最近人気の多肉植物とサボテン、その違いとは?

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最近話題の多肉植物、サボテンと同じ種類なんじゃないの?って思う方、結構いらっしゃるのではないでしょうか?

よく見るとぜんぜん違うのです!

おおまかに違いを説明するとトゲがあるかないかですが、トゲのある多肉植物もいますので詳しく説明していきましょう。

 

目次

サボテンのトゲ

多肉植物のトゲ

サボテンのトゲの正体

 

サボテンのトゲ

サボテンをよーく見てみると、トゲの生え方に違いが!

一点から放射状に何本もトゲが出ているのがおわかりでしょうか?そしてトゲの根元に綿毛のようなものが見えます。これが特徴で、刺座(しざ)といいます。

トゲのないサボテンもありますが、刺座があるのが確認できます。

 

多肉植物のトゲ

多肉植物 ユーフォルビア 紅キリン

次にトゲのある多肉植物を見ていきましょう。

トゲと葉っぱが一緒に生えてるのが確認できます。よくみるとトゲの根元に綿毛がないのがおわかりでしょうか?

 

サボテンのトゲの正体

普通の植物は根っこがあり、茎があり、葉っぱ、花があるのが一般的です。それをサボテンに置き換えると、なんだかよくわかりませんね。

実は、ちゃんと茎も葉っぱもあります。サボテンの葉っぱはトゲなのです。 サボテンの生育地は、ご存知の通り乾燥して、気温の高い地域です。その地で蒸散作用のある葉っぱがあっては、即座に枯れてしまいます。過酷な環境で生き残るために、葉っぱを変化させました。なので、ユーフォルビアのように葉っぱがあってトゲがあるサボテンはありません。

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大曽根百代

千葉大学園芸学部を卒業後、園芸店に勤め、販売だけなく植物をきちんと理解したいと思い、千葉大の苗生産部にて植物の生産業(花苗)に従事。その後、多肉植物の生産を経験。現在は多肉植物の販売サポートやバラの管理業務をしています。多肉だけでなく植物全般好きで、宿根草なども育てています。最近はマイクロ胡蝶蘭とバンダにも挑戦中。より植物の魅力を感じ、皆様にもその魅力と生産者情報を記事としてこれからも発信していきます。

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