9月の花といえば?花言葉とガーデニングやブーケにおすすめ9月の花33種

山田智美
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9月に咲く花といえば?晩夏から初秋にかけて、季節の移ろいを感じさせてくれる9月の花は、優しく風情のあるものばかり。ガーデニングや切り花で楽しめる9月に咲く花をずらり33種類紹介します。写真付きなので名前がわかるかもしれません。
目次
9月の花といえば?
9月に咲く花は、夏の余韻を残しながら秋の気配も感じさせてくれるような花たち。9月の花といえば、キキョウにセージ、ダリア、ミズヒキの他、数えられないくらいの花が咲き誇ります。
特に四季がはっきりとしている日本の秋は、実りの季節であると同時に花の季節でもあります。春の七草に対して秋の七草と呼ばれる花があるのも日本ならでは。9月は秋の花を満喫しましょう。
秋の七草
秋の七草とは、女郎花(オミナエシ)、尾花(ススキ)、桔梗(キキョウ)、撫子(ナデシコ)、藤袴(フジバカマ)、葛花(クズ)、萩(ハギ)のこと。
春の七草はお粥にして食べるのに対し、秋の七草は眺めて楽しむ七草です。
▼秋の七草について詳しく紹介しています。
ガーデニングにおすすめ!9月に咲く花22種
アベリア
- 科名:スイカズラ科
- 分類:常緑低木
アベリアは春から秋まで四季咲きの常緑低木。優しい白い花が印象的です。花色がピンクの品種や斑入りなどがあります。
アベリア
- アベリアは生垣や下草、公園、川沿いの緑道、街路樹などにとてもよく使われている半常緑低木です。(一般的には常緑ですが、寒冷地では落葉する場合があります。)最近では、マンションなどのエントランスの植栽にも、アベリアを使用されているのを見かけます。 アベリアは性質が丈夫で、特別な手入れをしなくても生長する手入れが簡単な植物です。また、花の時期が5月~初冬までと、とても長く咲き続けるのも特徴のひとつです。花は白やピンクですが、花びらが散ったあとにガクがきれいに残るので、その状態も観賞価値があります。 ▼アベリアについて詳しくご紹介しています。 アベリアとは?花の季節や種類、育て方や剪定のコツまで紹介 アベリアは耐寒性が強く、強健でとても育てやすい樹木です。お庭はもちろん公園や、公道の脇など多くの場所に植えら… 山田智美 2020.09.27 庭木・シンボルツリー
アメジストセージ
- 科名:シソ科
- 分類:多年草
アメジストセージはシルバーグリーンの葉と晩夏から秋にかけて咲く紫色の花が美しい植物です。
アメジストセージ(サルビア・レウカンサ)
- アメジストセージはメキシコから中米原産の観賞用のセージの一種です。学名はSalvia leucantha(サルビア・レウカンサ)ですが、アメジストセージの名前で流通しています。 とても丈夫で植えっぱなしで年々大株になります。花は秋から開花し、大株になると紫色の長い花穂が株一面を覆うように咲き誇り、秋の庭を美しく彩ります。 花に見えるベルベットのような肌触りの部分はガクで、花はガクから突き出すように咲き、色は白や紫、ピンクなどがあります。暑さにもとても強く、春に植え付けると一年目からたくさんの花が楽しめるため、秋の庭に植えておきたい一株です。 アメジストセージ(サルビア・レウカンサ)は、とても生長が早く、株元は次第に木化します。あまり大きくしないためには春から初夏に剪定して仕立てるとよいでしょう。また、株はまっすぐ上には伸びず、広がるように生長します。強風で倒れてしまうこともあるので、必要に応じて支柱を立てましょう。
アンゲロニア
- 科名:ゴマノハグサ
- 分類:多年草(一年草)
アンゲロニアは、初夏から秋に小さな花(花径1cmほど)を次々と咲かせます。
アンゲロニア
