育てた花で作ってみない?ビオラのドライフラワーの作り方
金子三保子
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春の草花の代表のようなパンジー、ビオラ。最近では晩秋ごろから苗の流通が始まるため、上手に育てることができると、半年以上花が咲き続ける草花です。
今回はビオラの花を使って作るドライフラワーの作り方をご紹介します。次から次へと花が咲くビオラ。生けたりドライフラワーにしたりして、部屋にも飾ってみませんか。
目次
ビオラを収穫!
ドライフラワーにするビオラを収穫する時の注意点
1.ビオラに限らず、草花を摘み取る時間帯は午前中早い時間帯か夕方にしましょう。植物にとって、日中は水分を蒸発させる時間帯です。水分をたっぷりと含んだ朝か夕方の花を使用します。
2.雨の日の収穫は出来るだけ避けましょう。花びらに水がついているので、ドライフラワーを作るのには不向きです。
ビオラは新鮮なビオラを使いましょう
こちらは花が咲き終わりのビオラ。ビオラは花の終わりになると、花びらがくるんとカールして、しわしわした触感になります。このような状態をドライフラワーにしても、きれいな状態のドライフラワーになりません。ドライフラワーにするビオラは、咲き始めの新鮮なビオラを使いましょう。
ビオラのドライフラワー・用意するもの
- ドライフラワー用シリカゲルを入れる保存容器
- ドライフラワー用乾燥材(シリカゲル)
- ビオラ
ドライフラワー用乾燥材(シリカゲル)
ドライフラワー作りに適したシリカゲルで、細かい砂ような状態なので、花にまんべんなくいきわたり、きれいに仕上げることができます。使用して水分を含んだシリカゲルは、フライパンなどで乾煎りすると再利用することができます。(テフロン加工は乾煎りには向きません。乾煎り可能なフライパンを利用しましょう。)
ビオラのドライフラワーの作り方
保存容器に半分程度のシリカゲルを入れてから、ビオラを敷き詰めます。
上からそっとシリカゲルをかけていきます。
花が隠れるように上からシリカゲルをかぶせます。空気が入らないようにしっかり密閉します。ここから1週間程度で完成です。
ビオラのドライフラワーの完成!
ビオラは、完全に乾燥するとカサカサした触感になります。水分が完全に抜けていないとビオラは、しんなりとした触感です。ドライフラワーになると衝撃に弱いので、触る時はそっと優しく取り扱いましょう。ピンセットがあると取り出しが便利です。
ビオラにかぶせたシリカゲルを取り去ります。直接手でビオラを取り出すと花びらが崩れやすいので、まずはビオラの上のシリカゲルを新聞紙などに少し移してから取り出すのが安全です。
ビオラが出てきました。色々試してみると、濃い色あいのビオラの方がきれいに色が出ることが多いですが、今回は淡いビオラもとてもきれいな色に仕上がりました。
取り出す時は花の後ろの茎の部分から取り出すと花びらが崩れにくいのでおすすめです。
ビオラのドライフラワーの完成!
ビオラのドライフラワーの飾り方
出来上がったビオラのドライフラワーは、お皿などにそのまま置いて飾ることもできますが、密閉容器に入れた方が湿気を吸わない分、長持ちします。
ボトルに入れるときのポイントは、ビオラの直径よりボトルの口の直径が広いものをセレクトすること。口が狭いボトルは、入れるときに花びらが崩れやすいのでおすすめできません。
ドライフラワーのビオラは衝撃に弱いので、繊細に取り扱いましょう。
フタをしてセット完了!
ビオラのドライフラワーはどれくらい持つ?
ドライフラワーの観賞期間は、だいたい3ヶ月~半年が日持ちの期間と言われています。ただし、同じ時期にドライフラワーにしたものでも置き場の環境によって、色の抜け方がまったく変わります。期間がたつと、ホコリがたまったりするので、長い間飾っているドライフラワーは、メンテナンスをして清潔を保ちましょう。
ドライフラワーを飾るのに適した場所
直射日光の当たらない風通しのよい部屋が、ドライフラワーを飾るのに適した場所です。
キッチンの水回りとガス周りは、油や水分が飛びやすいので、繊細な花もののドライフラワーを飾るには向かない場所です。
半年以上、咲き続けるパンジーとビオラ。続々咲く花をガーデニングの他、生けたり、ドライフラワーにしたりしてふんだんに楽しんでみませんか。
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