吊るすだけ!ドライフラワーの作り方や管理のポイント・おすすめの植物

菊池レイコ
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お花をいけたとき、このお花はドライになるのかな?と、いろいろ吊るしてドライにチャレンジ。
うまくいくこともあれば、パラパラと崩れたり。どうすればうまく作れるの?
お花屋さんに教えてもらったドライフラワーを作る時のポイントや管理、ドライフラワーにしやすいお花をご紹介します。
目次
あると便利な道具
ドライフラワーを作る時にあると便利な道具をご紹介します。
生花用ハサミ
普段使っているクラフト用のハサミを使うとお花の水分で錆びてしまうことも。錆びると切れ味が落ちますので生花用ハサミを用意することをオススメします。そんなに使わないという場合は100均で揃えることもできます。
輪ゴム
お花を束ねる時に使用します。
麻紐
お花を吊るすときに使います。
S字フックやクラフトワイヤー
ワイヤーはお花を掛けるフックを作ったりと何かと使えます。
ドライフラワーの作り方
お花の準備
生花のときを楽しんでから、ドライにしたいところですがお花がくたんっと花首をもたげたり、萎れたりしてからでは綺麗なドライフラワーを作るのは難しくなります。お花がベストな状態のうちにお水から出しましょう。
お花を吊るす
吊るす前に、ドライになった時の飾り方も考えてから吊るしたほうがよいです。束ねたままドライにすると、ドライになった後に1本で飾る場合に束の時の形のままになってしまいます。1本ずつ飾りたい場合は、1本ずつドライにしたほうがよいでしょう。
大事なポイントは風通しと日当たり
ドライフラワーを作るのには風が大事。風通しのよい場所で乾かしましょう。
日当りは半日陰がベスト。直射日光や日差しが強い過ぎると色が抜けてしまいます。
ドライフラワーQ&A
ドライフラワーを作るのに適した時期って?
乾燥した季節が一番よいです。なので、秋~冬、春も比較的作りやすいです。湿度が高い梅雨時期や夏場は、花が乾燥しにくくなってしまうので、作りにくくなることもあります。
ドライフラワーにカビが生えてる?
きちんと乾燥しきれていない場合や、湿度が高い場所に置いているとカビが発生することがあります。
カビの発生を予防するためにもきちんと乾かしてから飾りましょう。また、埃やカビはドライフラワーを傷ませる原因になります。こまめにはらってあげたほうがよいです。
カビが発生してしまったら
カビが発生した場合は、残念ですが処分しましょう。
カビが生えてしまい、諦めきれず、除去してアルコールで拭いたことがありますが結果としては駄目でした。ドライだからといって永遠にきれいな状態のままもつわけではありません。ダメになってしまったらあきらめる潔さも大切です。
うまくドライにできない
お花の種類や大きさによってもドライのなりやすさは異なります。乾燥させることによって、どうしても形状が変わってしまうものもあればキレイに形を保持するものもあります。思うような形に乾燥させることができなかったら品種などを変えて再トライしてみても良いでしょう。
ドライフラワーにおすすめの花やハーブ
バラ
ドライフラワーといったら一度は作ってみたいバラ。色の濃いバラは、さらに濃くなりシックな印象に。
チューリップ
花が開ききる前の状態で作るのが形もキレイになります。茎が柔らかく、まっすぐ立たせることは難しいので、吊るして楽しみましょう。
チューリップ
- チューリップは春に花咲く球根植物です。チューリップの球根は直径3cmほどのものが多く、玉ねぎのような形をしています。この球根を地面に植え育てるのです。球根の先はとがっていて、その先端から花茎や葉を伸ばします。花茎の背丈は種類にもよりますが、15cmよりも下のものはありません。おおよそ15cm~60cmのものまでが主に出回っています。花びらの色は皆さんも良くご存知の様に赤、白、黄色をはじめ、ピンク、紫、複色などさまざま。咲き方も、ユリ咲き、パーロット咲き、フリンジ咲き、八重咲きなどいろいろな咲き方があります。チューリップの開花時期は、大きく分けると、早咲き、普通咲き、遅咲きの3時期があります。同じチューリップでも開花の時期がかなり違うので、違う開花時期のものを一緒に寄せ植えすると、開花時期がずれてしまい見栄えが悪いので、鉢植えに植える場合は単一種を植え付ける方が一般的です。 チューリップの育て方で大切なことは 1.よい球根を選ぶこと 2.適切な場所に植えて、適量の水やりをすること 3.寒さに当てること です。
紫陽花(あじさい)
ボリュームのあるドライフラワーに。徐々にゆっくりと色が抜けていくのも楽しめます。
リューカデンドロン
ドライになると、開いたりします。種類も豊富です。
バンクシア
ワイルドフラワーで人気のバンクシア。飾っておいてそのままきれいにドライになるので、初めての方にもオススメ。
ローズマリー
人気のハーブのローズマリー。ドライにしてリースにしてもよいですね。ギフトにそっと添えると香りも一緒に贈れますよ。
ローズマリー
- ローズマリーは、地中海沿岸地方が原産の常緑性低木です。ローズマリーは食用から化粧品まで幅広く利用されているハーブです。清々しい香りが特徴のハーブで、煮込みからグリルまで色々な料理に使われています。 ローズマリーは非常に強健で、乾燥した痩せ地でも育ちます。また強風にもよく耐える性質なので、非常に育てやすい植物です。ローズマリーには真っ直ぐ上に伸びる木立性と地面を這うように伸びるほふく性があります。ほふく性のローズマリーはグランドカバーとしても人気があります。ローズマリーは春から秋にかけて、青から青紫、またはピンクの小さな花を咲かせます。ローズマリーの花は環境さえあえば四季咲きです。
ユーカリ
こちらも飾りながらドライにできるので、初めての方にオススメ。香りも楽しめます。
ユーカリ
- ユーカリはフトモモ科ユーカリ属の常緑高木です。自生地では100m程の高木になるものもあります。ユーカリは非常に種類が豊富で現在確認されているものだけでも800種は優に超していると言われています。 ユーカリは枝葉の他、花や果実にも芳香があるのが特徴です。リラックス効果や虫除け効果があると言われ、精油やハーブティー、化粧品などで利用されています。 最近ではユーカリの切花も人気で、生花店の店頭でも頻繁に見かけるようになりました。ドライフラワーになりやすいというのも人気の理由で、スワッグやリースなどの花材としても多く利用されています。 ユーカリは品種を選べば日本でも庭木として楽しむことができる樹木です。ただし庭植えにすると思いのほか高木になるので、植える場所を考えてからにしたほうがいいでしょう。鉢植えのユーカリは剪定を行うことで、ある程度サイズの管理ができます。 ユーカリの葉はコアラが食用にすることでも有名ですが、ユーカリの葉であれば何でもいいということはありません。実際にコアラが食用とするのは800種以上もあるユーカリのうちの数種類だそうです。
ドライにするまで、ベランダや窓辺にお花がゆらゆら。どんなドライフラワーになるかワクワクします。ドライフラワーは飾り方いろいろ。あなたはどんな風に飾りますか?
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