ドライフラワーの飾り方。インテリアにおすすめのおしゃれな飾り方と作り方
山田智美
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ドライフラワーをインテリアに取り入れてみませんか。ドライフラワーの説明から、ドライフラワーの種類、飾ってみたいアイテム、インテリアに合わせたおしゃれな飾り方、ドライフラワーの作り方、お手入れ方法など。ドライフラワーについて詳しく紹介します。
目次
- ドライフラワーとは?
- インテリアに取り入れたい!ドライフラワーの飾り方4種
- ドライフラワーの耐久性は?取り替え時は?
- ドライフラワーのお手入れ方法
- ドライフラワーの飾り方のコツ
- おしゃれなインテリアになる!ドライフラワー飾り方アイデア7種
- ドライフラワーの個性的な飾り方|灯りと併せてインテリアに
- ドライフラワーの作り方
ドライフラワーとは?
ドライフラワー(dried flower)はその名前の通り、乾燥した花を指す言葉です。花だけでなく葉や茎、果実など、乾燥させた植物全般に使用されます。
ドライフラワーは、それまで光合成を行い瑞々しく生命力あふれる存在だった植物を、乾燥させることによってそのままの姿を崩すことなく保存しようという手法です。
乾燥し色褪せ、姿を変えたドライフラワーには時間の経過を感じさせる頽廃的な魅力があります。
インテリアに取り入れたい!ドライフラワーの飾り方4種
ドライフラワーのリース
リースとは植物を環になるように編み込んだものです。始まりも終わりもない環のリースは永遠を象徴する縁起の良いアイテムとして、クリスマスを始めとする季節行事に使用されます。
リースにはフレッシュの植物を編み込んで飾りながらドライフラワーにしていくものと、最初からドライフラワーになった植物で作るものがあります。
ドライフラワーのスワッグ
スワッグとは壁飾りのこと。一見ブーケのように見えますが四方から見て美しいブーケと違い、背面は平らで壁やドアに吊るして飾れるような形に仕上げてあります。
スワッグの作り方は、生花を組んで飾りながらドライフラワーにする方法と、ドライフラワーになったものをスワッグの形にする方法があります。
ドライフラワーのスワッグは吊るして飾るだけでなく、テーブルや棚の上に寝かすように置いても楽しめます。
ドライフラワーのガーランド
「ガーランド」とは本来「花輪」という意味の英語です。かつては花や葉を繋いで作った冠などを指す言葉でした。現在では紐やワイヤーに植物やオーナメントを繋いで、輪にしていない状態のものを指してガーランドと呼びます。
ガーランドは壁や天井から吊るして飾ります。ガーランドも生花の状態からガーランドにして飾りながら乾燥させていく方法と、ドライフラワーをガーランドにして飾る方法があります。
ドライフラワーのガラス瓶
ガラス瓶にドライフラワーを詰めたインテリアアイテムです。ガラス瓶いっぱいに詰め込んだドライフラワーは子供の頃に集めた秘密の宝物のようで高揚感を刺激します。
一輪だけドライフラワーを納めたガラス瓶は、植物標本として楽しむことができます。ガラス瓶に閉じ込めたドライフラワーは場所を選ばず飾りやすいアイテムです。
ドライフラワーの耐久性は?取り替え時は?