- アンゲロニアは、初夏から秋に小さな花(花径1cmほど)を次々と咲かせます。茎は直立して生長し、茎の先端や葉の付け根に穂状の花をつけます。花色は紫色やピンク、白、二色混ざったタイプなどがあります。くせが無い爽やかな花なのでどんな花とも合わせやすく、寄せ植えやハンギングバスケット、花壇植えによく用いられます。草丈は品種によって30cm~100cmまであります。寄せ植えやハンギングバスケット、花壇の縁取りには背の低い品種、花壇の背景的な場所には背の高い品種など、植える場所によって品種を選びましょう。 アンゲロニアの名は、天使をラテン語で表した「Angelos(アンゲロス)」が由来と言われています。別名では「エンジェルラベンダー」とも呼ばれることもあります。またそれとは対照的に、花の形が口を開けている骸骨に似ていると言われることもあるそうです。 アンゲロニアは夏の高温に強く、半日陰でも花を咲かせるなど、丈夫で育てやすい多年草です。寒さに弱いので日本では一年草として扱われることが多いですが、冬に室内に取り込んで管理すれば翌年も咲かせることができます。また、乾燥に弱いところがあるので乾燥させないように注意し、肥料を切らさないようにすると美しい花を長期間楽しめます。 アンゲロニアには種類がいくつかあります。アングスティフォリア系は、アンゲロニアの中では耐寒性があり暖地では屋外でも冬越しできると言われています。サリカリフォリア系は耐寒性が弱い種類です。それらの交雑種もありますが、店頭ではあまり区別がされていないようです。
エキナセア
- 科名:キク
- 分類:多年草
エキナセアは夏から秋に開花し、草丈は1m以上になる多年草。花が大きく花色が鮮やかなのが特徴です。
オミナエシ
- 科名:スイカズラ科
- 分類:多年草
オミナエシは秋の七草にも数えられる、黄色の小花が可愛らしい花です。独特の香りがあるのが特徴です。
カリガネソウ
- 科名:シソ科
- 分類:多年草
カリがネソウは青く蝶々のような花を咲かせる可愛らしい植物です。夏から秋にかけて開花します。
カンナ
- 科名:カンナ科
- 分類:多年草
カンナは夏の暑い盛りから初秋にかけて色鮮やかな花を咲かせる花です。
キキョウ
- 科名:キキョウ科
- 分類:多年草
キキョウは紫がかった青い花を咲かせる多年草です。キキョウも秋の七草に数えられます。
キキョウ(桔梗)
- キキョウ(桔梗)は、毎年夏の時期に花を咲かせる宿根草で、万葉集にも登場し古くから日本で愛される植物の一つです。また、キキョウ(桔梗)は秋の七草で知られ秋の花のイメージですが、真夏の暑い時期でも涼しげに咲き続ける丈夫な花です。キキョウ(桔梗)は強い霜に当たらなければ越冬しますので、関東では地植えにしたままで翌年また花を咲かせることが出来ます。 キキョウ(桔梗)の花の色は青の他に白、ピンク、絞りの入った色などがあります。次々と咲き続け、一通り咲き終えた時に切り戻しを行うと再び秋に開花します。またキキョウ(桔梗)の英名の「Balloon flower」は蕾が風船のように膨らんでいるところから名がつきました。
キンミズヒキ
- 科名:バラ科
- 分類:多年草
キンミズヒキは黄色の花を細い花茎に連なるように咲かせます。キンミズヒキと言いますが赤い花のミズヒキとは別種です。
ジニア
- 科名:キク科
- 分類:一年草
ジニアは和名を百日草というほど開花期の長い花です。夏から秋まで咲き続けます。
ジニア(百日草)
- ジニアは暑い時期にも花が休むことなく咲き続ける一年草。和名で百日草と呼ばれているのは、百日という長い間咲き続けることからですが、今では5月~11月と百日どころではない長期間咲く草花です。最近ジニアの新品種が続々と登場し、ビビッドな色からシックな色、また単色だけでなく複色カラーも多く色幅が多いのも魅力です。 ジニアはたくさんの品種と系統があります。草丈も高性種から矮性種まであり、花のサイズも超大輪、大輪、中輪、小輪と色々。咲き方もポンポン咲き、カクタス咲き、ダリア咲き……などとても多様です。 最も一般的な品種がエレガンスの系統です。その他リネアリス(ホソバヒャクニチソウ)や両者を交配したプロフュージョンなど最近開発された品種もあります。リネアリスやプロフュージョンは、ジニアに多いうどんこ病の発生がほとんどないため、公園の花壇の植栽などにも利用されています。 最近のジニアは、園芸だけでなく切り花としての人気も高くなり、今後ますます品種や色あいが多様になる花のひとつと思われます。
エンゼルストランペット
- 科名:ナス科
- 分類:落葉低木
エンゼルストランペットは名前の通り、トランペットのような花を咲かせる花木です。花には芳香があります。
デイゴ
- 科名:マメ科
- 分類:落葉高木
デイゴは真赤な花を咲かせるマメ科の落葉高木です。耐寒性が弱い花木です。
萩
- 科名:マメ科
- 分類:落葉低木
萩の花は7月頃から咲き始めて、初秋には満開になります。秋の七草の一つです。
