【植物コラム】やさしい雪の降り方

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小野寺葉月

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私が住んでいる町は、南北に縦長のかたちをした町です。

その南端のあたり、標高1,400mの場所に家があります。

 

周りはカラマツ林で、積雪量はそんなに多くないですが、庭やあたりの地面は12月の末からずっと、雪に覆われています。
朝家を出ると夜の時間を楽しんだ動物たちの足跡がたくさん見つかります。
 

 

シカ、キツネ、ウサギ、リス。

動物たちがそれぞれの生活をしていることが伺えます。

 

「やさしい雪の降りかた」

どんな降り方だと思いますか? 

ここで暮らすようになってから、雪はたくさんの表情があるのだと知りました。

 

雪がたくさん降った日の翌日。
太陽が出たあと風が吹いてくると、木々に積もった雪が風に吹かれてぱあっと飛ぶのです。高い木の上からゆっくりと落ちてくる雪は、いつも降る雪とはまた違う、それはそれはやさしい雪の降りかたなのです。

 
  

積もった雪の中で植物たちは春に向けてエネルギーを蓄えていると思うと雪に覆われて静かなこの山も、地中にはエネルギーがたくさん詰まっているんだろうと思えて一人ニコニコしながらデッキでコーヒーを飲んでいます。

 

山で暮らすようになってから、東京にいた時よりも植物を眺める時間が増えました。 眺めることで見えてくるものがたくさんあることを、教えてもらっています。

山で暮らすようになってから、東京にいた時よりも植物を眺める時間が増えました。

眺めることで見えてくるものがたくさんあることを、教えてもらっています。

 

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小野寺葉月

中高短で美術を学び、卒業後観葉植物も扱う雑貨店で店長、バイヤーを担当。産後LOVEGREEN編集部で季節や庭木、虫の記事担当しつつ、説明や挿絵などで再び絵を描き始める。Botapiiでもエディブルガーデン他のイラストを担当。縁あって現在はフィリピンのセブ在住。ダイビングリゾートで広報も担当している為、海の中やマクロダイビングの世界に夢中。魚より珊瑚やホヤ、海藻など植物寄りの世界が好き。勘と勢いで生きている。

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