【クリスマスローズ】地植え・鉢植えの育て方は?苗の選び方は?|皆さんの質問をプロに聞いてきました!
LOVEGREEN編集部
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園芸での悩みを誰に相談すればよいか分からない。ネットで調べたいけど調べ方が分からない。そんな方々に向けた新企画!皆さんから届いたお悩みを編集部がその道のプロの方々に質問させていただきます。記念すべき第一回はクリスマスローズのパイオニア、花郷園の野口貴子さんにお答えいただきました。
目次
- 教えてくれる先生
- クリスマスローズの地植えでの育て方
- クリスマスローズの鉢植えでの育て方
- クリスマスローズはどんな土・肥料がよいですか
- 冬越し・夏越しの注意点を教えてください
- クリスマスローズの葉っぱの異変・病気
- 小さいポット苗と鉢植えはどうちがう?
- 花の終わり・花が咲かない原因
- 花郷園さんのクリスマスローズのこだわりを教えてください
- 【クリスマスローズについての質問】まとめ
教えてくれる先生
花郷園 三代目 野口貴子さん
東京都府中市に生産農場を構え、クリスマスローズ・ ベゴニア等の植物の生産・販売を一貫して行う、 大正15年創業の老舗ナーセリーです。ベゴニアの品種は関東最大級でオリジナル品種も作出しています。 花植物を暮らしに取り入れて心身ともに豊かになるお手伝いができるようにと、育種、生産、販売をしています。
HP/https://www.kagoen.co/
instagram/https://www.instagram.com/kagoen_nursery/
今回はよろしくお願いします!記念すべき第1回を野口さんにインタビューできて、とても嬉しいです!
こちらこそどうぞよろしくお願いします^^
花郷園さんでは代々クリスマスローズやベゴニアを生産されていて、LOVEGREEN STOREでもとっても人気の商品です。野口さんは以前キャビンアテンダントとして活躍されていたとのことですが、昔からお父様の後を継ぐことは決めていたのですか?
実は全く決めていませんでした。キャビンアテンダントという仕事を20年やってきましたが、働いているうちに、私にしかできない仕事がしたいと思いはじめました。幼い頃から農園で遊び、情熱を傾ける父の仕事への姿勢を見ていたので、少しずつ継ぎたいという気持ちが膨らみつつも、意思表明をしたのは父が倒れる数ヶ月前でした。そのため、父と肩を並べて生産をしたことは一度もありません。
そこから、ご自身でオリジナルの品種も作られたのですね…!
野口さんが育種したパピエ。上向きに咲く花姿と、他にはない淡い繊細な色合いが魅力的。
育種や生産がうまくいかず自信を失い、周りの方々との交流が途絶えてしまったときもありました。
野口さんはとても明るい、朗らかな方なので、そんな時期があったのはとても意外です。
10年以上植物と向き合い、やっと、ようやく、と言う感じです。今は毎日がとても楽しく、この仕事を誇りに思っています。
クリスマスローズの地植えでの育て方
それではここからは質問に移らせていただきます。まずは地植えについてなのですが、植え付けはいつ頃できますか?
基本的には鉢植えとそんなに変わらないと思って大丈夫です。地域によって気象が違うので一概には言えませんが、10月頃から桜の季節が終わって1ヶ月くらいまで。分かりやすく言えば秋から春ですね。植え付けした後は根が落ち着くまで養生して欲しいので、一番ベストなのは秋頃か雪の心配がない3月頃かなと思います。
植える時は、どのぐらいの土の深さに植えればいいのですか?
