観葉植物 | パキラの水耕栽培と挿し木での増やし方
峰亜由美
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観葉植物でお馴染みのパキラ。初心者でも育てやすく人気が高い植物です。パキラは水耕栽培と挿し木という方法で増やせる事をご存知ですか?パキラは水耕栽培も挿し木も簡単で初心者にもおすすめです。しばらくは植えかええる事もなく、そのままで育てる事が出来ます。どちらの育て方も難しくないので、是非、楽しんでみて下さい。
目次
パキラってどんな植物?
原産地では熱帯の日当たりが良い場所に生育する常緑高木です。その高さは2omにもおよびます。大きく育った樹木には果実が実り、その種子は焼いて食用にされています。葉は艶があり5~7枚くらいのボート型の葉が放射状に広がり個性的な葉をしています。観葉植物としても育てやすく、室内では日光が当たる明るい場所が適していますが薄日程度でも育てることが出来ます。陽があたらない場合は徒長(間伸びして枝が細く長く伸びる)して下の方の葉が落ちてしまいます。徒長した枝は水耕栽培や挿し木で増やす事が出来る丈夫な植物です。湿度を好む植物ですが、水やりは、表土が乾いたらたっぷりと与えます。冬場は水やりを控えめにし、時々霧吹きなどで水をあたえ、葉や樹木の乾燥を防ぐとよいでしょう。
植物名 | パキラ |
学名 | pachira aquqtica |
別名 | カイエンナッツ |
科 属 | アオイ科パキラ属 |
分類 | 常緑高木 |
原産国 | メキシコ、中南米 |
パキラを剪定してみよう
育てているパキラの枝が徒長(間伸びして細く伸びすぎた枝)してきたら、水耕栽培や挿し木用に剪定してみる事をおすすめします。もとの木をお手入れしながら、剪定した枝で増やす事が出来ます。
今回は向かって右側の枝を剪定してみる事にしました。
枝はこの様に根元から剪定します。剪定後はこの場所から新芽が出てきます。
剪定した枝は大きな葉を切り落とします。切り落とす理由は水耕栽培や挿し木の際、水分がなるべく、幹にのみ届く様に余分な水分を使わない様にするためです。その事によって発芽と発根が速くなります。
葉を落とし、幹を3つにカットしました。下の2本は挿し木用に、上の葉が着いている一本は水耕栽培にしてみます。
パキラ水耕栽培の増やし方
パキラは水耕栽培で増やす事が出来る観葉植物です。水耕栽培で増やしてみましょう。
発根すると同時に新芽が出て来ます。放射状に広がる葉の形も可愛らしく、新しく出た小さな新芽が開いた時のかわいらしさはお部屋に優しい気持ちを運んでくれます。
水耕栽培をやってみましょう。
飾りたいスペースに合わせて、瓶や花器などお好みの器に水を入れて準備してみましょう。
水を入れた瓶に、剪定したパキラを入れたら水耕栽培の始まりです。このまま、好きな場所で鑑賞しながら育ててみましょう。
水耕栽培するために切り落としたパキラの葉も飾ってみても素敵です。同時にこの葉も水耕栽培してみます。
水耕栽培を始めてから10~2週間程で発根します。
パキラ水耕栽培の管理の仕方
■置き場所は直射日光を避けて、カーテン越しの明るい日陰が適しています。
■マメにお水換えをしてあげましょう。
■陽ざしの当たらない場所に置いてある場合は、時々明るい場所に2~3時間程移動して置いてあげましょう。
パキラ挿し木での増やし方
土はバーミキュライトを鉢に入れて準備します。バーミキュライトは保水性に優れているため、挿し木など土を乾かさない様にしながら育てる植物に適しています。
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棒などを使って、植木鉢の縁に向かって斜めに穴を開けます。
穴に挿し木する枝を差し込みます。挿し木する際は枝を植木鉢の縁にそわせるように、全体の半分くらいの枝が土に埋まる様な感じで差し込みます。
今回は2本の枝を挿し木してみました。2本目も同じように植木鉢の縁に添わせます。添わせる理由は、挿し木した枝が発根の際に、水やりなどで、出始めたばかりの根が頻繁に動かない様に寄りかからせて固定すると、スムーズに根を張らす事が出来ます。
土に挿したら、挿し木の枝がグラグラしない様に土の表面をギュッと押さえます。
挿し木が終わったら、鉢の底から水が流れ出てくるくらい、水をたっぷりとかけて発までの様子をみてみましょう。
パキラ挿し木の管理の仕方
■ 挿し木後は日陰の風通しの良い場所に置きます。
■水やりは常に土が湿っている様に乾かさない様に水を与えましょう。
■挿し木をしてから早ければ2週間程で発芽しますが、1ヶ月くらい様子を見て下さい。発芽したら一緒に根も出てきている証拠なので、葉の数が増えるまではそのまま様子を見ます。
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