夏でも長持ち!タイプの違う蘭×グリーンの簡単な飾り方
峰亜由美
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夏の暑さを迎えると、せっかく生けたお花がすぐに萎れてしまい、つい花を飾るのを控えてしまう事はありませんか?
夏のお花も魅力的なお花がたくさんあるんですよ。今回は暑さでも長持ちするタイプの違う蘭の花と合わせやすいグリーンをご紹介致します。
簡単な生け方で夏の玄関やリビングを彩ってみませんか?
目次
蘭で夏を鮮やかに彩る
蘭は数も多く世界中の蘭の種類を集めると15000種の種類があると言われています。
蘭は熱帯雨林や気温の高い場所が原産である事から、夏の暑さに強くお水換えなどをマメにしたりちょっと工夫をすると、とても長持ちするお花です。今回はタイプの違う数種類の蘭の飾り方をご紹介いたします。蘭は生け花だけではなく、鉢植えとしても人気が高く花だけではなく葉も美しく観葉植物の様に楽しむ事が出来ます。
真夏の花の代表、蘭の花を楽しんでみましょう。
優美な胡蝶蘭×タマシダ
胡蝶蘭×タマシダ
胡蝶蘭は蘭の中でも定番の人気がありファレノプシスとも呼ばれている蘭です、華やかで上品な姿が贈り物としても人気が高い蘭です。切り花としても花持が良く、こまめな水替えをすると真夏の部屋でも長持ちするお花です。一輪挿しとして飾っても存在感があるので、お好みのグリーンと合わせるとゴージャスさと爽やかさを部屋に運ぶ事が出来ます。今回は伸びやかなタマシダと合わせて飾ってみました。
1.胡蝶蘭は茎を斜めにカットして花瓶に生けます。
2.タマシダは水に浸かる茎についている葉を落としてバランスよく花瓶に生けてみましょう。
口が狭い花瓶だと口の部分が花止めとしての役割を果たすため、固定したい位置に花を止めて飾る事が出来ます。
壁飾りにも素敵なデンファレ×レインボーファン
デンファレ×レインボーファン
デンファレはこの季節にお花屋さんでよく見かける蘭です。色は白やピンク等が一般的ですが、最近はグリーンなどの色もお花屋さんに並ぶようになってきました。暑い季節でも花持ちが良く、花だけを吊るして飾っても長持ちします。その後、色が茶色に変わってドライになっても趣があり夏の間は楽しむ事が出来ますよ。今回はレインボーファンという蔓状のグリーンをデンファレに通して壁に飾りにしてみました。
レインボーファンはドライになっても繊維質が強いため切れたりせず、花を通して飾っても耐久性があります。
[夏の飾り物としてのコツ]
蘭と蘭の間隔を離して通す事によって間(ま)を作り、繊細さや涼しさを演出する事ができます。花と花の間隔は均等よりも、少し間隔に差があると植物の持つ自然さをバランス良く魅せる事が出来ますよ。
1.デンファレの花に穴を開ける。デンファレは裏側が三角の帽子のようになっていて、尖った先の箇所に花が破れない様に、先の尖った道具で穴を開けます。
2.レインボーファンに蘭を通します。レインボーファンは葉がついているので好きな場所で花を固定する事が出来ます。蔓に通すのが難しい場合は糸に玉止めして通してみましょう。
丸みを帯びた大きな花びらが個性的なモカラ×モンステラ
モカラ×モンステラ
モカラは花の色も多く、花の形は花びらが5枚に分かれて丸みを帯びて可愛らしい事から最近人気の蘭です。
花持ちも良く、今回はモンステラという夏に良く似合うグリーンに合わせて飾ってみました。
1.平らなガラスのボウルやお皿に浅く水を入れます。
2.モンステラの茎を短くカットして低く生けます。
3.蘭をいける。モンステラは大きな葉が奇抜に割けた様な形をしていて、浅い器に生ける際には、花止めとして裂けめを利用して花を固定することが出来ます。葉の根元から葉の先まで、裂けた様な形をしていますが、葉の根元に近い部分に花を合わせるとバランスが取りやすく見た目にも安定感があります。
お水のお手入れをしていくうちに、少しづつ枯れた花を取り除いたりしていくと、花が短くなったり少なくなったりして来ますが、花が少なくなってきても、存在感のあるモカラの花は数輪グリーンと合わせても楽しむ事が出来ますので最後まで楽しんで見て下さいね。
夏に花を長持ちさせるコツ
夏は気温が高く、締め切ったお部屋は温室の様に気温が上がってしまうため、生けた花もすぐに萎れてしまいます。ちょっとした工夫で花を長持ちさせる事が出来ますよ。
■日光の当たらない日陰に置く。
■マメなお水換えをする。
■お出かけの前に水の中に少量の氷を入れる(蘭の場合は温度が低すぎると萎れてしまう為、数個の氷で水が暖かくならない程度で大丈夫です)
■水の中に一滴程の漂白剤を入れる(水の中に雑菌を増やさないことによって花持ちが良くなります)
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