鉢植え、地植え共通して、茎の1番下の部分が埋まる適切な深さが好ましいです。深植えをしてしまうと新芽を土の中にうもらせてしまいます。逆に浅植えをすると根っこが地上部分に出てしまうのでNGです。水やりで土がえぐれて根っこが少し出た状態で育ってしまう場合もありますので、その場合は土を追加しましょう。
このくらいがベスト
日々の管理でも根っこが出ていないかチェックするようにします!地植えの場合は鉢植え同様、植え替えが必要なのでしょうか。
基本的には必要はありません。ですが植えて何年も経つ場合は、草や苔を取って、表土を熊手で削って栄養のある土を足してあげましょう。専門的にはこの作業を中耕と言います。
また、植えつける際は根鉢をポットから抜いたまま植えるのではなく、ほぐして植えましょう。根が回った株をほぐさずに植えると、元の鉢の状態で根が固まっているので、新しい用土があっても根が伸びなくなってしまいます。
初心者さんの中には「ほぐす事で根が傷ついてしまいそうで怖い」という方も多いと思います。ほぐす過程で多少根が切れてしまっても大丈夫なのでしょうか。
大丈夫ですよ^^ほぐすと根が切れます。白い根は大事にしていただきたいのですが、真っ黒の根は切れても問題ありません。ポイントは生長期(10月~5月)にほぐす事。この時期はほぐして根を痛めてしまっても大丈夫です。凝り固まった土を熊手などでほぐしてから植えましょう。
根をほぐすことで、その後の生長が変わってきます。
なるほど…!他にもクリスマスローズの地植えで気をつける事はありますか。
落葉樹の下(冬は葉が落ち日光が当たり、夏は葉が茂り日陰になる場所)に植え付けるのがよいですね。ですが、本当に順応性があるので、花のつき方は異なるものの、ある程度皆様の環境で根付いてくれると思います。あとは地植えする前に腐葉土を混ぜる事。炎天下の場合は遮光ネットなどしてあげるのもよいですね。
クリスマスローズの鉢植えでの育て方
次は鉢植えについての質問です。地植えだと大きくなり、ずっと育てられるイメージなのですが、鉢植えの場合はいかがでしょうか。鉢植えでもずっと育てることができますか?
大丈夫です。ちゃんと植え替えして育てていけば10年は余裕です!
10年も!?
十分お楽しみいただけるのですが、植え付けた鉢に根がパンパンに張って、水やりをしても土に水が入っていかない状態だと植え替えが必要となってきます。
長く育てるにはやはり、植え替えが大切なのですね!適切な植え替えの頻度と鉢のサイズについて教えていただきたいです。
2年〜3年に1回でよいと思います。植え替える鉢の大きさは2周り以上(入っていた鉢よりプラス6㎝程度)が目安です。その年に購入した株が開花している場合は根が張っているはずなので、そのままの鉢で夏越しすることなく、必ず植え替えていただきたいですね。
どうせ大きくなるからと最初からもっと大きい鉢に植えてしまうのはNGですか?
鉢が大きすぎると土がたくさん入ります。そうすると加湿状態になってしまい、なかなか水が乾きません。根は用土が乾いて水が欲しい!という状態になって伸びていくので、適切なサイズというのはあります。それが2周りですね!また、クリスマスローズは根の部分が長いので深鉢がおすすめです。
なるほど…。勉強になります!野口さんが開発されたクリスマスローズ専用鉢も深鉢ですよね。専用の鉢を作ろうと思ったきっかけを教えていただきたいです。
野口さん自ら考案した鉢「Rose de Noël Parfaite」
まず、きっかけとしてはビジュアルですね。展示等でお客様に見ていただく際に、クリスマスローズに合う鉢を探したのですが、理想のものがありませんでした。深鉢でもモダン過ぎたり、下葉とのバランスがイマイチだったり…。
その人の雰囲気に合う装いってあるじゃないですか。クリスマスローズも同じで、ぴったりの素敵な鉢があればいいなと思い、出身地や品格を考え、デザインしました。
クリスマスローズをより引き立てる、額縁のような鉢
クリスマスローズのトータルコーディネートですね!筋が入るデザインやヨーロッパの紋章、花が引き立つ白色は高貴なイメージのあるクリスマスローズにぴったりです。機能面ではどんなところにこだわりましたか?
根の性質を考慮した深鉢仕上げで、重厚過ぎず女性にも取り扱い易い手頃なサイズです。また、口径と高さのバランスは黄金比を取り入れています。素材は素焼き鉢ですが、外側には釉薬を塗り、苔や汚れが目立たないようになっているのもこだわりです。
クリスマスローズはどんな土・肥料がよいですか
初心者さん向けで、クリスマスローズにおすすめの土はどんな土ですか?
市販の培養土もおすすめですが、自分で配合する場合、基本は赤玉土を5・腐葉土3・水はけの良くなる何か(軽石・ベラボンなど)2。初心者さんが土を配合する場合は、これで十分だと思います。そこに元肥もプラスしましょう。
肥料はいつ頃・どんなものをあげたらよいですか?
