ヘリオトロープとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

  • 香りの良い花ヘリオトロープ
植物名
ヘリオトロープ
学名

Heliotropium

英名
Heliotrope
和名
木立瑠璃草(キダチルリソウ)
別名・流通名
キダチルリソウ、コウスイボク、ニオイムラサキ
科名
ムラサキ科
属名
キダチルリソウ属
原産地
ペルー

ヘリオトロープの特徴

ヘリオトロープは香りの良いハーブとして知られている、一年草または多年草の植物です。コモンヘリオトロープ(Heliotropium arborescens)は花に甘い香りがあり、香料として使用されています。

ヘリオトロープは、園芸種も含め100種類以上あると言われています。一般的に園芸店などで流通しているヘリオトロープの品種は、花が大きく観賞価値が高いのですが香りはあまりしません。こちらは耐寒性が弱く、冬には枯れてしまいます。

コモンヘリオトロープは香りが強く、冬も暖地では戸外で越冬することもあります。

ヘリオトロープの詳細情報

園芸分類 ハーブ
草丈・樹高 20~100cm
耐寒性 弱い
耐暑性 普通
花色 紫、白
開花時期 4月~10月

ヘリオトロープの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花
植え付け

ヘリオトロープの栽培環境

日当たり・置き場所

ヘリオトロープは、日当たりを好みます。特に開花には日照が必要になります。ただし、夏期の強い直射日光は苦手なので、半日陰や風通しの良い場所に移動させるようにしましょう。

用土

ヘリオトロープは、肥沃な土壌を好みます。市販の培養土で問題なく育ちます。

ヘリオトロープの育て方のポイント

水やり

ヘリオトロープは、水切れを起こしやすい植物です。水枯れを起こすと葉が焼けたように黒ずんでしまうので注意しましょう。

肥料

ヘリオトロープは、肥沃な方が花付きが良くなります。開花中は春と秋に緩効性肥料を与えます。

病害虫

特に目立った病害虫の被害はありません。

ヘリオトロープの詳しい育て方

選び方

ヘリオトロープは、葉の緑色が美しい植物です。葉が黄ばんでいないものを選びましょう。花芽が多く上がっていると長く花を楽しめます。

植え付け

ヘリオトロープの植えつけは、真夏と真冬を避けた春か秋の暖かい日に行います。植え付け後はたっぷりと水を与えます。

摘芯(摘心)・摘果

ヘリオトロープは、開花期の長い花です。開花期中は花が終わったらまめに花がらを摘み取ることで、次々と花を楽しめます。

剪定・切り戻し

春の開花が一段落した頃に、整える意味も含めて花が終わった枝を切り戻します。

植え替え・鉢替え

ヘリオトロープは、春か秋の暖かい日に植え替えをします。植え替え後はたっぷりと水を与えます。

4月~10月頃、白や紫の香りの良い花を咲かせます。

収穫

ヘリオトロープは、切り花にして飾って楽しむこともできます。

夏越し

ヘリオトロープは、夏の直射日光が苦手です。

鉢植えの場合は、風通しの良い半日陰や午後の西日を避けられるような場所に移動させましょう。

冬越し

多年草のヘリオトロープは、霜を避けて管理するようにします。暖地では越冬可能です。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

ヘリオトロープは、挿し芽で増やせます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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