香の世界。三大フローラルノートって知ってる?

小野寺葉月

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三大香木・・・ではなく、三大フローラルノート。香りの世界でこう呼ばれる香りがあります。今回は香りのもとになっている植物をご紹介します。三大フローラルの香りは、いろいろミックスして使われるフローラルノートの基本といったところでしょうか。複数のフローラル系の香りを組み合わせたフローラルブーケや、グリーン系の香りと組み合わせたフローラルグリーンなどいずれも人気の香りの種類です。

2016.09.08 Odorama: Art + Distillation

 

ジャスミン

オオバナソケイ

ジャスミンのなかでもJasminum grandiflorum、日本名でオオバナソケイと呼ばれるジャスミンが香料に使用されます。ジャスミンの香りの独特な香りの成分はジャスモンと言いますが、ジャスモンは合成香料では再現が難しいため、天然精油のみの希少なオイルのため、高価となっています。

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日本でよく鉢植えやお庭などで見られるハゴロモジャスミンはまた違った種類です。このハゴロモジャスミンは、3月の下旬ごろから夜道や早朝に歩いているとふっとどこかから香りがしてきます。パッと見るとジャスミンがツルを伸ばしてフェンスなどに茂っていたりします。しずかにそこに鎮座している感じがネコ科の獣のようだなあといつも思うのですが、香りは強くむせ返るような感じと言っても良いと思います。

▼ハゴロモジャスミン。ピンクのつぼみがかわいらしい

Jasmine ジャスミン

 

中国茶にある茉莉花(ジャスミンティー)は、ジャスミンと同じソケイ属ですが、Jasminum sambacという別種で、アラビアジャスミンなどとも呼ばれます。香りの種類はすこし異なり、グリーンノート系です。ジャスミンティーの収穫時に日中収穫しておいた花と茶葉をまぜて茶葉に香りを移すことで

Jasmine 茉莉花

 

ミュゲ(すずらん)

ユリ科の多年草であるスズランはミュゲノートと呼ばれる香りですが、花からとれる香りは希少で高価なため、だいたいの香水は合成香料からとられていることがほとんどです。

mugcaron

 

スズランは原産地が日本のスズランと、アメリカのスズラン、ドイツのスズラン(Convallaria majalis)があります。日本で栽培されたり、海外でLily of the valleyといわれるのはドイツのスズランで、大きな形も香りの強さも安定しており香料によく使用されるのもこの種類です。

lily of the valley

 

ローズ

ロサ・センティフォリア

この系統のバラは古くから香料にされてきました。花弁が多く、キャベッジ・ローズとも呼ばれます。センティフォリアはケンティフォリアとも呼ばれ、「たくさんの花弁(または葉)を持つ」とされます。

Rosa centifolia "Cristata" (Kirche 1827)

 

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小野寺葉月
小野寺葉月

植栽のメンテナンスの仕事をしながらLOVEGREEN編集部に在籍中です。小さい頃から植物を愛でるのが好きで、近所の植物はだいたい把握しています。最近、虫にもその愛は侵食中。仕事柄、庭と害虫関係の記事が多めです。害虫と記載していますが、基本的には害虫なんていない!派。生物多様性に興味があります。植物のイラスト好きが高じて編集部の記事にも使っていただいてます。

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