- ハギ(萩)は秋の七草にも入っているくらい古くから日本で好まれてきた落葉低木です。秋の花というイメージが強いハギ(萩)ですが、実は夏の盛りから咲き始めます。ハギ(萩)の花は夏から咲き始めて、初秋には満開になります。 ハギ(萩)の樹形は、枝垂れるように伸ばした枝に直径1~1.5㎝程の赤紫色のマメの花をたくさん咲かせます。単色ではなく僅かにグラデーションがかかったような色合いをしているので、花の表情に複雑さが出ます。枝垂れた枝に赤紫色の花を咲かせて風に揺れる姿は美しく、秋を感じさせる花です。赤紫色の花が一般的ですが、白花種もあります。 非常に生育旺盛で、短く切り詰めてもすぐに大きく枝を伸ばします。他のマメ科の植物と同じように根に根粒菌を保持していますので、土壌を肥沃にする特性があります。
ヒガンバナ
- 科名:ヒガンバナ科
- 分類:多年草(球根植物)
ヒガンバナは夏の終わりから秋にかけて咲く花。お彼岸の頃に咲くことからヒガンバナと呼ばれます。
彼岸花(ヒガンバナ)
- 彼岸花(ヒガンバナ)は夏の終わりから秋にかけて咲く球根の花。お彼岸の頃に開花するLycoris radiataの他、夏に開花する品種もあります。最近はたくさんの園芸品種があり、学名のリコリスという名前で流通していることがあります。 1本の真っ直ぐな緑色の茎の先端に、直径約10cm前後の花を咲かせます。花びらの色は品種改良が進み種類によって違いますが、日本で多くみられるのは赤。田んぼなどのあぜ道に咲いている風景をが印象的です。 彼岸花(ヒガンバナ)の花弁は他の花に比べて独特です。幅は5mm程度、長さは4cm程の花びらを6、7枚放射状に付けます。茎の長さは30~50cm。成人の膝丈程に伸びます。葉っぱも茎と同様細長く30~50cmになります。彼岸花(ヒガンバナ)は面白い事に花が咲く時期に葉っぱはありません。花が枯れた後ににょきにょきと生長する特徴があります。花と葉が同時に着かないことから「葉見ず花見ず」と言われています。 一般的に彼岸花(ヒガンバナ)で流通しているものは、秋の彼岸の頃に赤い花が咲く、リコリス・ラディアータと呼ばれる品種です。白花の彼岸花(ヒガンバナ)はリコリス・アルビフローラと呼ばれる交配種です。
ブットレア
- 科名:ゴマノハグサ
- 分類:落葉低木
ブッドレアは、初夏から秋にかけて花を咲かせる落葉低木です。甘い香りが特徴です。
ブッドレア
- ブッドレアは、初夏から秋にかけて小さな花が集まって円錐状の花を咲かせる落葉低木です。香りと蜜に誘われ蝶が集まることから、欧米では「バタフライブッシュ」の名でも呼ばれています。 ブッドレアは、生長すると花穂の長さが30cm以上になることもあるので、庭に植栽するととても見栄えがします。小さな花の集合体なので圧迫感がないのも人気のひとつです。 園芸種として流通しているブッドレアの花の色は、紫色、白、ピンクなどの他、最近では品種改良が進み、複色のもあります。花丈も矮性種が登場しています。 ポット苗で購入しても1年で1mを超えるほど生長のスピードは速く、花がらをこまめに刈り取れば、初夏から秋まで長く開花し、ナチュラルガーデンが流行っている昨今、庭に植え付ける夏の花木として人気があります。
ブルーサルビア
- 科名:シソ科
- 分類:多年草(一年草)
ブルーサルビアは夏から秋まで咲き続ける花です。涼し気な青い花が人気です。
ブルーサルビア
- サルビアは、とても種類が多く、ハーブのセージもサルビアの仲間なので、すべてのサルビアの品種の数は数百品種あります。毎年のように新品種が出てくるので、その数は増えるばかりです。ブルーサルビア(サルビア・ファリナセア)や赤いサルビア「スプレンデンス」は、もともとは原産地では宿根草ですが、耐寒性がないため、日本では一年草として分類されています。ただ、寒さよけさえ確保できれば、越冬する可能性も秘めている植物です。開花期間が5月~10月(東京だと11月くらいまで咲いていることも)と半年も咲いてくれる上、暑さに強い性質でありことから夏から秋にかけての花壇材料によく使われ、公園や街路などの公共花壇でもよく用いられます。
ベロペロネ
- 科名:キツネノマゴ科
- 分類:多年草
ベロペロネは別名をコエビソウとも言う多年草です。エビを思わせるような花が夏から秋まで咲き続けます。
ホトトギス
- 科名:ユリ科
- 分類:多年草
