9月におすすめ!育てる秋色リースの寄せ植え作りをはじめよう
とまつあつこ
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育てる秋色リースの管理方法
置く場所
屋外の風通しの良い日なた~半日陰に置きます。
椅子に立てかけたり、S字フックを使ってスタンドやフェンスにかけて飾ることができます。
肥料
肥料入りの培養土を使うので、1カ月後から水やりを兼ねて液肥を与えます。
花がらとり
ランタナは、花びらが自然に落ちます。葉の上に落ちた花びらは見た目も悪く、病害虫の発生も促すのでこまめに取ります。なお、花びらが落ちた後には「種になる部分」が残るので、次の芽が出ている上の部分でカットしましょう。
切り戻し
育って姿が乱れた場合は、茎を短くし、再び美しく楽しむことができます。切り戻しに合わせて薄めの液肥を施すと、新芽の成長がよくなります。
リースの美しい形を保ちたい場合は、丸い形から飛び出してくる枝をこまめにカットしましょう。カットした部分は、ガラスのベースに挿して飾ってもいいですね。
ちなみに、今回使った植物は、ヒューケラ以外はすべて挿し木(挿し芽)で増やすことができます。ヒューケラは株分けで増やします。
水やり
リース型バスケットは、普通の寄せ植えに比べると土の部分が少なく、また、高い位置に飾ることが多いため乾きやすいです。
毎日、株元に外側からと内側からたっぷりとお水をあげましょう。
水切れさせてしまった場合は、日陰に移動させ、たっぷりとお水をあげて様子を見ましょう。元気になったら、日なたに移動させます。
育てる秋色リースを作った植物のその後
・非耐寒性多年草の「アカバセンニチコウ」と「スウェディッシュアイビー」
非耐寒性の植物は日本では一年草扱いとされることが多いですが、多年草は冬の間室内で育ててあげることができれば、冬越しして来年も楽しむことができます。室内の風通しの良い、明るい場所で育てましょう。耐寒温度は7℃ぐらいです。だめもとで冬越しに挑戦してみても楽しいですね。
・半耐寒性多年草の「センニチコボウ」と、半耐寒性常緑低木の「ランタナ」と「ウェストリンギア」
ランタナとウェストリンギアは東京以西では外で冬越し出来ますが、霜に注意が必要なので軒下に移動させて根元を腐葉土などでマルチングしてあげると安心ですね。
センニチコボウは、半耐寒なので少し心配ですが、東京以西では短く刈り込んで軒下に移動させて腐葉土などでマルチングしてあげるか、室内に移動させて育てましょう。
寒い時期の水やりは、夜の寒い時間帯は避け、日中あたたかいうちにすることがおすすめです。
・耐寒性木本の「ハツユキカズラ」と耐寒性多年草の「ヒューケラ」
耐寒性は強く、防寒してあげなくても大丈夫です。寒さで地上部が弱ることがありますが、水が切れなければ春になるとまた芽を出して美しい葉を楽しめます。
育てるリースのすすめ
園芸ショップで働いていた頃、店頭に「育てるリース」を作って販売していたのですが、よく、通りかかる方に興味を持っていただき「これはどうやって作るのですか?」と聞かれました。
リース型のバスケットはかわいいけれど、普通の寄せ植えに比べると確かに作るのにも管理するにも少し手がかかります。でも、ポイントを押さえてしまえば特に難しいものではありません。
作成後は2~3ケ月ほど美しい姿を保てますので、季節ごとにお好きなイメージでリースを作ることができます。
今回は秋色でしたが、クリスマスカラー、お正月バージョン、春色、夏は涼し気なグリーン、多肉やセダムでも作ることができます。バレンタインにはハート型のリースで作るのもいいですね。直径18cmくらいの小さいリースで作る時は、5ポットくらいで作れます。
なんといっても生きている植物を植えるので、育っていく姿を毎日楽しめる事が魅力です。
ぜひ、オリジナルの「育てるリース」を作ってみて下さい。
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