小豆(あずき・アズキ)の育て方・栽培|植物図鑑

植物名
小豆(あずき・アズキ)
学名

Vigna angularis

英名
Adzuki bean
和名
アズキ
科名
マメ科
属名
ササゲ属
原産地
東アジア

小豆(あずき・アズキ)の特徴

小豆の原産地は東アジアで、古くから日本にとても親しみのある一年草です。寒さに弱く、温暖な気候を好みます。霜にも弱いため、種をまくときには地温が10℃を超える頃にならないと、上手に発芽しません。

小豆は、地域の気象条件や栽培時期に適した品種を選ばなければ、実がしっかりつきません。そのため、地域の園芸店、ホームセンターなどで扱っている種子を選ぶと、間違わずに購入することができます。

小豆の品種は、大きく分けると「夏小豆型品種」「秋小豆型品種」「中間型品種」の3つに分けられます。

「夏小豆」は、栽培期間中の平均気温の累積が一定レベルに達すると、開花がはじまる性質です。沖縄を除き全国で栽培されます。

「秋小豆」は、日の長さが一定時間なると開花する、短日植物の性質を持っています。主に、西日本で栽培されます。

※短日植物…日照時間が短くなると花が咲く植物のこと。

「中間型小豆」は、字の通り夏小豆と秋小豆の中間の性質で、中部地方の山間部、東北地方で栽培されています。

小豆の日本での産地は、北海道が80%を占めており、ほとんどが和菓子用のあんに用いられます。他には赤飯、ようかん、甘納豆、汁粉などに使用されています。

小豆という名前の由来は、江戸時代の学者・貝原益軒が「あ」は「赤色」、「つき」「ずき」は「溶ける」という意味があったことから小豆になったなど、諸説存在します。小豆の歴史も古く、中国の世界最古の薬学書の中にも、小豆が登場します。日本でも、古来小豆は薬として使用されていました。

小豆(あずき・アズキ)の詳細情報

園芸分類 野菜
草丈・樹高 30~60cm
耐寒性 やや弱い
耐暑性 やや弱い
耐陰性 やや弱い
花色 黄色
開花時期 7~9月

小豆の栄養

小豆には、ビタミンB1やカリウム、亜鉛が多く含まれています。小豆の赤紫色は、ポリフェノールの一種であるアントシアニンによるものです。「二日酔いにあずきの汁」という古いことわざがあります。実際、小豆に含まれるビタミンB1には、アルコールの分解を助ける働きがあると言われています。

小豆の保存方法

保存方法は、常温保存もできますが管理場所が高温多湿ですと品質が落ちます。出来るだけ乾燥・野菜室位の温度・直射日光を避けて保存しましょう。

小豆の手作りカイロ

また、最近では小豆を使った手作りのカイロが人気です。自宅にある耐熱に優れた、綿100%のあまり布やハンカチなどで布袋を作り、その中に小豆を入れて、レンジで数10秒~1分ほど温めて使用します。小豆の水分がレンジによって温められ、体がじんわり温められます。温かさの持続時間も数10分ほど持ちます。この小豆のカイロは、繰り返し使用できるため、エコカイロとしても人気です。

小豆(あずき・アズキ)の育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
種まき(夏小豆:関東)
種まき(秋小豆:関東)
収穫(夏小豆:関東)
収穫(秋小豆:関東)

小豆(あずき・アズキ)の栽培環境

日当たり・置き場所

日当たりを好みます。風通しの良い場所で育てましょう。

温度

小豆の生育適温は20~25℃ほどです。寒さに弱く、温暖な環境を好みます。

用土

排水が良好で、保水性がある有機質を多く含む弱アルカリ性の土地を好みます。
小豆をプランターで栽培する場合は、野菜用の培養土で育てましょう。
畑栽培の場合は、堆肥や元肥を入れる2週間前位には石灰を入れ耕しましょう。その後堆肥と元肥を入れ土になじませましょう。

小豆(あずき・アズキ)の育て方のポイント

水やり

小豆の地植え栽培ならほぼお天気に任せでかまいませんが、プランター栽培の水やりは、土が乾いてから鉢底から水が出るまでしっかり与えましょう。

肥料

小豆はマメ科の植物でもあるため、肥料は元肥のみで追肥はあまり与えなくても良いでしょう。

病害虫

アブラムシが媒介することによるモザイク病、アズキノメイガ、カメムシなどに注意しましょう。

小豆(あずき・アズキ)の詳しい育て方

選び方

小豆の種は、栽培する地域の気象条件に適した品種の種を購入しましょう。地方の園芸・種苗店やホームセンターなどで販売されている種子を選ぶと地域にあったものに出会えるでしょう。

種まき

10~20cm間隔で1か所につき3~4粒まきます。覆土は2〜3cmほどして、水やりをたっぷりします。最初にお水をたっぷり与えたら、発芽するまでは水やりは控えましょう。
豆類は、鳥にタネを食べられてしまうことがあります。被害を防ぐため、種をまいた後、不織布や寒冷紗をかけておき、発芽したらはがすようにしましょう。
不燃布や寒冷紗が用意できない場合は、育苗ポットで発芽させると鳥の被害から守ることができます。

植え付け

小豆などの豆類は、発芽してしまえば、鳥の被害はなくなります。
小豆の本葉がでたら、土に育苗ポットと同じサイズの穴を掘って苗をポットの土ごと穴に植えます。上から土を軽くかけたっぷりと水をあげましょう。

摘芯(摘心)・摘果

収量を増やすために、本葉が4~5枚の頃、摘芯することがあります。摘芯することで分枝が良く伸び小豆の収量が増えます。

小さくて黄色い花を次々と咲かせます。花が咲いた後に小豆ができます。

収穫

小豆の開花期は、同一の株でも一斉に小豆が成熟しないため、家庭菜園では成熟した莢ごとに収穫します。莢が乾燥して、莢を持った時、中の小豆がカラカラと音をたてたら収穫しましょう。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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