ホトトギスは花びらのまだら模様が特徴の多年草です。
ホトトギス
- ホトトギスの大きな特徴としてまず挙げるのは、花弁に浮かぶ紫色のまだら模様です。この模様が鳥の杜鵑(ほととぎす)の胸の模様と似ていることから、この名が付けられました。また一部の品種では、若葉に油を垂らしたような模様が現れることから「油点草」という別名を持っています。 加えてホトトギスは、めしべが非常に目立っている花だと言えます。その理由はめしべが長く伸びており、花柱がヘリコプターのプロペラのように広がった形状をしているためです。主な花弁の色は、白地に紫色のまだら模様と黄色であり、珍しい色として白色があります。 現在ホトトギスとして流通しているものの多くはホトトギスとタイワンホトトギスの交雑種だと言われています。
ミソハギ
- 科名:ミソハギ科
- 分類:多年草
ミソハギは湿地を好む多年草です。真直ぐに伸びた茎と紫色の花が可愛らしい植物です。
メドーセージ
- 科名:シソ科
- 分類:多年草
メドーセージは青紫色の花が印象的なセージです。夏から秋まで咲き続けます。
メドーセージ(サルビア・ガラニチカ)
- メドーセージ(サルビア・ガラニチカ)は、シソ科の多年草です。流通名のメドーセージは日本国内のみの流通名です。メドーセージいう名前は、本来は他のシソ科の植物を指します。 メドーセージ(サルビア・ガラニチカ)は非常に強健で、暑い夏の盛りから秋まで花を咲かせてくれます。花色は濃い青から深い紫まであります。ガクが黒いのが特徴です。花は長さ3~4cm程度、シソ科特有のリップ状の特徴的な形状をしています。すっと伸びた茎に縦に連なるように10輪前後の花を咲かせます。 メドーセージ(サルビア・ガラニチカ)は、開花期に切り戻しを行うと長く花を楽しめます。また、思い切って切り戻すことで小さめに仕立てて楽しむことが出来ます。地下茎で増えるので、庭植にすると群生します。
ランタナ
- 科名:クマツヅラ科
- 分類:常緑低木
ランタナは毬のような小花が可愛い常緑低木です。夏から秋まで咲き続けます。
ランタナ
- ランタナはクマツヅラ科の常緑低木。本来は常緑ですが冬の寒さや霜に弱く枯れてしまう事があるので一年草扱いされる場合もあります。暖かい地域では冬越しも可能で低木になっていきます。茎葉には細かいトゲがあり触るとチクチクします。葉っぱも触り心地は表面がざらついています。熱帯地方原産の花で、日本では小笠原諸島など暖かい地方に分布をしてます。鉢花や挿し木の苗が多く流通し、園芸用に楽しまれています。ランタナは、次々とわき芽を増やし、横に広がって成長していきます。花は1mm四方の小さな花が一か所にいくつもひしめき合って徐々に花が咲ます。咲き進むたびに花色が一色だけではなく、グラデーションのような花色が楽しめます。ランタナは常緑低木なため、背丈もそんなに高くなく20cm程。高くても100cmに満たないです。また横幅も30cm前後なのでコンパクトに咲く花としても知られています。
ルドベキア
- 科名:キク科
- 分類:一年草、多年草
ルドベキアは別名マツカサギクと言います。花が終わると花芯が円柱状に伸びて松かさのように見えるのが由来です。
ルドベキア
- ルドベキアはキク科の丈夫な一・二年草、または多年草で草丈40~150cmになり、直径4~5センチの花を次々と咲かせます。ルドベキアの花期は6月ごろから始まって8~10月ごろに最盛期を迎えます。ルドベキアは別名マツカサギクと呼ばれ、花が終わると花芯が円柱状に伸びてまるで松かさのように見えることから名づけられました。近年、品種改良がおこなわれ、通常の一重咲きのほかに蛇の目咲きや二重咲き、八重咲きがあるほか花色も黄色だけでなく橙色や褐色などがあります。花壇ではヒルタ種が多く使われ、グラウンドカバーにはフルギダ種が使われることが多いです。いずれも丈夫で育てやすく花期も長いので群植すると見ごたえがあります。
9月に花が咲くハーブ3種
ローズマリー
- 科名:シソ科
- 分類:常緑低木
ローズマリーは香りの良いことで有名なハーブです。日当たりが良ければ四季咲きで花を咲かせます。
ローズマリー
