パンジーとビオラの違いは何? 花をたくさん咲かせる育て方も紹介!

金子三保子
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秋から春のガーデニングで大活躍のパンジーとビオラの違いや長期間たくさんの花を咲かせる育て方のコツをご紹介します。
目次
パンジーとビオラの違い
左:パンジー 右:ビオラ
パンジーとビオラは、植物分類的にはスミレ科スミレ属の同じ植物ですが、園芸上では花の大きなものを「パンジー」、小輪のものを「ビオラ」と区分して流通しています。
パンジーとビオラの特徴と見分け方
右:パンジー 左の2種:ビオラ
パンジー
花の直径が4cm以上のもの。小輪、中輪、大輪があり、大輪は10cm以上のものもあります。花が大きいので、寄せ植えのメインに使うと効果的な草花です。
ビオラ
花の直径が4cm以下のもの。小指の爪サイズの小輪からパンジーと見間違うようなサイズのものもあります。パンジーとの大きな違いは、多花性であること。ワンシーズンに咲く花数は、パンジーに比べて多くなります。小ぶりながらたくさんの花が咲くので、寄せ植えの中でメインの草花を引き立てたり、ボリューム感を出すことができます。
見分けにくいものもある!
2種ともビオラ
花のサイズ的には4cmと定義されていますが、実際のところ、パンジーだと思ったらビオラだった……というものもあります。4cm前後のものは、念のためプランツタグで確認してみてください。
魅力的な新品種がいっぱいのパンジー、ビオラ
パンジー・ドラキュラ
近年のパンジー、ビオラは、魅力的な新品種を創り出す種苗会社や個人育種家さんが増えたおかげで、色や咲き方のバリエーションがとても豊富です。こうしたこだわりのパンジー、ビオラの流通は、おもに11月~12月がピーク。興味がある方はお気に入りを見つけに園芸店に行ってみてはいかがでしょうか。
パンジー、ビオラ|花をたくさん咲かせる育て方のコツ
早めに植え替えよう
パンジー、ビオラの苗を購入したら、早めに植え替えましょう。置き場所は、日当たり、風通しの良いところ。日当たりがいいか、悪いかで花数や苗の育ちがまったく変わります。
追肥
ワンシーズンでたくさんの花が咲くパンジー、ビオラは肥料が足りなくなると元気がなくなり、花数が少なくなります。元肥が切れたころに定期的に追肥しましょう。
花がら摘み
写真のように花びらがくるんとカールしてきた終わった花のことを花がらと言います。花がらをつけておくと種をつける準備に入るため、花数が次第に少なくなります。花びらがくるんとしてきたら、花がら摘みを行いましょう。
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