生長期に与えましょう。地域によって異なりますが、10月〜4月頃までに与えるのがよいですね。窒素・リン酸・カリが等分か、花芽をつけるためリン酸が多い肥料がよいと思います。置き肥でも、液肥でもどちらでもよいです。
植え付けの際に元肥を混ぜると、一定期間は置き肥・液肥を与えなくてよいのでしょうか。
元肥は植え付けの際の基礎部分です。生長期にはどんどん生長するのでご飯は必要です。なので置き肥または液肥も与えましょう。
冬越し・夏越しの注意点を教えてください
クリスマスローズにとって、夏は大変ですよね…!夏越しの注意点を教えていただきたいです。
鉢植えの場合はとにかく屋外の涼しい場所に避暑させてあげてください。水は1日1回。早朝か夕刻にあげましょう。日中の水やりは厳禁です。地植えに関しては、なるべく涼しくなるよう遮光し、夕方に水やりをして欲しいです。打ち水もおすすめです。
水やりのタイミングと風通しに気をつけます!冬場の管理で気をつけるポイントはありますか?
冬になるにつれて、日照量が弱くなっていきます。鉢の場合は日光を当てるため、日当たりの良い場所に移動させましょう。あとは、鉢植え地植え共通して花芽に日光を与えるために古い葉を取り除きましょう。
それがいわゆる「古葉(ふるは)取り」ですね!いつ頃、どのように行うのがよいでしょうか。
古葉取りで株をリフレッシュ
11月下旬〜12月に古葉(春に展開した葉)の根元にぷっくりとした花芽が確認できたら、古葉取りを行います。横に寝て、下に伸びてきた葉を切りましょう。古葉取りをすることで、花芽にしっかり日が当たり、風通しも良くなるので立ち上がりがよくなります。
どこら辺からカットすればよいのでしょうか。
根元の6㎝くらいのところで切るのが理想ですね!地際で切る方が見た目は良いのですが、水やりの際に水の跳ね返りなどで切りたての患部に泥はねしてしまうと汚染されます。細菌やカビなどが付着する可能性があるので切る場所は上めがよいですね。また、古葉取りは雨の降る日にはおすすめできません。出来るだけカラッと晴れた日の午前中がよいですね。
クリスマスローズの葉っぱの異変・病気
次は葉の異変についての質問です。黒い葉っぱがあります。これはどのようにすればよいですか。
葉っぱが黒い場合、何パターンか想定できます。
黒星病:株の下のほうの葉や枝に発生します。葉に黒い斑点状の病斑が現れ、最後には葉が黄色く枯れて落葉します。
灰色かび病:カビが原因で葉や茎、花等の部分に茶色〜黒いシミのように跡が出て、腐り始め、カビに覆われます。
べと病:カビによる病気で、葉に発生します。進行すると黒光りします。
ブラックデス:これは不治の病なので治すことができません。
育てているクリスマスローズの葉が黒くなったら、まずこれらのどれに当てはまるか検討するのが大切ですね!ちなみに黒い葉は切ってしまった方がよいのでしょうか。
葉が黒い場合も、茎を根元から6㎝のところで切るのがよいかと思います。
ですが、例外もあり、灰色かび病など葉の先端からの病気もあります。その場合は先端の不調な部分だけカットした方がよいですね。少しの葉でも光合成してくれるので。
病気は周りに移るので黒い葉を見つけたら早めにカットなりの手当が必要になります。切るだけでなく、殺菌剤も散布しておきましょう。一般的にはダコニールがおすすめ。気温が25度頃の、春・秋の心地よい時期にカビも発生しやすくなるので、春先前に散布しておくのもよいですね。
黒い葉の他に黄色い葉で困っている方もいるようです。原因は何でしょうか。
こちらも一概にこれ!と断言できないのですが、もともと葉緑素が少ない株・夏場に葉焼けをしたもの・肥料が切れて不調で黄色くなってしまった場合などがあります。
なるほど。先ほどと同様で、育てている株がどんな状態か、どれに当てはまるか判断して対応するのがよいですね。ちなみに黄色い葉は切った方がよいのですか?
