観葉植物の植え替え 底面給水鉢「アクアテラポット」って植え替えは必要?
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観葉植物は生長に合わせて植え替えが必要です。鉢の雰囲気を変えるだけではなく、土をリフレッシュさせることや根詰まりの予防といった意味もあります。
ここでは底面給水鉢で人気の「アクアテラポット」の植え替えを例に紹介します。普通の観葉植物の植え替えと共通しているので植え替えの参考にしてください。
目次
「アクアテラポット」の仕組み
ぱっと見は普通の植木鉢に植えられた観葉植物のように見えますが、アクアテラポットは観葉植物を簡単・清潔に管理できる底面給水ポットです。
植物の植えられている鉢の上にもうひとつ鉢が被さり、外側の鉢の中に水を少し貯めておけば、中の紐を伝って自動で土に水やりがされる仕組みとなっています。植物が枯れる大きな原因である「水切れ」を防ぎ、「水やり」のタイミングがわかりやすく、やり忘れも防止できて初心者でも管理がしやすくなっています。
また、受け皿が不要なのでシェルフやデスクなどにも清潔に飾れます。
観葉植物の植え替えのタイミングは?
購入後、半年〜1年で植え替えをおすすめします。
アクアテラポットで育てていても、普通の鉢で育てている観葉植物と同様に生長に合わせた植え替えは必要です。
アクアテラポットの内側のポットの底から根が飛び出していた場合、市販の鉢に植え替えをすることをおすすめします。
どうして植え替えが必要?
観葉植物だけではなく植物は、目に見えている茎や葉、花が育つだけではなく根も一緒に生長しています。そのため見えない鉢の中では根が伸びています。伸びてくると鉢の中が根でいっぱいになります。ぎゅうぎゅうに詰まってしまうことを「根詰まり」といいます。根詰まりしてしまうと、根が腐ってしまったり、土から必要な養分を吸えなかったりして弱る原因になります。
また、土も劣化していきます。ずっと同じ土を使用していると水はけが悪くなったり、養分もなくなっていたりと植物にとって好ましくない環境になっていきます。
植え替えに適した季節は「春〜秋」
ほとんどの観葉植物の生長期は春〜秋です。熱帯地方など暖かい土地が自生地の種類が多く、寒さに弱い種類があります。そのため冬は生長が緩慢になります。できれば暖かい部屋でそっと管理しておくのが安心です。
鉢底穴から根が見えていたり、調子が悪くてどうしても植え替えが必要そうな時は気温の高い昼間に行うようにしてください。また寒さに当てないよう管理しましょう。
観葉植物の植え替えに必要な物
観葉植物は生産者側で管理育成されているため、全く同じ土とバークチップ(木の破片)を揃えることは難しいです。自分で植え替えを行う場合は、観葉植物用の土であれば問題なく生育します。ここでは市販で手に入る材料を紹介します。
必要な物・道具
土:観葉植物の土
鉢:今より大きく育てたい場合は一回り大きな鉢を用意
バークチップ: 植え替え後に使用(お好みで)
鉢底ネット、鉢底石
道具:スコップ、ジョウロ
土:観葉植物の土
使う土は市販の観葉植物専用の培養土をおすすめします。コバエやカビが生えることが気になる、避けたい場合は有機肥料が入っていないものを選ぶと発生を控えられます。※環境などによっては発生することもあります。絶対に発生しないとはかぎりません。
鉢・プランター
今より大きく育てたい場合は、一回り大きい鉢を用意しましょう。いずれ大きくなるからと、一回り以上大きすぎる鉢に植え替えると、土の量が多くなり、水分量も多くなるので水やりの管理が難しくなります。
このままのサイズ感で楽しみたい場合、根の整理をしてから植えます。根が鉢に収まってもゆとりのあるようにしてください。根を整理しないで、そのまま新しい土に植えても根詰まりしてしまうので、長い根の切り戻しをします。この時に、極端に短く切りすぎないように気をつけて行うようにしましょう。
マルチング材: 植え替え後に使用(お好みで)
植え替え後に土の上に乗せて使います。コバエの発生や乾燥、水はねの予防にもなります。ただ土の乾き具合が見えづらいので水やりのタイミングがわかりにくいことも。お好みで取り入れてください。
鉢底ネット、鉢底石
水はけを良くするために鉢底に入れて使います。(使う鉢、プランターによっては不要なものもあります。)
観葉植物の植え替え方法
1.鉢底ネット、鉢底石を入れる
<POINT>
キッチンネットに石を入れて使うと、次の植え替えの時に土と分離がしやすいです。
2.鉢底石が隠れるくらい土を入れる
この時、使用する培養土に肥料が入っていない場合は緩効性肥料を入れてもOKです。効果が長持ちするタイプがおすすめです。
3.バランスを考えて植物を置き、空いているスペースに土を入れる。
割り箸など棒を使って鉢の隙間に土を鉢に入れます。
<POINT>
鉢いっぱいに土は入れずに2〜3cm上部にスペースを作ります。そうすることで水やり時に土があふれません。
4.水やりをする
鉢底の穴から流れ出るくらいたっぷりと水やりをします。
5.お好みでマルチ材を敷く
ココヤシファイバーやバークチップなどのマルチング材を土の上にあしらうと、虫を寄せ付けず見た目もおしゃれです。
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