祈りの植物|10月~柑橘で金運アップ?

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食品や日用品は値上げされるのに、給料はたいして増えてくれない…。そんな昨今の状況に、気が滅入っている人も多いのでは? でも、嘆いてばかりはいられません。少しでも気分を変えるために、庭に柑橘類の果樹を取り入れてはいかがでしょうか。

目次

柑橘類とは?

グレープフルーツ 

グレープフルーツ

柑橘類は、ミカン属、キンカン属、カラタチ属の植物の総称です。カラタチ属を除けば、常緑の葉を持ち、果実が枝から長く落ちないため、縁起物の果樹として古くから尊ばれてきました。特に黄~オレンジ色の実は、金運をもたらすといわれています。

風水では、家の西側は金運を司る方位で、黄色のものを置くといいとされ、柑橘類は西の庭に植えられることが多いようです。確かに、農家の庭の西側で、たわわに実をつけた柑橘類を見かけることがあります。古くから根づいていた風習なのでしょう。

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さあ、何を植えましょう?

柑橘類には数多くの品種があります。インドのアッサム州(ヒマラヤ山麓)や東南アジアのマレー半島周辺などが原産地と考えられていますが、欧米や中国、もちろん日本にも伝わって、それぞれの地域で食用、観賞用にさまざまな品種が生まれました。

さらに現在も、より良い食味を求めて新品種が毎年生まれるため、世界中に何品種あるかは数え切れません。日本のスーパーでおなじみの品種を挙げてみましょう。

【ミカン/オレンジなど】一般的な柑橘類

温州ミカン

ウンシュウミカン
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ウンシュウミカン 日本の柑橘の代表格。紀州ミカンとクネンボ※が親とされる
ポンカン 明治期に日本に伝わった。内皮が柔らかい食べやすさが魅力
ネーブルオレンジ 甘みと酸味のバランスが取れたオレンジ。国産品種も流通
バレンシアオレンジ オレンジでは世界で最も知られる。ネーブルより酸味が強い

※クネンボ 多くの日本の柑橘類の親となった植物

ブンタンの中でも最大のバンペイユ(晩白柚)

晩白柚

晩白柚
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ブンタン 2㎏を超える果実もある大型柑橘。ザボン、ボンタンの別名も
グレープフルーツ ブンタンとオレンジが自然交雑した品種。西インド諸島原産
ナツミカン 山口県発祥のブンタン系品種。秋に実った果実を翌夏に食す
ハッサク 広島県因島で発見されたブンタン系品種。独特の苦みと酸味
イヨカン 山口で発見されたミカンとオレンジの交雑種。愛媛の特産品
キンカン 昔は風邪の民間薬にも。果皮ごと食べられ、タネなし品種も

【新しい柑橘類】食味と食べやすさを追求した日本生まれの品種

デコポン

デコポン
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清見  日本で初めて育成されたミカン類とオレンジ類の交配品種
はるみ 清見とポンカンの交配品種。愛媛、広島、静岡が主産地
不知火(シラヌヒ) 清見とポンカンの交配品種。高品質のものが「デコポン」※

※熊本県で生産された不知火のうち、品質基準を満たしたものに「デコポン」の名が付けられます。他県で生産されたデコポンも流通していますが、正しい名称ではありません

【香酸柑橘】料理の香りづけや食酢に利用される柑橘類

柚子

柚子

ユズ  中国原産。耐寒性が強く(-7℃程度)、南東北あたりの地域まで栽培可能
スダチ 徳島県の特産品。秋が旬のサンマやマツタケ料理にぴったり
カボス 大分県の特産品。スダチより果実が大きく、鍋料理のポン酢に
シークヮーサー 別名ヒラミレモン。沖縄に自生する柑橘で近年は全国的に普及
レモン  コロンブスがアメリカに伝えた、ガーデニングでも人気の果樹
ライム  お酒好きな人におすすめ。日本で育てやすいのはタヒチライム

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祈りを込める柑橘類なら


このように柑橘類は身近な果物で、知っている名前が次々と頭に浮かんできます。そのなかで「祈り」という視点で品種を選ぶと、まず挙げられるのは正月の注連飾りに使われるダイダイでしょうか。ダイダイは「代々」につながり、家族の繁栄を願う柑橘です。

ほかに、「邪」気を「祓(はら)」うという名前を持つジャバラや、合掌をしている両手の指のような形から名付けられたブッシュカン(仏手柑)もあります。苗の流通量は多くありませんが、もし園芸店頭などで見つけたらお見逃しなく。

もうひとつ、忘れてはいけない祈りの柑橘類があります。それは柑橘の「橘」=タチバナです。おひなさまで飾られるのは今も「左近の桜、右近の橘」。これは平安京の紫宸殿(ししんでん)になぞらえたもので、現在の京都御所もこの形式を踏襲しています。

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ミカンよりも小さめで、味は濃厚なタチバナ

橘の実

タチバナ
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日本伝統のタチバナの再生を

古事記や日本書紀にもタチバナは登場します。日本書紀では、垂仁天皇(第11代天皇)の命を受け、家臣の田道間守が10年以上の年月を経て、海のかなたの常世(とこよ)の国から、「非時香菓」(ときじくのかぐのこのみ)を持ち帰ったと書かれています。

この非時香菓が、タチバナだといわれています。諸説ありますが、古来、タチバナが日本人にとって特別な果樹であったことは確かです。しかし、名前は知っていても、ガーデニングにはあまり活用されていませんでした。苗の流通がなかったのがその理由でしょう。

近年、奈良県大和郡山市では、絶滅が危惧されるヤマトタチバナの苗生産が始まっています。まだ流通量は多くありませんが、タチバナの苗を見つけたら、ぜひ手に取ってみてください。トゲがありますが、ほかの柑橘と同じく、トゲには魔除けのご利益もあります。

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新しい柑橘にも注目!

フィンガーライム

写真提供/Finger Lime Japan

日本古来の柑橘だけでなく、海外の品種にも注目しましょう。オーストラリア先住民のアボリジニが食用だけでなく、薬にもしてきたフィンガーライムはその筆頭格。フレンチやイタリアンの一流シェフが使ったことで、日本でも高級な果物になっています。

ただ、ガーデニング用の苗として定着していませんでした。例えば赤い実のフィンガーライムを買ったつもりが黄色い実だったり、品種が不確かな流通があったためです。ようやく近年、品種確定ができたフィンガーライム苗の取り扱いが始まりました。

ボリジニがフィンガーライムを薬用にしたように、柑橘類にはビタミンなどの栄養素、抗酸化作用を持つ成分が含まれ、私たちの健康を助けてくれます。金運アップはともかく、柑橘類のそんな〝ちから〟を、暮らしのなかにぜひ取り入れてみませんか?

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