千両(センリョウ)の育て方|植物図鑑

LOVEGREEN編集部

LOVEGREEN編集部

5146views
更新日 :
このエントリーをはてなブックマークに追加
時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え替え
種まき
植え付け
剪定
開花
肥料

目次

千両(センリョウ)の基本情報

千両(センリョウ)の育て方

千両(センリョウ)の育て方 まとめ

千両(センリョウ)のその他色々

 

千両(センリョウ)の基本情報

山林の湿った半日陰地に自生する常緑小低木で高さ50~80センチになります。新梢の先端に穂状に小さく黄緑色の花を咲かせます。別名に草珊瑚とよばれるほど鮮やかな赤い実を11月頃に熟させ、冬の庭木として明るい彩りを添えてくれます。また正月用の生け花にも利用されます。西日本の暖かい地域に自生しているので霜にあたると葉や実が傷むため北日本では防寒が必要です。また艶やかな葉色を保つには強い光線にあてないようにします。地下茎から毎年新しい枝を出して株が広がりますので切り花として実がついた枝を株元から切って、新しい枝を出させながら育てます。

千両(センリョウ)の花言葉

「お金持ち」「利益」「可憐」「裕福」「富」「財産」「恵まれた才能」「富貴」などセンリョウの花言葉は千両という花の名前の通りお金や財産を表す縁起の良い言葉ばかりです。たわわに実る鮮やかな赤い実をつける姿からこのような豊かで縁起の良い花言葉がつけられたのでしょう。また財産だけでなく才能の豊かさや可憐さといったいずれもポジティブなプラスイメージのものばかりです。正月の生け花としてかざられることも多いので縁起物にふさわしいような花言葉がつけれれています。

千両(センリョウ)の基本情報

科・属センリョウ科センリョウ属
英名Senryo
学名Sarcandra glabra
原産地日本、台湾、中国、マレーシア
出回り時期10月~12月
育てやすさ★★★★☆

 

千両(センリョウ)の種類・品種

実の色は赤だけでなく、白い実をつける「シロミノセンリョウ」や色の薄い「ウルミノセンリョウ」、黄色い実をつける「キミノセンリョウ」があります。

Sarcandra glabra

 

千両(センリョウ)の育て方

用土

極端に乾燥しない腐植質に富んだ水はけのよいものが適しています。鉢植えにする場合は赤玉土3:腐葉土1の割合で配合しましょう。

種まき

熟した実を採取して中から種を取り出し、よく果肉を落とすように水で洗います。鉢か育苗箱に赤玉土の小粒をいれてまくと約50日で発芽します。苗が小さいうちは霜よけなどの防寒をしておきましょう。また果肉がついたままの種をまいても発芽しないので注意しましょう。

苗の選び方

根元を確認して、枝が多く出ている株を選びましょう。また実つきのよい株を選ぶとよいでしょう。葉が黄色く変色しているものは避けましょう。

植え付け

庭植えの場合は建物の陰など日陰で湿り気のある場所を選びます。植え穴を根鉢の倍ほどの大きさに掘ってから植えます。

水やり

庭植えの場合は根付くまではしっかりと水やりをしますがその後は特に必要ありません。鉢植えの場合は土が乾かないように注意して多めに与えます。夏と冬に極端に乾燥させないように注意しましょう。

追肥

肥料が多いと葉ばかりが大きくなって赤い実とのバランスが悪くなってしまいますのでほとんど肥料は必要ありません。株を早く大きくしたい場合には3月と7月の年に2回化成肥料を株元にばらまきます。

剪定

3年以上たった古い枝や細い枝には花がつかないので3月頃に地際から剪定して枝を更新させ、新しい枝を伸ばすようにします。

病害虫

病害虫はほとんど見られませんが、風通しが悪い場所ではカイガラムシが発生します。また病気は立枯病があります。根や茎が黒変するのでかかってしまったら処分し病気が発生した同じ場所には植えないようにします。

カイガラムシ

カイガラムシがつくと樹液を吸われてしまい、株が弱り生育も悪くなり衰え枯れてしまいます。カイガラムシは国内で約400種が発見されており、大きさや形なども様々であり、カイガラがあるのとないものもいます。野菜や果樹、草花、サボテン、ラン、観葉植物と様々な植物に発生し、吸汁(きゅうじゅう)します。

立枯病

初期症状は葉枯れ病とほとんど同じで、葉に円形や楕円形の赤褐色の小斑点ができ、斑点の中心部はやや淡い褐色となってくぼんでしまいます。カビが原因の病気です。株全体が萎れてしまい、根元近くからだんだんと黄色く変色してやがて腐ってしまいます。葉には紫褐色の病斑が現れて枯れ落ち、花が咲く前に蕾の状態で褐色になり枯れ死してしまいます。

 

千両(センリョウ)の育て方 まとめ

・水やりは極端に乾燥させないように注意しましょう。

・植え付けは建物の陰など日陰で湿り気のある場所を選びましょう。

・強い直射日光にあてないことと肥料をやりすぎないことが艶やかな葉を維持し実をつけさせるポイントです。

Sarcandra glabra Nakai

 

千両(センリョウ)のその他色々

万両、千両、百両、十両、一両

日本では万両、千両、百両、十両、一両とそれぞれ秋から冬にかけて小粒の実が赤く熟す植物に名前が付けられています。万両はヤブタチバナという別名があり実がたくさん下向きにつきます。百両はカラタチバナと呼ばれ江戸時代に非常に高価で百両以下では買えなかったことから名づけられたといわれています。十両はヤブコウジやヤマタチバナと呼ばれ、グラウンドカバーとしても利用されます。一両はアリドオシというアカネ科の常緑小低木でとげがあります。いずれも正月の縁起物として生け花や鉢植えなどで楽しまれています。

千両(センリョウ)のふやし方

千両は株分けか挿し木で増やします。株分けは植え替えと同時に3月~4月頃に行うとよいでしょう。古い根と枯れ枝や古い枝を切り落として株を半分にわけてから植え付けます。一方、挿し木は3~4月頃に充実した枝を3節ほど切り取り、下の方の葉を落として挿し穂にします。水につけて吸水させてから赤玉土などの挿し木用土に挿します。日陰で発根するまで管理します。

千両(センリョウ)の名前の由来

属名のクロランサスはギリシア語のchloros(黄緑)とanthos(花)に由来します。花弁のない黄緑色の花をつけることからつけられています。和名の千両はかつては仙寥と書かれていました。名前の由来には諸説ありますが、万両と比較して葉の下に実がつく万両は鳥に食べられにくく実が残りやすい、という説や実が下に付く万両の方が実が重いように見えるから、という説があります。また百両や十両と比較して実の数が多いこと、草丈が高いことから千両になったという説があり、いずれも定かではありません。

Sarcandra glabra

 

他の育て方の記事はこちら。

 

花・植物を、もっと楽しみたい!!

室内で楽しもう!

屋外で楽しもう!

花・植物を楽しむアウトドア編では、庭やガーデニング、玄関・ポーチのアレンジやベランダなど主に屋外で楽しめる情報をまとめました。

こんな素敵なガーデンにしたい!といったアイデア、アレンジから害虫が出てて困っている、庭木の剪定はどうしたらいいの?といった悩みなど盛りだくさん。

コチラから
ボタン

「千両(センリョウ)の育て方|植物図鑑」の記事をみんなにも教えてあげよう♪

LOVEGREEN編集部
LOVEGREEN編集部

LOVEGREEN(ラブグリーン)の編集部アカウントです。育て方の記事や、編集部としての取材記事やオフィシャル情報などを配信。