大体のものは夏越し後の葉焼けかと思います。病気ではないので、いずれ古葉取り(11月〜12月頃)でカットするのでその時まで待った方がよいですね。
そうなんですね!すぐに切った方がよいかと思っていました。
花芽が出てくるまでは光合成をしてくれるものと思って、古葉取りの時期が来るまで待つのがよいです^^
なるほど!他にはどんな病気がありますか?
軟腐病:茎の下の部分が腐ってきて異臭、根が腐ってきてしまいます。
立ち枯れ病:春頃に出てきます。株元が犯されて抜けてします。悪化すると、苗が枯れてしまうこともあります。
病気になりにくくするには、どんな対策をすればよいのでしょうか。
カビを発生させないことが非常に重要です。株元を綺麗にしましょう。
・古葉をとった茎は梅雨の時期を迎える前にとる
・使い切った置き肥のカスをとる
放置しておくとカビの原因になるので、こういったものをとって株元のお掃除をしてあげてください。尚且つ殺菌剤をしておけばバッチリです!
小さいポット苗と鉢植えはどうちがう?
園芸店に行くと小さいポット苗で売られているものと、鉢植えで売られているものがあります。何が違いますか?
栽培された年数が違います。お花がついていない苗はおそらく1年生苗または2年生苗かなと思います。お花がすぐ楽しみたい方は確実に開花が楽しめる3年生苗を購入するのがよいかと思います。そうではなく、どんな花が咲くかは分かりませんが、育てる過程を楽しみたい・やや安価なものを購入したい方は1年生苗・2年生苗のものでもよいですね。
年数によってサイズや価格が変わってくるんですね。購入する際にチェックしておきたい、良い苗の見分け方を教えてください。
たくさん茎が出ている苗はおすすめしません。あまりお花が咲かないからです。太くてしっかりした茎があるものがおすすめです。
花の終わり・花の咲かない原因
クリスマスローズは萼片なので、花の終わりが少し分かりずらいですよね。見分け方と処理方法を教えていただきたいです。
全ての花が最後までついているとタネをつけて株が弱ります。雄しべが全て落ちたらタネをつける前に花柄を切りましょう。適期は3月頃です。
こちらは花の終わりの写真。雄しべが全て落ち、雌しべだけが残っています。こうなる前に切りましょう。
花がらは早めに切った方がよいのですね!花が翌年以降、あまり咲かないという方も多くいるようです。これはなぜでしょうか。
1つは先ほどのように花を楽しみすぎて、種子の方に翌年のパワーが行ってしまったことが原因かもしれません。あとは、生産者さんが肥料も液肥もたくさんあげて、120%の状態で出荷すると、普通のルーティーンで育てていても、見劣ってしまう場合もあります。
咲き進むとタネが育ちます。株の体力が低下してしまうので、タネを採取しない場合は早めに花がらを切りましょう。
花郷園さんのクリスマスローズのこだわりを教えてください
今回は本当に勉強になることばかりでした!ありがとうございます。最後に、花郷園さんのクリスマスローズのこだわりを教えてください。
大きなこだわりは山上げ(夏の間、猛暑を避けるため平地から高冷地に移して栽培する方法)をしていないこと。チベタヌス以外は全て弊社で種まきをし、開花まで育てています。山にあげ、サイクルをあげて2年で出荷などせず、順当に3年かかっています。普通のサイクルで育て、酷暑も経験させ、工夫をしながら咲かせた健康なクリスマスローズです。皆様のお宅に行ったときも、普通の環境にも合うよう丈夫に育てています。
1株1株に愛を注がれているのですね^^
はい♪ 自動潅水を使用されている農家さんも多くいらっしゃいます。手じゃなくても良い花が作れるのですが、こだわりとしては1株1株顔色を見て、欲しさ加減を見て水を与えています。子供のように、愛の込められた株です。
素敵です…!花郷園さんのクリスマスローズは丈夫さだけではなく、花の色や形も繊細で可愛らしいですよね。
全て、私が育種しています。私の感性で育てているのでいろんな花形花色があり、面白い花形・色合いだね〜とよく言われます。
色もアンティークな色合いや綺麗なピンクが多く女性らしいねと言っていただけますね。もともとお洋服や建築物などの文化的な事が好きなので、もしかしたらそういうことが反映されているのかも。
繊細な色合いに思わずうっとり。
【クリスマスローズについての質問】まとめ
クリスマスローズの地植えでの育て方
Q.植え付けはいつ頃できますか?
