アイビーなどのカラーリーフを使った「ギャザリング風寄せ植えリース」の作り方

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戸松敦子

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メンテナンスがとても簡単で育てやすい、カラーリーフだけで作るリース型寄せ植えを紹介します。ギャザリングの植え方も意識しながら作成していきます。カラーリーフだけで作るリースは、花をメインにして作るリースと比べると華やかさはあまりないかもしれませんが、水やりなどのメンテナンス面においては簡単で、そんなに几帳面に育てなくても美しい状態で長い間楽しめるのでおすすめです。

リースのまあるい形は欧米では古くから永遠、幸運、幸福を呼び込むお守りとされていたとのこと。玄関やベランダにリース型の寄せ植えを飾って、幸運を呼び込みましょう。

ギャザリングとは

ギャザリングとは、根付きの草花を小さな花束のように組み合わせて植える植え方です。この方法を用いると草花が繊細にちりばめられるので、植えたその瞬間から寄せ植え全体が馴染んで美しく仕上がります。

今回は4種類のアイビーを株分けして3つの束を作って植えていくところで、ギャザリングの方法を意識してみました。

目次

ギャザリング風寄せ植えリース~準備するもの

リース型バスケット 不織布 肥料入りの培養土 カラーリーフの苗9ポット 水苔(水に浸してふやかしておく) 土入れ はさみなど

  • リース型バスケット
  • 不織布
  • 肥料入りの培養土
  • カラーリーフの苗9ポット
  • 水苔(水に浸してふやかしておく)
  • 土入れ
  • はさみなど

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ギャザリング風寄せ植えリース~使いやすいカラーリーフの紹介

リースを作るときには、株元からふんわりと葉が出ていて、背が高くなりすぎないタイプの植物が使いやすくておすすめです。

今回使うカラーリーフ以外にも、丸い形やつんとした形、銅葉色、シルバー色など様々なカラーリーフがあるので、好きなものを選んで作ってみてください。好きな環境が似ているものを組み合わせると、上手に育てることができます。

今回使うカラーリーフ

フイリギンバイカ 3ポット  フトモモ科 半耐寒性常緑低木 開花期5月~7月 観賞期周年 日なたと通気性の良い用土を好みます。白い花を咲かせます。

フイリギンバイカ 3ポット 
フトモモ科 半耐寒性常緑低木 開花期5月~7月 観賞期周年
日なたと通気性の良い用土を好みます。白い花を咲かせます。

 

ワイヤープランツ 2種類 タデ科 耐寒性常緑木本 観賞期周年 日なた~半日陰、通気性の良い用土を好みます。

ワイヤープランツ 2種類
タデ科 耐寒性常緑木本 観賞期周年
日なた~半日陰、通気性の良い用土を好みます。

 

アイビー 4種類 ウコギ科 耐寒性常緑木本 観賞期周年 日なた~半日陰、通気性の良い用土を好みます。

アイビー 4種類
ウコギ科 耐寒性常緑木本 観賞期周年
日なた~半日陰、通気性の良い用土を好みます。

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ギャザリング風寄せ植えリース~作り方

リース型バスケットに不織布を敷いて、うすめに培養土を入れます。(不織布を敷かずに作成することもできますが、敷くと土こぼれを防ぐことができ、器の劣化を遅らせることもできます。)

リース型バスケットに不織布を敷いて、うすめに培養土を入れます。(不織布を敷かずに作成することもできますが、敷くと土こぼれを防ぐことができ、器の劣化を遅らせることもできます。)

 

フイリギンバイカをポットからはずして、苗の肩(株元)の部分に枯葉などがある場合は取り除き、根を少し崩して植えていきます。フイリギンバイカ3ポットで三角ができるように配置します。  そして、ワイヤープランツ2種類を相対する場所に植えていきます。ワイヤープランツが株分けできそうな苗の場合は、株分けして数か所にちりばめてもいいですね。逆に株分けしにくそうな場合は無理に株分けしない方がいいでしょう。アイビーを植える場所として、三角形ができるように3カ所残しておきます。

フイリギンバイカをポットからはずして、苗の肩(株元)の部分に枯葉などがある場合は取り除き、根を少し崩して植えていきます。フイリギンバイカ3ポットで三角ができるように配置します。

