ)の詳細情報
| 園芸分類 | 庭木、常緑 |
|---|---|
| 草丈・樹高 | 20m以上 |
| 耐寒性 | 普通 |
| 耐暑性 | 普通 |
ユーカリの花言葉
ユーカリ・グニー(グニユーカリ)の育て方カレンダー
| 時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 植え付け | ||||||||||||
| 植え替え | ||||||||||||
| 剪定 |
ユーカリ・グニー(グニユーカリ)の栽培環境
日当たり・置き場所
日当たりと風通しが良い場所を好みます。特に夏の蒸れが苦手です。湿気の少ない場所で管理してください。
用土
水はけの良い土壌を好みます。
鉢植えは市販の園芸用培養土で問題なく育ちます。
ユーカリ・グニー(グニユーカリ)の育て方のポイント
水やり
乾燥気味に管理しましょう。
庭植えは、根付いてからは特に水やりの必要はありません。
鉢植えは表土が乾いて白っぽくなってから、さらに1~2日ほど間を置いて水やりをしましょう。
肥料
痩せ地でも育つ植物なため、過肥を嫌います。植え付け時に元肥を施し、その後は生長の様子を見て、追肥を行いましょう。
病害虫
風通しの悪い環境ではうどんこ病にかかりやすくなります。見つけ次第薬剤を散布するなどして対処してください。
ユーカリ・グニー(グニユーカリ)の詳しい育て方
選び方
主幹がしっかりとしていて、枝が徒長していないものを選びましょう。
植え付け
植え付け適期は4月~5月です。植え付け後は、根と土がなじむようにたっぷりと水やりを行います。
仕立て方
若木のうちは主幹が細く、風に煽られて折れてしまう恐れがあります。支柱を立てて、しっかりと主幹を支えるようにしましょう。
剪定・切り戻し
横に大きく枝を伸ばして生長します。好みの樹形を保つために適宜剪定を行う必要があります。いつ剪定しても問題ありませんが、真夏と真冬の剪定は株全体に負担をかけるので、避けるようにしましょう。
また、主幹のトップを切り詰めることで、ある程度全体の大きさを抑えることもできます。
植え替え・鉢替え
植え替え適期は4月~5月です。鉢底から根が見えるようになったら、一回り大きな鉢に植え替えます。植え替え後は、たっぷり水やりをしましょう。
収穫
ユーカリ・グニーは、清涼感のある芳香が特徴です。切り花として飾ったり、ドライフラワーにして楽しむことができます。剪定した枝は捨てずに利用しましょう。
夏越し
乾燥気味を好み、過湿を嫌います。夏は風通しが良くなるように管理しましょう。
冬越し
冬の寒さが苦手です。冬は夕方に水やりを行うと、土中の水分が凍ってしまい根を傷めかねません。水やりは昼間に行う他、寒冷地では株元にマルチングを施すなどの工夫をしましょう。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
挿し木で増やすことができます。
- 監修者:LOVEGREEN編集部
LOVEGREEN(ラブグリーン)の編集部アカウントです。ガーデニング、家庭菜園、インドアグリーンなど、幅広い植物ジャンルに精通したメンバーが在籍し、実際の栽培経験にもとづく花・植物の育て方や楽しみ方記事、お庭の取材記事、植物にまつわる企画などを配信しています。
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