タアサイ(ターサイ)とは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- タアサイ(ターサイ)
- 学名
Brassica rapa var. rosularis
- 英名
- Tatsoi
- 和名
- タアサイ
- 別名・流通名
- キサラギナ
- 科名
- アブラナ科
- 属名
- アブラナ属
- 原産地
- 中国
タアサイ(ターサイ)の特徴
タアサイ(ターサイ)の葉は、へら又はスプーンのような形をしており、葉脈が深く刻まれ、肉厚で、縮れがあります。アブラナ科アブラナ属の野菜なので、とう立ちすると菜の花のような黄色い花を咲かせます。
中国原産のタアサイ(ターサイ)は、耐寒性にとても優れた野菜なので、春まきよりも秋まきの方が育てる時期として適しています。。秋に種をまいたタアサイ(ターサイ)は、寒さに当たると、濃い緑色の葉が地面を這うように、葉がロゼッタ状に広がり、甘味が増します。春に種をまいたタアサイ(ターサイ)は、生育のスピードも速く、葉や茎が上に伸びた形をしています。
タアサイ(ターサイ)は、日本では静岡県で多く生産されています。癖のない味のため、さまざまな料理に活用できます。
タアサイ(ターサイ)の詳細情報
園芸分類 | 野菜 |
---|---|
草丈・樹高 | 10~25cm |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | やや弱い |
耐陰性 | やや弱い |
花色 | 黄色 |
タアサイ(ターサイ)の栄養
βカロテンほかビタミン類を多く含みます。油で調理することにより吸収も高まります。
タアサイ(ターサイ)はアクが少ないため、下茹での必要がありません。
タアサイ(ターサイ)の保存方法
冷蔵保存
湿らせた新聞紙やキッチンペーパーで包み、乾燥しないようにビニール袋に入れ、上むきに冷蔵庫の野菜室で保存します。
冷凍保存
タアサイ(ターサイ)は、シャキシャキとした食感が失われてしまうので、冷凍保存にはあまり向いていないようです。
日持ちさせることを考えるなら、漬物、塩付けなどにしましょう。
タアサイ(ターサイ)の育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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種まき | ||||||||||||
収穫 |
タアサイ(ターサイ)の栽培環境
日当たり・置き場所
日当たりを好みます。風通しの良い場所で育てましょう。
温度
生育適温は15~25℃です。耐暑性があまりないため、高温に弱く、低温に強い傾向があります。
用土
プランター栽培の場合は、野菜用の培養土で育てましょう。
畑栽培の場合は、堆肥や元肥を入れる2週間前位には石灰を入れ耕しましょう。その後堆肥と元肥を入れ土になじませましょう。
タアサイ(ターサイ)の育て方のポイント
水やり
生育初期のころは、葉と根にしっかりと水を与えましょう。
肥料
3回目の間引き後、1本立ちになった頃から、2週間に1度肥料を与えます。
施肥が多いと、病害虫が発生しやすくなるため、施す量には注意しましょう。
外葉から長く収穫する場合、葉が黄色くなったら肥料切れの合図です。
タアサイ(ターサイ)の詳しい育て方
選び方
主に種から育てます。お好みの品種の種をお選びください。
種まき
1か所に5~6粒ほど点播きします。最終的な株間は、葉や茎が上に伸びる春まきは10~15cm、葉がロゼッタ状に広がる秋まきは15~25cmほどの間隔をあけます。
間引き
タアサイ(ターサイ)の葉の生長に合わせて、順次間引いていきましょう。目安として、発芽が揃ったら3本立ち、本葉2~3枚の頃に2本立ちに、本葉5~6枚の頃に1本立ちに間引きます。
花
とう立ちすると、アブラナ科特有の黄色い花が咲きます。
収穫
春まきのタアサイ(ターサイ)は、種まき後35~40日位、秋まきのタアサイ(ターサイ)は、45~60日位で収穫時期になります。草丈が10~20cm、又は直径20~40cm位に葉が広がったら収穫しましょう。
また、長い期間外葉から順次収穫することもできます。