ドライフラワーの耐久性は早いもので半年、きれいな状態を楽しめるのは1年~3年程度です。ドライフラワーは日光や空気中の水分、その他さまざまな要因により劣化していきます。徐々に色褪せていき、作ったばかりのドライフラワーとは異なる色に変化していきます。ドライフラワーを飾るなら変化の過程も楽しみましょう。完全に茶色く色褪せてしまった頃が取り替え時です。
ドライフラワーのお手入れ方法
ドライフラワーはとても繊細な存在です。水分を失って乾燥した葉や花びらは少しの刺激でももろく崩れていきます。
絵筆
リースやスワッグなど、細かい花がキュッと詰まったようなドライフラワーは柔らかい絵筆などで埃を払うようにしましょう。
ドライヤー
ドライヤーの風で埃を飛ばすという方法もあります。ドライヤーは弱風を選択して、少し離して風を当てるようにしましょう。
ドライフラワーの飾り方のコツ
長持ちさせるコツ!直射日光と湿気を避けて
ドライフラワーを長く楽しむためにも長持ちさせるコツを紹介します。ドライフラワーは湿気と直射日光が苦手。飾る場所は湿気が少なく、直射日光が当たらない場所を選ぶようにしましょう。
湿気が多いと、カビが生えたり変色してしまう心配があります。直射日光はドライフラワーを日焼けさせ、褪色を早めます。風通しが良く、直射日光が当たらない場所を選んで飾ると長く楽しめます。
おしゃれに飾るコツ!交換時を見極める
どんなにおしゃれにドライフラワーを飾っても色褪せていたり、黒ずんでいては美しくないどころか、だらしない印象になってしまいます。ドライフラワーは半年から1年くらいで褪色していきます。すっかり茶色くなってしまったと感じたら取り替え時です。
きれいに飾るコツ!時々お手入れをする
ドライフラワーは姿を変えないので、ついつい飾りっぱなしにしてしまいがち。よく見ると面影もないほど色褪せていたり、埃を被っていることがあります。
ドライフラワーもお手入れをしましょう。乾燥して崩れやすくなっているドライフラワーは、むやみに触らず、そうっと絵筆で埃を撫でるように払うのがおすすめです。またドライヤーの風を当てて、埃を飛ばす方法もあります。
おしゃれなインテリアになる!ドライフラワー飾り方アイデア7種
ドライフラワーをモダンなインテリアに
モダンとは現代的という意味です。モダンなインテリアとは直線を強調し、すっきりとまとまっているのが特徴。ともすれば冷たい印象にもなりがちです。
すっきりと直線を活かした空間に不規則な曲線を描くドライフラワーを飾ると、暖かみと心地の良さを演出できます。
ドライフラワーを一人暮らしのインテリアに
一人暮らしのインテリアにドライフラワーを飾るなら、ナチュラルで印象的に配置しましょう。部屋の中で大きなスペースを占めるベッドサイドにちょっとドライフラワーを吊るすだけで優しい雰囲気になります。
ドライフラワーのナチュラルな飾り方
ドライフラワーをナチュラルに飾るなら、カゴに入れて飾るのがおすすめ。まるで摘んできた花をそのままドライフラワーにしたような自然な感じを演出できます。
ドライフラワーをキッチンに飾る
キッチンには実用性を兼ねたドライフラワーを飾ってみませんか。お庭やバルコニーで摘んだハーブを紐に吊るすだけ。吊るしながらドライフラワーにしていきましょう。使いたいときにいつでも使えて、ガーランドとしても楽しめます。
ドライフラワーを一輪飾る
ドライフラワーを一輪ずつ壁に貼る方法です。マスキングテープを使えばはがすのも簡単。マスキングテープはハサミで切るのではなく手でちぎるようにするとよりナチュラルになります。
ドライフラワーを花瓶に飾る
ドライフラワーは生花のように花瓶に入れて飾っても楽しめます。花瓶に飾る際は時々出してお手入れをしましょう。季節や環境によってはカビが生えてしまうこともあります。
ドライフラワーの瓶詰め
ドライフラワーを瓶詰めにして飾りましょう。植物標本のように楽しめます。
ドライフラワーの個性的な飾り方|灯りと併せてインテリアに
