モンステラの植え替えの時期や管理方法は?

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熊木健二

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インテリアグリーンとしても人気の高い「モンステラ」。生育旺盛なモンステラは、すぐ伸びてしまいますよね。伸びきった葉や根っこは、どうしたらいいの?っという声を耳にします。日常の管理や剪定方法、増やし方を紹介します。

日常の管理

水やりってどうしてる?

比較的乾燥に強い植物でが、水分を好むモンステラ。夏は毎日、春秋は土の表面が乾いたら、鉢底から水が出る程度あげて下さい。時々、霧吹きなどで葉水(葉っぱに水を与えること)をするといいです。葉水は病気や害虫防除の対策にもなります。管理が難しい場合は、多湿になるよりも、少し乾燥気味の方が失敗は少なくなります。冬は鉢土を乾燥ぎみにして、春、夏や秋は鉢土表面が白っぽく乾いてきたらたっぷりと水を与えるようにすると良いでしょう。

モンステラの剪定

モンステラは生育旺盛の観葉植物なので、すぐ伸びてきてしまいます。発育が旺盛だとつる状に伸び、鉢とのバランスが悪くなります。伸びすぎてみっともなくなった時は、思い切って切り取ります。また、傷んでる葉や黄色くなった葉は、すぐに根元から切り取って捨ててスッキリと仕立てましょう。茎や葉の汁には毒(蓚酸カルシウム)があり、汁が皮膚に付くとかぶれる事がありますので、切り戻しを行う時は気をつけてください。

少し多めに葉がある場合、剪定して茎に風が通るようにした方が良いです。茎の方に密集していると蒸れてしまう可能性もあります。切り取ったキレイ葉は、切花として飾っても素敵ですね。

大きい品種のモンステラ・デリシオーサの葉は、ご立派!

 

モンステラの植え替えの時期は?

鉢底の根の様子を見ながら、2年に1回を目安に5月から6月頃に行うほうが良いでしょう。

モンステラの茎から何か出ている!?

モンステラから、ひょろっと出ているのは気根(きこん)です。
気根は空気中の水分や養分を吸収したり、支柱の役割もしているそうです。

邪魔なら切っても発育に影響はありませんが、モンステラの特徴の一つなので、そのまま育てるのも面白いと思います。

 

モンステラの増やし方

挿し木で増やす事ができます。これからの時期、5月~7月頃が適期!葉のついた挿し穂を使い繁殖させていきます。切り戻しの際に切った茎を使うと良いと思います。

挿し木

5月~7月頃が適期と言われています。気温が20~25℃になるこの頃は、植物も生育旺盛な時期です。気根のついたモンステラの茎を、葉っぱを1、2枚ついた状態で切り取ります。土にしっかり挿して、乾燥させないように水を与えます。(土は、培養土やバーミキュライトなど通水性と保水性のあるもの)

少しグラつくようであれば、根を張るまで支柱を立てるといいです。カビや虫対策にもなるので、風通しの良いところで管理します。葉っぱが3、4枚に増えてきたら、新しい鉢に植え替えましょう。モンステラをかっこよく仕立てて、愛着あるインテリアグリーンにしましょう。

また、どんどん増やして”おうちジャングル化”も面白いと思います。増えたものを仕立てて、友人への贈り物にしてもいいですね!モンステラと一緒に!素敵な暮らしをはじめてみませんか。

育て方

Monstera placed in the room

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熊木健二

幼少期から瓦屋根の家の庭や野山で昆虫を探す少年でした。高校は農業高校へと進み、野菜の栽培や植物バイオテクノロジー、ビオトープや植栽管理等を学べる生物生産科に入る。大学進学は土木を専攻。公共空間の設計演習や農業・農村、まちづくりについて取り組む。大学卒業後は小田急ランドフローラへ入社し小田急フローリストで2年半店舗勤務。週末はたまに知り合いの花屋を手伝う。趣味は珈琲・写真・イラスト、植物を育てること。

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