- ローズマリーは、地中海沿岸地方が原産の常緑性低木です。ローズマリーは食用から化粧品まで幅広く利用されているハーブです。清々しい香りが特徴のハーブで、煮込みからグリルまで色々な料理に使われています。 ローズマリーは非常に強健で、乾燥した痩せ地でも育ちます。また強風にもよく耐える性質なので、非常に育てやすい植物です。ローズマリーには真っ直ぐ上に伸びる木立性と地面を這うように伸びるほふく性があります。ほふく性のローズマリーはグランドカバーとしても人気があります。ローズマリーは春から秋にかけて、青から青紫、またはピンクの小さな花を咲かせます。ローズマリーの花は環境さえあえば四季咲きです。
ロシアンセージ
- 科名:シソ科
- 分類:多年草
ロシアンセージは青く小さな花を咲かせるシソ科の多年草です。夏から秋まで咲き続けます。
ロシアンセージ
- ロシアンセージは、多年草のように扱われるシソ科の耐寒性低木です。セージと名前がついていますが、ペロブスキア属の植物でセージの仲間ではありません。こんもりとブッシュ状に繁り、夏から秋にかけて長い花穂を立ち上げ、ラベンダー色の花が長期間開花します。 繊細な切れ込みのシルバーグリーンの葉とラベンダー色の色合いが涼し気な雰囲気です。草姿がラベンダーのようにも見えることからサマーラベンダーの別名があります。 耐寒性、耐暑性とも強く、ちょうどラベンダーの花が見ごろを過ぎるころから秋にかけての長期間、穂状のラベンダー色の花を無数に咲かせます。基本種はかなり大型になりますが、最近は草丈を抑えた小型の品種も登場しています。
ウェストリンギア
- 科名:シソ科
- 分類:常緑低木
ウェストリンギアは別名をオーストラリアンローズマリーというハーブです。ウェストリンギアは食用にはできません。
ブーケや花束にしたい!9月の花5種
ダリア
- 科名:キク科
- 分類:多年草
ダリアは大輪の印象的な花を咲かせる植物。真夏を少し休んで初夏と秋に開花します。
クレマチス
- 科名:キンポウゲ科
- 分類:多年草
クレマチスはつる植物の女王とも呼ばれる美しい花です。四季咲きの品種は春の開花の後、秋にまた花を咲かせます。
コスモス
- 科名:キク科
- 分類:一年草
コスモスは風にそよぐ姿が美しい秋の花です。切り花でも庭植えでも人気があります。
バラ
- 科名:バラ科
- 分類:落葉低木
四季咲きのバラは春の開花の後、秋にも盛りを迎えます。バラは花の女王と言われるほどファンの多い花です。
シュウメイギク
- 科名:キンポウゲ科
- 分類:多年草
シュウメイギクはキクと名が付きますが、キンポウゲ科の花です。アネモネのような優しい雰囲気の花を咲かせます。
シュウメイギク(秋明菊)
- シュウメイギクは漢字で書くと「秋明菊」となり、菊に似た白やピンクの花を咲かせる宿根草です。キンポウゲ科の植物で、花の形はアネモネに似ています。 シュウメイギクは「貴船菊」、「秋牡丹」などの別名でも呼ばれ、欧米ではボーダーガーデンや日本風のガーデンには欠かせない植物となっています。英名や学名も日本の植物のように表記されていますが、実は中国が原産となる帰化植物で、野山に多く自生しています。 シュウメイギク(秋明菊)は一枝でも見栄えが大変良いため、華道の素材としてや秋の茶花としても大変喜ばれます。シュウメイギク(秋明菊)の花はがくが花弁化したもので実際には花弁はありません。最近では八重咲のものや矮性のシュウメイギク(秋明菊)もあります。
9月の花にあわせたい葉物3種
カレックス
- 科名:カヤツリグサ科
- 分類:多年草
カレックスは糸のような細い葉が印象的なグラス類。秋の優しい風情の花によく似合います。
スティパ
- 科名:イネ科
- 分類:多年草
スティパはエンジェルヘアーという別名を持つグラス類。ふわふわとした雰囲気が優しい印象です。
パンパスグラス
- 科名:イネ科
- 分類:多年草
パンパスグラスは2mを超すほど大きくなるグラス類です。矮性種も出回っているので、お庭で育てることができます。
9月の誕生花と花言葉
- 栄華
- 気まぐれ
ダリアの色別の花言葉
- 赤:華麗
- 白:感謝
- 黄:優美
▼9月の誕生花と花言葉の一覧はこちらから確認できます。
9月に咲く花を33種類紹介しました。9月に美しく咲く花はこれだけではありません。お散歩を楽しみながら、自分だけの9月の花リストを作成するのも楽しみになりそうです。
晩夏と初秋の交わる9月。9月にしか楽しめない季節の変わり目を満喫してください。
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