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イチイとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

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  • イチイ
植物名
イチイ
学名

Taxus cuspidata

英名
Japanese yew
和名
一位、櫟
別名・流通名
オンコ、アララギ
科名
イチイ科
属名
イチイ属
原産地
日本、中国、シベリア

イチイの特徴

イチイは日本や中国、シベリアに分布するイチイ科の常緑針葉樹です。オンコやアララギの別名でも親しまれています。刈り込みに耐え寿命も長いため、庭木、生垣、トピアリーなどに利用されています。

雌雄異株で春に開花した後、雌株には秋に赤いかわいい実をつけます。種は毒性があるため、口には入れないようにしてください。

イチイの詳細情報

園芸分類 庭木、常緑
草丈・樹高 10~20m
耐寒性 強い
耐暑性 強い
花色 雄花:肌色 雌花:緑色
開花時期 3月~4月

イチイの種類

キャラボク

学名:Taxus cuspidata var. nana

イチイの変種で樹高は3m程度。イチイの葉は2列につくのに対して、キャラボクは螺旋状なので見分けることができる。

 

イチイの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花
結実

イチイの栽培環境

日当たり・置き場所

日陰を好みますが、日向でも栽培可能です。強い西日が長時間当たるような場所は避けましょう。

用土

肥沃な土を好みます。

鉢植えは、庭木用の培養土で栽培可能です。

イチイの育て方のポイント

水やり

地植えは、根付いてからの水やりの必要はありません。

鉢植えは、鉢の表面の土が乾いたら鉢底から流れ出るくらいたっぷりと水を与えます。湿り気味の土を好むので、真夏の水切れに注意しましょう。

肥料

自然の循環ができている肥えた土ならば、特に与えなくても栽培可能です。生育が思わしくないようなら、2月に緩効性肥料もしくは有機質肥料(園芸用として市販されている固形の油粕など)を与えましょう。

鉢植えは、3月に緩効性肥料もしくは油粕などを少量施します。

病害虫

目立った病害虫の害はありませんが、風通しが悪いとカイガラムシがつくことがあります。

イチイの詳しい育て方

選び方

葉の色と樹形が美しい苗木を選びましょう。雌雄異株で秋に赤い実が実るのは雌木です。雌木が必要な場合は、雌雄を判別している園芸店で購入するとよいでしょう。

植え付け

春から初夏と秋が植え付け適期です。

根鉢のサイズの倍程度の幅と深さの穴を掘り、元肥として腐葉土や堆肥(もしくは緩効性肥料)を土に混ぜ込んで植え付けましょう。

植え付けたらたっぷりと水やりを行います。植え付け直後はぐらつきやすいため、しばらくは注意深く様子を見るようにしましょう。支柱を添えるのもよいでしょう。

剪定・切り戻し

高木に分類されますが、定期的に剪定してコンパクトに仕立てることも可能です。

新芽が動き出す前の2月後半~3月頃と10月~11月が適期です。株元から出るひこばえも一緒に整理します。軽く整える剪定ならいつでも可能ですが、真夏の剪定は木に負担がかかる場合があるので避けましょう。

実を鑑賞するためなら、開花以降の枝を切ってしまうと結実しないので注意しましょう。

3月~4月が開花時期です。雌雄異株で雄木と雌木では花の見た目が違います。

収穫

9月~10月に赤い実が結実します。種は毒性があるので、食べないよう注意してください。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

挿し木と種まきで増やすことができます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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