サツマイモ(さつまいも)の育て方・栽培|植物図鑑

植物名
サツマイモ(さつまいも)
学名

Ipomoea batatas

英名
Sweet potato
和名
サツマイモ
別名・流通名
甘藷(かんしょ)、唐芋(からいも)
科名
ヒルガオ科
属名
サツマイモ属
原産地
メキシコ~中米の熱帯地方

サツマイモ(さつまいも)の特徴

サツマイモは蔓をたくさん伸ばし、土を這うようにたくさんの葉をつけて生育します。紫色の皮で大きめの地下茎が土の中で育ちます。サツマイモは他のイモ類と比べて甘く、お菓子の食材としても利用されています。とても強い野菜で高温や乾燥する場所、その他どんな土質でも育つことができ、連作も可能な作物です。

ヒルガオ科の植物なので、サツマイモを水を入れた器に入れておくと芽を出し、まるで観葉植物のような姿に生長します。ちょっとしたインテリアにもなりますので、育ててみてはいかがでしょうか。

サツマイモ(さつまいも)の詳細情報

園芸分類 野菜
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
耐陰性 やや弱い
花色 ピンク色(極稀)

βカロテン、ビタミンB1、C、E、カリウム、食物繊維の栄養素を持ち、美容と健康、ダイエットに効果がある万能の食品として多くの加工食品になっています。

日本に伝えられた当初はなかなか普及しませんでしたが、乾燥に強く、やせた土地でも良く育つ救荒食としてサツマイモの普及にあたり、多くの人を飢餓から救った作物です。江戸時代八代将軍・徳川吉宗時代の儒学者として知られていた甘藷(かんしょ)先生こと青木昆陽が江戸の人々をサツマイモで救ったことが有名です(甘蔗はサツマイモの意味)。

サツマイモは、戦時中も多くの人々の空腹を満たしてくれた野菜でもあります。

サツマイモ(さつまいも)の育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え付け
収穫

サツマイモ(さつまいも)の栽培環境

日当たり・置き場所

日当たりを好みます。風通しの良い場所で育てましょう。

温度

生育適温は20~30℃です。

用土

phは5~6位の土で水はけ、通気性がよい場所でよく育ちます。養分が多すぎると育ちが悪くなるので控えめにした土が良いです。連作障害になりにくい特性があります。
プランターや袋栽培の場合は、野菜用の培養土を使用しますが、肥料は少ない、又は無い方がつるボケの心配がないでしょう。
畑栽培の場合は、又根ができないように石などをきれいに取り除いておきましょう。

サツマイモ(さつまいも)の育て方のポイント

水やり

植え付け後は土が乾いていたら水を与えます。5月中旬以降に植え付けて、梅雨時期の水分により土に根をしっかり伸ばし生育します。根付いた頃から乾燥気味に育てましょう。葉の様子を観察しながら必要に応じて水やりをしましょう。

肥料

基本追肥は必要ありません。養分が多すぎると蔓ボケになり、実が出来なくなります。そのため、元肥の窒素を含む肥料は控えめに、カリ分を多く施す方が好ましいです。

病害虫

カメムシコガネムシヨトウムシの幼虫などに葉を食害されます。

サツマイモ(さつまいも)の詳しい育て方

選び方

サツマイモの苗は、ポット苗と切り苗があります。
サツマイモのポット苗は、主にサツマイモの元苗を作るために使用されます。サツマイモの本葉が8~10枚になった頃摘芯して、わき芽を増やします。そのわき芽が、サツマイモの苗になるというわけです。伸びたわき芽の葉が5~6枚ほどの葉をつけたら、切り取ってサツマイモ苗として使用します。
サツマイモの切り苗は、10本程から束になって売られています。初めて育てる方は、買ってきて植え付けられる切り苗を選びましょう。
サツマイモの切り苗は、芋から発生した蔓を20~30cmくらいでカットしたものが売られています。元気がよく蔓がしっかりしていて葉の色がよいものを選びましょう。

植え付け

つるの生育が旺盛なので、畝幅70~100cm程の充分な広さを確保すると良いでしょう。切り苗は少し萎びてから植え付けます。そうすることで、発根しやすくなります。
植え付け方により、出来るサツマイモの大きさや収穫できる個数が決まります。

垂直(直立)植え

真っすぐに苗を植え付ける垂直植えは、丸い形のサツマイモが育ちます。

真っすぐに苗を植え付ける垂直植えは、丸い形のサツマイモが育ちます。

 

袋栽培で育てる場合、1袋に2苗植え付けることができるためおすすめ。

袋栽培で育てる場合、1袋に2苗植え付けることができるためおすすめ。

斜め植え

垂直植えよりもほっそりしたサツマイモが収穫できます。

垂直植えよりもほっそりしたサツマイモが収穫できます。

 

土の中に滑り台を作るように掘り、植え付けます。

土の中に滑り台を作るように掘り、植え付けます。

船底植え

小ぶりですが、数が多く収穫できる植え方です。

小ぶりですが、数が多く収穫できる植え方です。

 

土の中がUの字になるように掘って、そこに添わせるようにして植え付けます。

土の中がUの字になるように掘って、そこに添わせるようにして植え付けましょう。

水平植え

土に埋まっている部分を増やすことで、さらに多くサツマイモを収穫することができます。

土に埋まっている部分を増やすことで、さらに多くサツマイモを収穫することができます。

 

茎を折らないように気を付けて植えましょう。

茎を折らないように気を付けて植えましょう。

沖縄などの温かい地方で、薄いピンク色の花が開花することはありますが、本州では花が咲くことは稀で、ほとんど開花することはありません。

収穫

収穫時期は10月~11月末あたり。葉や茎が枯れ始めたころの晴れた日に収穫します。芋の表面の皮を傷つけないように、また、途中でちぎれてしまわないように加減しながら掘り残しのないように収穫しましょう。
収穫後はサツマイモの甘みを増すために1~2週間ほど日陰に置いてから食べると美味しくいただけます。

つる返し

蔓が四方八方に伸びて、土に接している蔓から根が出て芋ができてしまいます。余分に芋を作ると収穫するときに小さい芋しか出来ていないことになりますので、つる返しをして中央に蔓を寄せて必要以上にサツマイモができないようにします。

栽培スペースが狭い場合は、支柱をたてて上につるを誘引します。こうすることで、スペースも小さく収まり、風通しも良くなり、サツマイモの葉に陽をまんべんなく当てることができます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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