そして、ワイヤープランツ2種類を相対する場所に植えていきます。ワイヤープランツが株分けできそうな苗の場合は、株分けして数か所にちりばめてもいいですね。逆に株分けしにくそうな場合は無理に株分けしない方がいいでしょう。アイビーを植える場所として、三角形ができるように3カ所残しておきます。

 

4種類のアイビーを株分けして3つの束に分けます。株分けする時は、苗をポットから出してやさしく土をもみほぐしていくうちに根っこが分かれる部分がわかってきますので、無理にちぎるようなことはしないでゆっくりと分けてくださいね。

4種類のアイビーを株分けして3つの束に分けます。株分けする時は、苗をポットから出してやさしく土をもみほぐしていくうちに根っこが分かれる部分がわかってきますので、無理にちぎるようなことはしないでゆっくりと分けてくださいね。

 

3つの束にしたアイビーを、残しておいた3カ所にそれぞれ植えます。

3つの束にしたアイビーを、残しておいた3カ所にそれぞれ植えます。

 

外側から一周、苗と苗の隙間に土を入れていきます。指でつつきながら土を入れると、思ったよりたくさん土が入ります。外側が終わったら、内側からも一周土を入れます。

外側から一周、苗と苗の隙間に土を入れていきます。指でつつきながら土を入れると、思ったよりたくさん土が入ります。外側が終わったら、内側からも一周土を入れます。

 

土が入ったら、リース型から飛び出している不織布をリース型から1~2cm外側に残してカットします。

土が入ったら、リース型から飛び出している不織布をリース型から1~2cm外側に残してカットします。

 

不織布を折り込んで見えないように隠しながら、その上に水苔を乗せていきます。外側から1周します。

不織布を折り込んで見えないように隠しながら、その上に水苔を乗せていきます。外側から1周します。

 

リース型の内側にも1周、水苔を乗せます。

リース型の内側にも1周、水苔を乗せます。

 

完成です。長い茎はワイヤーでとめて好きな方向にアレンジすることもできます。

完成です。長い茎はワイヤーでとめて好きな方向にアレンジすることもできます。

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ギャザリング風寄せ植えリース~その後の管理

置く場所

外の日当たりと風通しのよい場所に置きます。リース型の器は土が乾きやすく、夏の強い日差しや高温と乾燥で葉色が悪くなりことがあります。できれば真夏はギラギラの直射日光があたる場所は避け、適度に日が当たる風通しのよい場で管理すると葉がしっとりと美しく育ちます。

肥料

元肥入りの土を使っていますので、春と秋の成長期に施します。

切り戻し

育って姿が乱れた場合は、好きなところで茎をカットすると美しい形を保つことができます。

水やり

土が完全に乾く前に、株元からたっぷりお水をあげます。 

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ギャザリング風寄せ植えリースを作って楽しもう!

今回は、アイビー4種類を株分けして組み合わせ、その他のリーフ類と一緒に「ギャザリングを意識した方法」で植えました。リースの中にリーフ類を細かくちりばめることで、本当は作ったばかりなのに、植え付けてから少し時間がたって、隣り同士の草花が馴染んでふんわりとしてきた頃の姿に見えますよね。小さな葉っぱの繊細なグラデーションが美しいとても爽やかなリースです。メンテナンスも簡単なのでぜひ作ってみてください。

今回は、アイビー4種類を株分けして組み合わせ、その他のリーフ類と一緒に「ギャザリングを意識した方法」で植えました。リースの中にリーフ類を細かくちりばめることで、本当は作ったばかりなのに、植え付けてから少し時間がたって、隣り同士の草花が馴染んでふんわりとしてきた頃の姿に見えますよね。小さな葉っぱの繊細なグラデーションが美しいとても爽やかなリースです。メンテナンスも簡単なのでぜひ作ってみてください。

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戸松敦子

グリーンアドバイザー、ハンギングバスケットマスター、野菜ソムリエ、家庭菜園検定2級。園芸業界で植物全般を幅広く学び経験してきました。LOVEGREEN編集部では主に寄せ植えやリース作り、ボタニカルピープルなどの取材を担当。人が植物と心地良く暮らし、その幸せの連鎖が世界中に広がっていくことを願います。趣味はママさんサッカー。都大会優勝を目指して日々練習しています。

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