ドライフラワーと灯りを合わせることでちょっと個性的な空間を演出できます。普段の間接照明の傍にドライフラワーを置いておくだけでミステリアスな雰囲気が漂います。
ドライフラワーをランプシェードにすれば、何だか不思議な空間が出来上がります。
さらに頽廃的な魅力を感じるドライフラワーと優しい灯りの組み合わせは、暖かで気持ちをリラックスさせてくれます。柔らかい間接照明の灯りの他、キャンドルと組み合わせるのもおすすめです。
ドライフラワーの作り方
自宅でドライフラワーを作ってみましょう。
ドライフラワーの作り方|おすすめ花材15種
乾燥しやすくドライフラワーになりやすい植物をいくつか紹介します。失敗が少なく、きれいに仕上がる花材です。
- バラ
- ミモザ
- アジサイ
- アナベル
- ラベンダー
- スターチス
- かすみ草
- アストランティア
- ノバラの実
- コットンフラワー
- ユーカリ
- バンクシア
- ヘクソカズラ
- シダ類
- スギなどの針葉樹
ドライフラワーの作り方|吊るし方
ドライフラワーにしたい植物を吊るして乾燥させる方法です。かすみ草のような茎の長いものや、ユーカリやノバラなどの大きな枝ものに向いている作り方です。吊るしている間もそのままインテリアとして楽しむことができます。
ドライフラワーにしたい植物を好きな長さに切って紐や輪ゴムなどをかけて画鋲で天井から吊るします。
吊るし方のコツ
直射日光を避け、風通しの良い場所を選びましょう。さらに壁から離して吊るすようにしましょう。壁に接着している部分がそのまま乾燥して型崩れするのを防ぐためです。
▼吊るして作るドライフラワーについて詳しく紹介しています。
「吊るして簡単! ドライフラワーの作り方。種類や飾り方のアイデアもご紹介」
シリカゲル
ドライフラワーように市販されているシリカゲルを使う方法です。シリカゲルの粒の中に花を埋めて、しっかり密閉します。2週間くらいできれいなドライフラワーになります。シリカゲルを使用する方法は褪色が少なく、きれいに仕上がります。
▼シリカゲルを使うとビオラもこんなにきれいなドライフラワーに仕上がります。
「育てた花で作ってみない?ビオラのドライフラワーの作り方」
ドライフラワーの作り方|花束
プレゼントでもらった花束をドライフラワーにしてみましょう。まず最初に花束をばらばらに解きます。花束はたくさんの花をぎゅっとまとめて組んだもの。花束のまま吊るすと、内側の方は蒸れてしまってうまく乾燥しないどころか、カビが生えてしまうこともあります。また、ドライフラワーに不向きな植物が混じっていることもあります。
花束をドライフラワーにするならばらして、1本ずつにするか、小さな束に分けて吊るしましょう。1本ずつにしたものを長く切った麻紐やワイヤーに吊るしておけば、それだけでガーランドとしてインテリアのアクセントになります。
▼ドライフラワーのガーランドの作り方を紹介しています。
「ドライフラワーのガーランドの作り方|クリスマスローズを使って」
ほおずきのドライフラワーの作り方
風船のようなほおずきを葉脈だけのドライフラワーにする方法です。透かしほおずき、網ほおずきと言います。葉脈だけになったほおずきはレースのような可愛らしさです。
▼とっても簡単なほおずきのドライフラワーの作り方を紹介しています。
「鬼灯(ほおずき)のドライフラワー!透かしほおずきの作り方」
たんぽぽの綿毛のドライフラワーの作り方
たんぽぽの綿毛もドライフラワーにできます。風で飛んで行ってしまう儚い綿毛をドライフラワーにして飾ってみませんか。
▼たんぽぽの綿毛のドライフラワーを作ってみましょう。
「たんぽぽ(タンポポ)の綿毛でドライフラワーを作ろう!コツや楽しみ方」
ドライフラワーは作るのも飾るのもとっても簡単。飾り方にルールなんてありません。自宅のちょっと空いている空間に彩りを添えるような気持ちで、もっと気軽にドライフラワーを飾ってみてください。ふとした時にドライフラワーの優しい色が視界に入ってくるのはいいものです。
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