緑の桜 御衣黄(ぎょいこう)|4月後半に見ごろを迎える桜
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トゥデイズプランツ、今回ご紹介するのは八重桜の一種「御衣黄(ぎょいこう)」
染井吉野(そめいよしの)の見ごろが過ぎると、次は八重桜の季節。御衣黄は、緑の花を咲かせる桜で、4月中旬~後半にかけて見ごろを迎えます。
比較的珍しい桜ですが、昨年、我が家の近所の川沿いに何本か植えられていることがわかり、またひとつ春に行きたい場所が増えました。八重桜と言っても花弁の数は品種によってまちまちですが、御衣黄はさほど多弁ではないですね。
花は塊になってぶら下がるようにつき、一重の桜とはまた違った趣があります。八重桜の開花時期である晩春は、おおかたの木々の芽吹きも始まり、周囲の新緑と緑の花色がマッチしてとても美しい風景でした。
染井吉野は花の後に葉が芽吹きますが、御衣黄は花と同時に葉も芽吹きます。出始めの葉は、赤みのある渋い色。同じ桜でも随分、雰囲気が変わるものです。
花の咲き始めは萌黄色。咲き進むと緑の色みが薄くなるとともに、中心がピンクに色づき、その頃になると葉も緑色になっていきます。
染井吉野を見逃した方は、4月後半に見ごろを迎える八重桜を見にお出かけしてみませんか。