ユーフォルビア・ソテツキリン(パイナップルコーン)とは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- ユーフォルビア・ソテツキリン(パイナップルコーン)
- 学名
Euphorbia ‘Sotetsukirin’
- 和名
- 蘇鉄麒麟
- 別名・流通名
- ユーフォルビア・パイナップルコーン
- 科名
- トウダイグサ科
- 属名
- ユーフォルビア属
ユーフォルビア・ソテツキリン(パイナップルコーン)の特徴
ユーフォルビア・ソテツキリンは、トウダイグサ科ユーフォルビア属の夏型の多肉植物です。ユーフォルビア属の植物は、多肉植物、木本性、草本性など性質が多種多様で、ユニークな形の植物がたくさんあります。
ソテツキリンは品種改良によって作出された園芸品種で、ソテツやパイナップルを思わせる樹形や幹と葉のバランスが個性的で人気があります。その見た目からパイナップルコーンという名前でも流通しています。幹のでこぼこは葉が落ちた跡で、頂点から新しい葉を出し、下の葉が枯れると幹になりながら丈が伸びていきます。
丈夫で手間がかからず、生長は穏やかですが、ある程度大きくなると花を咲かせたり子株ができたりなどの変化も楽しめます。
ユーフォルビア・ソテツキリン(パイナップルコーン)の詳細情報
園芸分類 | 多肉植物、ユーフォルビア |
---|---|
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 強い |
花色 | 黄緑 |
ユーフォルビア・ソテツキリン(パイナップルコーン)の栽培環境
日当たり・置き場所
日当たりと風通しの良い場所で管理しましょう。光が足りないと徒長します。また、片側に極端に日差しが当たり続けると株が傾くことがあります。定期的に鉢を回しながら管理するとよいでしょう。
春から秋は屋外でも管理できますが、気温が10℃を下回ったら室内に取り込み、日当たりと風通しの良い部屋で管理します。
用土
水はけの良い土を使います。多肉植物・サボテン専門店での取り扱いの専用土や市販の多肉植物の土でも栽培可能です。
ユーフォルビア・ソテツキリン(パイナップルコーン)の育て方のポイント
水やり
多湿を嫌うため、水を与えすぎると根腐れを起こします。鉢の上の土が乾いてから数日してから与えるくらいが適当です。休眠期の冬は水やりの頻度を少なくします。
肥料
無肥料でも栽培可能です。与える場合は、夏の生育期に緩効性肥料か液体肥料を薄めに与える程度で十分です。
ユーフォルビア・ソテツキリン(パイナップルコーン)の詳しい育て方
選び方
幹の太さや丈、葉とのバランスなどに個体差があるので、気に入った樹形の中からぐらつきがない葉の色がきれいな株を選びましょう。
植え替え・鉢替え
頻繁な植え替えは必要ありません。2~3年に一度程度、古い土を落として植え替えましょう。
花
環境にあうと黄緑色の小さな花が開花します。
夏越し
ベランダで栽培する場合、フロアの階数によって日差しの強さがかなり違います。酷暑日で日差しが強すぎる場合は、遮光をするなどの対策を取りましょう。
冬越し
冬は休眠期です。日当たりの良い室内で管理し、まんべんなく光が当たるようにします。エアコンの風が直接株に当たる場所に鉢を置くのは避けましょう。水やりは月に1度程度が目安です。与えすぎは根腐れの原因になります。置き場所によっても変わってくるため、様子を見ながらタイミングをつかみましょう。
休眠期の冬には葉を落とすことがありますが、春になると再び葉を出します。戸外に出すのは、十分に暖かくなった晩春ごろが安全です。室内から戸外に出す際、急に直射日光に当てすぎると葉焼けを起こすことがあるので注意しましょう。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
幹の脇から不規則に子株が生えます。カットして挿し木で増やすことができます。
ユーフォルビア類は、剪定をした切り口から白い液体が出ます。個人差がありますが、かぶれる場合があるので手袋などをして作業をすると安全です。肌についてしまったらすぐに水で洗い流しましょう。