We Love Platycerium!ビカクシダの原種18種類と基本の育て方

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ビカクシダの選び方

この3つをチェック!

・生長点がしっかりしている

・葉にハリがある

・新しい葉が生長している

生長点がしっかりとしていて、葉にハリがあり、新しい葉が生長しているものを選びましょう。育てたい品種の好む環境や自生地を調べてみましょう。オセアニア系の品種は丈夫で、日本の環境で育てやすいものが多いので初めての方に向いています。株分け直後や輸入直後のものは環境の変化で生長が停滞してしまう事があります。心配な場合は株分け後、輸入後にしばらく国内で栽培されていたものか、国内で生産されたものを選ぶと安心です。専門店に聞けばその株がどんなものかを教えてくれるでしょう。

ビカクシダの育て方

基本的なお世話の仕方は、根元に水やりをすることです。上手に育てるには置き場所の環境と水やりのタイミングがポイントです。株の大きさ、育てる環境、品種によって少しずつお世話が異なります。慣れるまでは株ごとにこまめに観察しながら育ててみましょう。

水やり

手で根元の植込材に触れて、乾き始めていたら水やりをします。しっかりと湿らせた後は蒸れないようによく乾かします。根は乾くときに水を求めて伸びます。ずっとジメジメのままでは根の生育が鈍り、植込材も傷みやすくなります。

 

貯めた水に株ごと漬け込むか、全体にシャワーで水をかけて根元をよく湿らせます。水やりの頻度は置き場所の環境や季節によって変わります。その置き場所でどれくらいのペースで乾くか観察してみましょう。週に2~3回程度の水やりが必要になるような環境作りをすると◎ 乾湿メリハリのある管理をすると美しく育ちます。冬場の水道水は冷たく株が冷えるので温水を与えるようにすると良いでしょう。

置き場

春~秋は屋外の軒下等の明るい半日陰、冬は陽当たりと風通しの良い暖かい屋内が理想的です。日照が不足すると徒長して姿が乱れたり、ひ弱になったりしますが、強烈な太陽光に当てると葉焼けしてしまうので直射日光は避けた方が安心です。遮光ネットを使って調整するのも良いでしょう。屋外では乾燥と葉焼けに、屋内では風通しと日照不足に注意し、必要に応じてサーキュレーター等を使い空気を循環させましょう。

肥料

生育期に肥料を与えるとよく育ちます。肥料にはゆっくり溶けて長く効く固形肥料と即効性のある液体肥料があります。固形肥料は植込材の隙間に挟み込んでおきます。液体肥料は水やり時の水に希釈して溶かし込んで与えます。与えた日と濃度が把握しやすいのでおすすめです。弱った株に与えるとさらに傷めてしまうこともあるので元気に生長している時に与えるようにしましょう。

教えてくれた人

necomoss(ネコモス)

飯田 史よさん

着生植物(主にビカクシダ・ティランジア・蘭など)ミニ盆栽を取り扱う植物店necomossの店主。植物が自然な姿で生き生きと育つ仕立てに拘り、園芸の楽しみを伝えることに努める。

Instagram:@necomoss

Twitter: @necomoss

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