3月8日はミモザの花を贈ろう!国際女性デー。
小野寺葉月
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3月8日はイタリアでは女性にミモザを送る日。また人権について考える国際女性デーでもあります。
目次
3月8日は国際女性デー
国際女性デーとは1904年3月8日にアメリカのニューヨークで女性労働者たちが婦人参政権を求めてデモをしたことが始まりで、その6年後の1910年にコペンハーゲンで開催された国際社会主義者会議にて、「女性の政治的自由と平等のためにたたかう」記念の日となり、1975年に国連が定めました。
国際女性デーは、世界では最も重要な人権に関する記念日です。2018年は#METOO運動など女性の人権に関するたくさんのトピックスがあった年です。それを受けた2019年の国際女性デーのキャンペーンテーマは・・・
「#BalanceforBetter」
”The future is exciting. Let’s build a gender-balanced world.”
-ジェンダーバランスの取れた世界を築こう、未来はとてもエキサイティングだ。-
国際女性デーにあわせてグループコンペも行っています。「#PressforProgress」というハッシュタグでは世界中で100以上の団体が男女平等のために自分たちの団体が何をしたかを表明し、表彰されています。 日本では2017年から「国際女性デー||HAPPY WOMENS FESTA」として展開されてきました。2018年には東京(恵比寿・渋谷)・大阪・愛知・宮城の4都市で開催され、約ました。2019年は東京(渋谷・銀座・恵比寿)・大阪・愛知・宮城に加え、福島・長野・京都・兵庫(播磨・神戸)・香川と9都市での開催が決定しています。
Doodleでも
Googleのトップロゴ(Doodle)が記念日や偉人の誕生日などで変化することは有名ですが、実は国ごとに表示内容も変化があるそうなのですが、国際女性デーは世界的な記念日なので、毎年世界で同じロゴデザインが発表されます。今年はどんなロゴか楽しみですね!
ミモザの日 FESTA DELLA DONNA
イタリアではこの日、「フェスタ・デラ・ドンナ(=女性の日)」として、男性が女性にミモザを贈る日でした。パートナーだけではなく、母親や仕事仲間など「自分にとって大切な女性」に贈る習慣でした。特に、愛と幸福をよぶというミモザを贈られた女性たちは、髪や胸にミモザを飾り、この日は家事や育児から解放されて、外出や外食を楽しむんだそう。空港やお店などでミモザを配っていることもあるそうですよ。ミモザもちょうど開花時期で、国中が黄色く染まるんだそう!
フランスのミモザ祭り
フランスでもミモザ祭りがあります。時期は2月ですが、カンヌ映画祭が開催されるコートダジュールのマンドリューナラプールでは1月~2月がミモザの開花時期で、この季節は町中が黄色く染まります。2月のお祭りでは「バタイユ・ド・フルール(花の闘い)」とされるパレードが開催されます。一番初めに開催されたのは1931年でした。その2年前、この地を大寒波が襲い、ミモザは凍結してしまい、栽培なども大打撃を受けます。それが回復したことを祝っての祭りの開催なのですね。毎年、ミモザ女王が決定されたり、ミモザに関するバスツアーが開催されたり、この町はミモザと密接な関係にあるようです!ミモザ好きとしてはぜひ行ってみたいところです。2019年の開催予定は2月20日~27日の一週間です!
ミモザ(銀葉アカシア)
マメ科アカシア属 学名:Acacia baileyana
別名アカシア・ミモザ・ミモザアカシアなどと呼ばれています。2~4月ごろに小さな黄色いポンポンのような花をびっしりつけます。大きいものは10mほどにもなる高木で、葉も2回奇数羽状複葉で大変美しく、シンボルツリーなどにも人気です。英語ではCootamundra wattle(クータマンドラ ワトル)と言いますが、Cootamundraとは原産地オーストラリアのニューサウスウエールズ州にある町名で、銀葉アカシアが自生している場所なのだそう。また、wattleはオーストラリアでの名前です。
ミモザサラダ
日本でもあるミモザサラダはもともとそのお祭りのときに食べられていたそう。卵の黄身をミモザに見立てたのがこのサラダです。日本では春の花といえば桜ですが、ヨーロッパではミモザがそれなんですね。春の訪れを告げるミモザは、愛や喜びを象徴する花として愛されていることがわかります。咲く時期がいまから楽しみですよね。
ミモザという星がある?
ミモザという星があるのをご存知ですか?日本では沖縄の離島からしか見ることのできない星座、南十字星の中のひとつにβcruxという星があります。この星の別名がmimosaなのです。mimosaと名付けられた理由はその星の色が青白いからだ、ということです。・・・はてなんで青白いからミモザ?ミモザは真っ黄色のお花じゃないの・・・と思いますよね。そうなんです、実はここで言うミモザは、オジギソウのことを指します。オジギソウ科の学名はmimosa。そもそもmimosaはオジギソウ科の学名。しかしミモザ(本来はアカシア)が日本に入ってきたときに、オジギソウに葉が似ていたことから、誤ってミモザという名前が伝わってしまったようです。ミモザの語源はラテン語で「物まね、模倣」を意味する「mimus(ミムス)」です。オジギソウに触ると葉が閉じるその様をそんな風に例えるんですね。
華やかで可憐なミモザ。今年はどんなフェアになるんでしょうか?様々なイベントが開催されるので楽しみですね。国際女性デーはSNSでハッシュタグをつけてつぶやくだけでも参加できます。ぜひジョインしてみてくださいね。
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