A.秋から春。(一番ベストなのは雪の心配がない秋か3月頃)
Q.深植えと浅植えどちらがよいですか?
A.茎の1番下の部分が埋まる適切な深さ
Q.地植えの場合は、植え替えが必要なのでしょうか。
A.基本的には必要はありません。(植えて何年も経つ場合は、草や苔を取って、表土を熊手で削って栄養のある土を足してあげましょう)
Q.地植えで気をつける事はありますか。
A.地植えする前に腐葉土を混ぜる事。炎天下の場合は遮光ネットをしてげましょう。
クリスマスローズの鉢植えでの育て方
Q.鉢植えでもずっと育てることができますか?
A.順調に植え替えして育てていけば10年は余裕です。
Q.適切な植え替えの頻度と鉢のサイズについて教えてください。
A.育てている苗は2年〜3年に1回。植え替える鉢の大きさは2周り以上(入っていた鉢よりプラス6㎝程度)が目安です。
クリスマスローズはどんな土・肥料がよいですか
Q.クリスマスローズにおすすめの土はどんな土ですか?
A.市販の培養土もおすすめですが、自分で配合する場合、基本は赤玉土を5・腐葉土3・水はけの良くなる何か(軽石・ベラボンなど)2で十分だと思います。
Q.肥料はいつ頃・どんなものをあげたらよいですか?
A.生長期(10月〜4月頃)までに与えます。窒素・リン酸・カリが等分か、花芽をつけるためリン酸が多い肥料がよいと思います。置き肥でも、液肥でもどちらでもよいです。
冬越し・夏越しの注意点を教えてください
Q.夏越しの注意点を教えてください。
A.鉢植えの場合:とにかく屋外の涼しい場所に避暑させてあげてください。水は1日1回(早朝か夕刻)。
地植えの場合:なるべく涼しくなるよう、遮光してあげましょう。水は1日1回(夕刻)。打ち水もおすすめです。
Q.冬場の管理で気をつけるポイントはありますか?
A.11月下旬〜12月に古葉取りを行います。横に寝て、下に伸びてきた葉を切りましょう。古葉取りをすることで、花芽にしっかり日が当たり、風通しも良くなるので立ち上がりが良くなります。
クリスマスローズの葉っぱの異変・病気
Q.黒い葉っぱがあります。これはどのようにすればよいですか。
A.葉っぱが黒い場合、何パターンか想定できます。
黒星病:株の下のほうの葉や枝に発生します。葉に黒い斑点状の病斑が現れ、最後には葉が黄色く枯れて落葉します。
灰色かび病:カビが原因で葉や茎、花等の部分に茶色〜黒いシミのように跡が出て、腐り始め、カビに覆われます。
べと病:カビによる病気で、葉に発生します。進行すると黒光りします。
ブラックデス:コレは不治の病なので治すことができません。
Q.黄色い葉っぱがあります。これはどのようにすればよいですか。
A.もともと葉緑素が少ない株・夏場に葉焼けをしたもの・肥料が切れて不調で黄色くなってしまった場合などがあります。
小さいポット苗と鉢植えはどうちがう?
Q.園芸店に行くと小さいポット苗で売られているものと、鉢植えで売られているものがあります。何が違いますか?
A.栽培された年数が違います。それによってサイズや価格も変わってきます。
Q.良い苗の見分け方を教えてください。
A.太くてしっかりした茎があるものがおすすめです。
花が終わった後はどうすればよい?
Q.花の終わりの見分け方と処理方法を教えていただきたいです。
A.雄しべが落ちたらタネをつける前にカットしましょう。適期は3月頃。
Q.花が翌年以降、あまり咲かない何故?
A.1つは先ほどのように花を楽しみすぎて、種子の方に翌年のパワーが行ってしまったことが原因かもしれません。あとは、生産者さんが肥料も液肥もたくさんあげて、120%の状態で出荷すると、普通のルーティーンで育てていても、見劣ってしまう場合もあります。
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