初夏から秋までお庭を彩るルリマツリ|魅力と花を咲かせる育て方のコツ
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涼しげで澄んだブルーの花を、初夏から秋深まる頃まで繰り返し咲かせる「ルリマツリ(プルンバゴ)」。日差しが強まる季節も次々と涼やかな蕾をつけ、お庭やベランダを爽やかに彩ってくれる頼もしい存在です。
お手入れのポイントさえ掴めば、初心者でも満開の美しい姿を長く楽しむことができます。今回は、そんなルリマツリの魅力や失敗しない育て方、日々の暮らしをおしゃれに彩る取り入れ方を詳しくご紹介します。
目次
秋深まるまで、次々と咲き誇る。ルリマツリの特徴と魅力

南アフリカ原産の半つる性常緑低木で、学名は Plumbago auriculata(プルンバゴ)。最大の特徴は、見る人の心を解きほぐすような、空色のような優しいブルーの花色です。日当たりと風通しの良い場所を好み、樹高は50cm〜3mほどに伸びやかに生長します。
1. 夏のお庭を爽やかに彩る、清涼感あふれる花色
暑さが厳しくなり、多くの植物が花休みに入る夏場でも、ルリマツリは休むことなく咲き続けます。初夏から秋(5月〜11月頃)までの長い期間、清々しいブルーの花が咲き誇る姿は、見るたびに涼やかな心地よさを運んでくれます。
2. 空間を自由に演出できる「半つる性」
枝をしなやかに伸ばす半つる性の性質をもつため、仕立て方の自由度が高いのも魅力です。オベリスクやトレリス、お庭のフェンスに這わせてボリュームのある花壁を作ったり、ハンギングバスケットからしなやかに花枝を垂らして立体的に演出したりと、おうちの空間に応じたアレンジが楽しめます。
3. 丈夫で手がかからず、忙しい日々にも優しい
病害虫に強く、夏の暑さにも負けないタフさを備えています。日々忙しく過ごす方や、久しぶりにガーデニングを再開する方でも安心して育てられる頼もしさも、長く愛される理由のひとつです。
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白花やコンパクトな「矮性品種」も人気
爽やかな青系の花が一般的ですが、清楚で凛とした印象の白花品種(プルンバゴ・アルバ)もあります。
また、樹高がコンパクトに収まる「矮性(わいせい)品種」も流通しており、マンションのベランダや限られた鉢植えスペースで楽しみたい方に大変人気です。
さらに、鮮やかな朱赤〜濃いピンク色の花を咲かせる「プルンバゴ・インディカ(和名:アカマツリ)」という近縁種もあります。日が短くなると花芽をつける「短日植物」の性質をもち、秋に開花期を迎えるのが特徴で、青や白とは一味異なる華やかな花姿を楽しむことができます。
初心者でも失敗しない、ルリマツリの育て方

ルリマツリは非常に丈夫で育てやすい植物ですが、より多くの花を咲かせ、美しい姿を保つためにはいくつかのポイントがあります。
マンションのベランダなど省スペースでコンパクトに育てたい場合は、扱いやすい矮性品種を選ぶのがおすすめです。地植えにするとぐんぐん枝を伸ばしてダイナミックに育ちますが、矮性種なら樹高が低めにまとまり、小さな鉢でも株いっぱいに可憐な花を咲かせてくれます。
日当たりと風通し
日当たりと風通しの良い場所を好みます。日当たりの良い場所で育てると花芽がつきやすくなり、次々と蕾を咲かせてくれます。
植え付け・植え替え
地植えの植え付けは、気候が暖かくなる春から初夏(4月〜6月)にかけてが最適です。植え付け直後は、根がしっかり根付くまでたっぷりと水を与えましょう。
ルリマツリは生育がとても旺盛なため、鉢植えの場合は1〜2年に1回を目安に、春先にひと回り大きな鉢へ植え替えを行います。鉢底から根が出ていたり、水の通りが悪くなったりしてきたら根詰まりのサインです。
土
水はけの良い用土を好みます。鉢植えの場合は、市販の草花用の培養土で問題なく育ちます。
肥料
初夏から秋までの開花期間中は、株の元気を保つために定期的に追肥(ついひ)を行いましょう。ただし、猛暑が続く真夏は「肥料焼け」を起こして根を傷めてしまうことがあるため、一時的に施肥を控えめにするのが美しく咲かせるコツです。
水やり
鉢植え:土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与えます。夏場は乾きやすいため、水切れしないように注意しましょう。
地植え:根付いてからは基本的に雨水だけで問題ありません。雨が降らない日が続いた場合のみ与えます。
花がら摘み
花を次々と咲かせるためには、咲き終わった「花がら」を早めに取ることが大切です。花がらの根本からハサミでこまめに摘み取ると、次の花芽に栄養が行き渡ります。
剪定
生長が速いため、枝が混み合ってきたら剪定を行います。強い切り戻しにも耐えるため、花が一通り咲き終わったタイミングや秋の終わりに思い切って切り戻すと、樹形が整い翌春に再び勢いよく新芽を伸ばします。
冬越し
関東以西の温暖な地域であれば、屋外でそのまま冬越しが可能です。ただし、厳しい霜が降りる地域では、冬場は室内の日の当たる場所に取り込んで管理すると安心です。
原産地では常緑に分類されますが、日本の冬の寒さでは葉を落とし、地上部が枯れたようになることがあります。根は生きているため、鉢植えの場合は完全に水を絶たず、「土の表面が完全に乾いたら数日後に与える」程度の控えめな水やりを継続してください。
具体的なお手入れ手順や季節ごとの管理方法については、以下の記事で分かりやすく解説しています。
ルリマツリを暮らしに取り入れよう

お庭のルリマツリでお部屋を彩る「花あしらい」
ルリマツリは花びらが傷つきやすいため、切り花としての市場流通はあまり多くありません。だからこそ、自分の手で育てた新鮮な花をお部屋に生けられるのは、育てる人だけが得られる特別な贅沢です。
切り戻しを兼ねた収穫:花をカットすることは、次の新しい芽を促す「切り戻し」の役割も果たします。伸びすぎた枝や、風で少し倒れてしまった枝を摘んでお部屋に飾りましょう。
生け方のアイデア:しなやかなつるのラインを活かし、一輪挿しや透明感のあるガラス花瓶にふんわりと生けるのがおすすめです。涼しげなブルーが、テーブルや玄関を爽やかに演出してくれます。
長持ちさせる扱い方のコツ:水に浸かる部分の葉は丁寧に取り除きます。花瓶の水は毎日交換し、直射日光の当たらない風通しの良い場所に飾ると、可愛らしい花姿を長く楽しめます。
想いを伝える花言葉と誕生花
ルリマツリには「いつも明るい」「ひそかな情熱」といった花言葉がつけられています。
初夏から秋にかけて絶え間なく咲き続ける頼もしい姿や、可憐なブルーの花の裏に秘めた強い生命力が、これらの温かな言葉の由来となっています。日々を穏やかに過ごす自分への癒やしとしてはもちろん、大切なご友人やご家族へ、感謝や応援の気持ちを添えたメッセージとともに手渡すのも素敵です。
また、ルリマツリは10月23日の誕生花でもあります。大切な方へのプレゼントや、自分へのご褒美として一輪添えてみてはいかがでしょうか。
透明感のあるブルーの花は、日常のふとした瞬間に爽やかな風を届けてくれます。緑と花のある暮らしのパートナーとして、ぜひルリマツリを日常に取り入れてみてくださいね。






































